こんにちは、初めて善光寺をお参りして感動した、すしログ(@sushilog01)です。
さて、ひとたび和菓子を好きになると、門前町や城下町に行く時はテンションが上がります。
その理由は、高確率で美味しい和菓子屋さんがあるからです。
しかも、かなりの歴史を持っているのに世間のグルメサイトのスコアは低く、グルメ冥利に尽きます!
すしログ
ハイスコアなパティスリーを巡るのも楽しいですが、是非とも低スコアの美味しい老舗も選択肢に入れて頂けると、和菓子好きとして浮かばれます(笑)
さて、今回ご紹介するお店は創業を江戸時代中後期にさかのぼる善光寺の老舗です。
名物は【酒饅頭】で、他には作っていない潔さ!
しかし、全国の老舗名店を思い浮かべると、名物一つで看板を守っているお店が多数あります。
これこそが100年企業の秘訣なのかもしれません。
酒饅頭本舗「つるや」の歴史について
酒饅頭本舗「つるや」さんは冒頭の通り江戸時代の創業で、安永8年(1779年)と言われます。
名刹である善光寺の参道で、一体何人の旅人の心を癒してきたのでしょうか…
追憶すると温かい気持ちになります。
そのような歴史があるため、「つるや」さんの【酒饅頭】は「善光寺七名物」の一つとされました。
「善光寺七名物」は以下の通りです。
- 鐘鋳川端のまんじゅう(つるや酒饅頭)【現存】
- 七味唐辛子(八幡屋磯五郎商店)【現存】
- 三国一の甘酒(善光寺本堂東側の公園にある茶店)【現存】
- 雲切眼薬(笠原十兵衛薬局、1543年から販売されている)【現存】
- 善海の田楽(世尊院の前)
- ねり膏薬(淀ケ橋川島屋)
- ローソク(東之門町牧屋)
「鐘鋳川」は現在無くなっていますが、かつては「つるや」さんは川端にあったようです。
酒饅頭本舗「つるや」の【酒饅頭】の味は?
頂く前にまず、お店入るとお酒の香りが漂っていて、香りが良いです。
【酒饅頭】は1個160円。
蒸したてを包んで頂きます。
僕は温かいまま頂きたかったので、善光寺の境内で空いている場所を見つけて頂きました。
まず、かなり驚いたのが、生地の食感です。
モチモチした食感に、ビックリしました。
頂いてみるとお酒の香りは上品。
お店でかいだ時とのギャップがあります。
そして、塩気が利いたサラサラな漉し餡が爽やかで、大きさの割にスッキリと頂けます。
中華まんのようですが、食感は大きく異なります。
薄紅色の色合いが、なんとも可愛らしいです。
今となっては素朴な味かもしれませんが、時代を経ても尚美味しいところが名物たる所以でしょう。
「いつの時代に誰が食べても美味しい料理」と言うのは、なかなか生み出すことは出来ません。
ただ、少し気になったのが下記のご案内。
腰痛治療のためお休みされるとのご案内が出ていました。
病状とともに後継者の方がいらっしゃるのかどうか、心配になりました。
酒饅頭本舗「つるや」のお店情報
酒饅頭本舗「つるや」さんのお店情報は下記のとおりです。
店名:酒饅頭本舗つるや
予算の目安:1個160円
TEL:026-232-5555
住所:長野県長野市東後町34
最寄駅:権堂駅から420m
営業時間:9:00~16:30(売切れ次第閉店)
定休日:水曜、不定休
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和菓子は食べるほどに好きになるお菓子だと感じる、すしログ(@sushilog01)でした。
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