先日、玉英堂彦九郎さんを訪問したので、兄弟店のこちらにも伺ってみました。
玉英堂さんが自社ビルで重厚なお店を構えているのに対して、こちらは昔ながらの菓子舗の風情を感じさせます。
そして、玉英堂さんの方は創業1576年との事ですが、彦九郎さんの方は店主の祖父が京都で創業し1951年に人形町に移店との事。
元々同じお店の筈なのに大きく開きがありますが、老舗の系譜は謎が多いのが常ですね(笑)
丁度お店が閉まる直前に駆け込みで訪問したところ、売り切れてはおらず、無事に手に入れる事が出来ました。
接客は玉英堂さんよりも随分良いです(笑)
こちらのスペシャリテも玉英堂さんと同様に【とらやき】。
表記の違いはあれども、見た目は非常にそっくりです。
大きさ的にはこちらの方が平たく大きめで、一般的などら焼きの形状に近い。
あちらの方はこんもりと盛り上がっておりました。
頂く前に少し気になってしまったのが、成分表示。
原材料:砂糖、小麦粉、餅粉、蜂蜜、粉末油脂、生クリーム、トレハロース、味醂、膨張剤、小豆、アーモンドプードル
危険な添加物は使用されておりませんが、どら焼きとしては結構多めですね(笑)
味わいについては、玉英堂さんよりも食感がみっちりしているところが特徴となります。
また、最大の違いは餡の食感。
玉英堂さんの餡がサラッとしているのに対して、こちらは一般的にイメージする粒餡に近いです。
形状にも同じ事が言えますが、「一般的などら焼きに近く、その比較においてふわふわ
感を出した感じです。
このあたりは好みによるかと思いますので、食べ比べをオススメします!
ちなみに、お値段は向こうが280円で、こちらが220円です。
わしが在所
こちらのオリジナルの和菓子ですが、個人的にはとらやきよりもヒット!
同じく人形町にある壽堂の【黄金芋】に似ております。
【黄金芋】白いんげん豆ベースの黄身餡を用いているのに対して、こちらはさつま芋をベースにバターとミルクを加えた洋風の餡。
ニッキ(シナモン)の香りと調和しており、みっちりした食感も良い感じです。
スコッチウィスキーとの相性が良かったです。
食べ比べは面白いですね。
店名:京菓子司 彦九郎(きょうかしつかさ ひこくろう)
予算の目安:とらやき1個220円、わしが在所3本入り540円
最寄駅:人形町駅から80m
TEL:03-3660-5533
住所:東京都中央区日本橋人形町2-11-3
営業時間:10:00~21:00
定休日:不定休
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