こちらは亀山市関にあり、宿場町で生まれた老舗和菓子店です。
驚くべき事に、寛永年間(1624年〜1645年)の創業以来、銘菓【関の戸】のみを作り続けているそうです。
ここまで名物に絞っている老舗も、全国でレアだと思います。
仰々しい店名の由来は、官位が由来。
1830年(天保元年)に光格上皇から、御室御所(仁和寺)の御用達菓子司に指定されると共に、陸奥大椽と言う官位を得た事に因む屋号との事です。
銘菓【関の戸】は餅菓子となり、赤小豆のこし餡を求肥で包み、阿波和三盆をまぶした御菓子。
お茶を混ぜてアレンジした【お茶の香 関の戸】もあり、この度はそちらを頂きました。
お茶の香 関の戸
地ものの伊勢茶を石臼で挽き、和三盆と合わせ、関の戸にまぶしております。
求肥は歯切れが良く、薄く柔らかで食感を邪魔しません。
そして、抹茶の風味は濃厚。
強い風味と苦味が漂い、その後、和三盆の甘みが上品に包み込みます。
赤小豆のこし餡はサッパリした味わいで、和三盆とバランスが取られております。
和三盆と抹茶を合わせた御菓子だと、いと重菓舗の【埋れ木】も美味しいですが、こちらはまた違った魅力があり、美味しいです!
店名:深川屋 陸奥大掾(ふかわや むつだいじょう)
予算の目安:関の戸6個入り500円、お茶の香・関の戸6個入り600円
最寄駅:関駅から550m
TEL:0595-96-0008
住所:三重県亀山市関町中町387
営業時間:9:00~18:00
定休日:木曜
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