すしログ:人気が高まるのは間違いなし!千歳船橋で佳肴と握りを織りなす鮨 一喜(すし いっき)

こんにちは、鮨ブロガーの、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)です。

こちらは千歳船橋にある現状穴場の鮨店です。

今回、とある大物YouTuberの方からお誘いを頂き、訪問しました。

すしログ

いやあ、嬉しかったです!

インフルエンサー、情報発信者の方は是非とも一緒に鮨を食べて、鮨の魅力を広めましょう!

鮨の全てをお伝えしますので。

 

鮨 一喜すし いっきさんはおまかせ11,000円と言う、随分リーズナブルなコースを出されていますが、満足度は高いです。

和食の修行歴がある親方の酒肴も魅力的ですが、独特のブレンドのシャリが個性的。

いずれ人気が高まるのは確実と感じる、小田急線で貴重な鮨店です。

「鮨 一喜」と親方・喜代永隆文さんについて

鮨一喜_外観

お店はコロナ下の2020年8月にオープンされました。

都心でも物件を探されたそうですが、コロナの状況を考えると千歳船橋で大正解だったのではないでしょうか。

コロナ後を見越しても、千歳船橋は立地的に「勝てる場所」だと感じます。

今後、都心は競争が激化する可能性が高いですが、郊外のリーズナブルな鮨店はアツくなると踏んでいます。

 

親方の喜代永隆文さんは鮨青海、鮨利﨑などで修業され、銀座の鮨きよしで二番手を任されていたそうです。

ただ、元々は和食畑出身とのことで、酒肴にもセンスを発揮されています。

詳細は後述しますが、凝り過ぎていない点が好ましく、握りとのバランスも良好です。

 

親方と話して感じた事は、仕事(調理)面だけでなくビジネスモデルも考えておられる方だと感じました。

現代の流行や人気店の人気の理由などを細かく分析されている印象を受け、その上でご自身だけの仕事を探求されている点が素晴らしいです。

緊急事態宣言の延長に伴い、あえなく一時休業されるそうですが、その間はシャリの研究と食べ歩きでご自身の鮨をブラッシュアップされる気満々でした。

今後が大いに楽しみですね!

一喜シャリ玉▲最初に提供されるシャリ玉。切りたてのシャリを味わわせる、初音鮨の中治親方が考案した手法だ

親方のシャリは酸味が結構強く、砂糖を不使用で、炊き加減は硬すぎず、ぱらりとほどけます。

キリッとした酸味、強すぎない旨味、軽やかな香りからヨコ井は不使用だと踏んだところ正解。

ミツカンの三ツ判山吹、同じくミツカンの白菊と私市醸造の赤酢をブレンドされています。

 

私市醸造は銀座・太一さん、築地・桂太さんと同じですが、こちらは山吹が主体です。

理由は、親方が山吹が好まれているため。

山吹は江戸前鮨の原点のお酢で江戸時代に生まれた銘酢。

旨味を私市醸造の赤酢で補強し、ミツカンの酸味を活かすブレンドだと感じました。

休業間のシャリの研究では違う醸造会社のお酢も試されるそうなので、今後の進化が楽しみです。

 

そして、全体的な仕事については、独特です。

金目鯛やノドグロ(アカムツ)など昨今のトレンドの魚を用いつつ、独自の調理思想で仕上げられています。

単に脂の強さやテキスチャーの柔らかさに頼らない点が大変好印象です。

 

同時に、メヒカリや鮎、マスノスケなど地方郷土性のある魚を使用される点も魅力だと感じました。

以上の要素により、酒肴と握りが織り交ぜられる「すし匠スタイル」ながら、メリハリがある構成になっています。

 

ちなみに、二番手の久保孝徳さんにも名刺をご用意されていて、挨拶の機会を設けられていた点が非常に好印象でした。

 

「鮨 一喜」の立地と雰囲気

お店は千歳船橋駅から徒歩でわずか2分ほどの場所にあります。

飲食店が連なる長屋状の建物にあり、知らなければ素通りしてしまいそうです(「長屋状」と言っても綺麗ですのでご安心を!)。

 

店内は6席のカウンターとテーブル席があり、こじんまりとしていますが、席の間隔はゆとりがあり、窮屈さはありません。

また、店内の香りも清浄です。

 

雰囲気はカジュアルなので、誰もが緊張せずに寛いで頂ける空間だと思います。

住宅地の千歳船橋にあって素敵な鮨店です。

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「鮨 一喜」のおまかせコースの詳細

価格は前述の通り11,000円です。

内容は訪問によって多少変わるかと思いますが、訪問した際は酒肴9品、握り12貫に玉子、椀。

コストパフォーマンスは抜群です。

しかも、タネのクオリティや仕事も抜かり無く、親方の気概を感じます。

 

じゅんさい、小柱

一喜じゅんさい小柱

食材の取り合わせに初手からセンスを感じる。

秋田産のじゅんさいが嬉しい。

小柱はサッと軽く火を入れているため、食感と甘みを出し、酒肴にあるように調整されている。

味付けは酸味を立たせて爽やかな土佐酢。

 

若竹煮

一喜若竹煮

春が終わりゆく頃に嬉しき名残の出会いもの。

 

真子鰈

一喜真子鰈

2日目ながら刺身なので食感が強めのものを選択されているそう。

これは嬉しい気配り。

 

焼き胡麻豆腐

一喜焼き胡麻豆腐

香りが良く、美味しい胡麻豆腐で、親方の和食経験を実感させる。

 

ガリ

一喜ガリ

酸味と辛味が強めで、甘みは弱く爽やかな味わい。

見た目は可愛らしいピンクだが、味は硬派なガリだ。

 

金目鯛

一喜金目鯛

勝浦産。ぶちっぶちっと食感が良く、脂は濃厚。

寝かせた上でみっちりした食感に仕上げている点が魅力。

一貫目からパンチのあるタネ。

 

春子

一喜春子

ふんわり、しっとりと非常に柔らかい食感。

ほぼ〆でおらず、塩で汗をかかせた後に酢にくぐらせている感じ。

 

アオリイカ

一喜アオリイカ

むちむちした身は、すぐにとろっととろけ、強い甘みが溢れ出る。

3日寝かせているそうだ。

実は親方は墨烏賊派とのことだが、夏場のアオリはとろとろを意識しているそう。

これは甚だ同感である。

 

一喜鯵

出水産。脂が非常に強く、食感はむっちり。

定番の合わせ調味料を噛ませている。

 

おつまみ茶碗蒸し

一喜おつまみ茶碗蒸し

鯛の酒盗と白海老を乗せた、おつまみとしての茶碗蒸し。

茶碗蒸し部分は具が無い点や、下味が薄味な点が良い。

白海老に徐々に火が入り食感が変化する点も面白い。

 

メヒカリの焼きもの

一喜メヒカリの焼きもの

皮はパリッと、身はほろりと仕上げた美味しい焼きもの。

 

鮪赤身

一喜鮪赤身

下田産、延縄111キロ。

みちっとした食感の身は旨味が強く、野趣が込み上げてくる。

むちっと艶めかしい食感が印象的だ。

山葵ではなく和芥子と合わせている。

 

鮪中トロ

一喜鮪中トロ

脂優先の中トロだがクドくなく、旨い。

 

小鰭

一喜小鰭

天草産

皮が極めて柔らかく、同時にジューシィな小鰭。

お酢の酸味を浸透させていて爽やかな味わい。

10分程度の短い〆かと思いきや、かなり長く〆ているそう(塩もお酢も両方)。

お酢に軽い甘みを付けている。

 

シマアジ

一喜シマアジ

山葵でなく柚子胡椒を使用。

漬けで身質をねっちり且つとろりに凝縮し、シマアジに脂が乗っているため、柚子胡椒との相性が良く、実に爽やか。

島寿司のような魅力がある。

 

ノドグロの餡掛け

一喜ノドグロの餡掛け

ノドグロながら蒸して軽く脂を抜いて、食感をむっちりに表現している点が良い。

皮は炙っている。

殊の外サッパリな仕上げで、シャリの酸味も存在感がある。

 

ホタルイカの味噌漬け、鮎の甘露煮

一喜ホタルイカの味噌漬け、鮎の甘露煮

終盤で酒肴を出しつつ、ともに塩味や甘みを抑制している点にセンスがある。

ホタルイカの味噌も強い塩気のことが多いところ、甘みのある味噌なのでまろやか。

味が濃くとも軽い良き酒肴。

 

帆立の磯辺焼き

一喜帆立磯辺焼き

肉厚な帆立をレアで仕上げ、鰹節と七味に黒胡椒を合わせる。

七味は東京の七味のように唐辛子の香りと辛味が強めだが、京都のものを使用されているそう。

 

赤貝

一喜赤貝

大阪湾。ひもを噛ませて握る。

甘みの強い赤貝で、香りも上品ながら楽しめる。

 

蝦蛄

一喜蝦蛄

非常に柔らかく、しっとりに仕上げている点に最初の驚きがある。

そして、ソフトな食感だからこそ甘みが舌に絡みやすく、蝦蛄の甘みを満喫できる。

火入れが秀逸な蝦蛄だ。

 

海胆軍艦

一喜海胆軍艦

甘みの強い無添加の海胆。

海胆の香りがしっかりある点も特徴。

 

マスノスケ 追加

一喜マスノスケ

桜の葉〆。

脂は言わずもがなで、マスノスケの香りが良い。

 

干瓢

一喜干瓢

温かい干瓢を用い、手巻きスタイルで提供。

よって、パリパリの海苔で軽やかにフィナーレを迎える。

 

玉子

一喜玉子

表面がトロトロのデザート志向の玉子で当世好み。

 

一喜椀

海老出汁に優しい味わいの味噌を合わせた味噌汁。

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「鮨 一喜」のお店の情報と予約方法

WEB予約については、ぐるなびから可能です。

ただ、現在、コロナ緊急事態宣言の影響で一時休業されているので、ご注意ください。

鮨 一喜(ぐるなびのリンク)

 

鮨 一喜(食べログのリンク)

店名:鮨 一喜(すし いっき)

シャリの特徴:

予算の目安:11,000円〜15,000円

TEL:03-6413-6168

住所:東京都世田谷区桜丘2-29-21 第一稲荷ビル1F

最寄駅:千歳船橋駅から140m

営業時間:一部12:30〜、二部17:00〜、三部20:00〜 ※緊急事態宣言に伴い一時休業中です

定休日:不定休

 

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コロナ後を見据え、郊外の鮨店に注目する、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)でした。

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