すしログ和菓子編 No. 36 熊屋@赤坂(福岡県)

f:id:edomae-sushi:20170305204736j:plain※2020年2月1日に熊久より屋号変更

長崎県平戸にある老舗和菓子店・牛蒡餅本舗熊屋。

創業年は明示されておりませんが、創業から240有余年の歴史を誇るそうです。

その老舗が福岡市の赤坂にお店を出していると聞き、お伺いしてみました。

平戸は少し行きにくいので、ありがたいですね。

こちらの銘菓は平戸伝来の【牛蒡餅】と【麩饅頭】。

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【牛蒡餅】は「牛蒡」と付けられておりますが、原料は黒砂糖、うるち米の餅。

原料ではなく、色合いと形状から名前を付けられたのでしょう。

平戸藩の茶道・鎮信流の茶菓子として用いられてきた為、江戸時代からの長い歴史のある、平戸ならではの御菓子です。

福岡のお店には2台テーブルがあり、イートインが可能です。

僕は【牛蒡餅】と【麩饅頭】の両方を頂き、麩饅頭には抹茶のセットを付けました。

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麩饅頭(ヨモギ入りこしあん)

麩饅頭と言えば、京都にある麩嘉さん高野山にある麩善さんなどが有名です。

それらの立地が示す通り、麩饅頭は元々お寺で重宝された植物性タンパク源でした。

こちらは職人さんが炊く餡を用いて独自の味を作っておられます。

頂いてみると、食感は非常にもっちり。

そして、噛みしめると生麩の香りと風味がふわっと漂い、モノの良さを実感させる。

餡は淡い色合いのこし餡で、小豆はきっちり北海道産を用いている模様。

ヨモギは柔らかな香りだが、流石に時期を考慮すると致し方ない。

とにかく、もっちり感と艶めかしい口当たりが妙な麩饅頭だと感じた。

他に胡麻入り粒餡、季節限定の桜麩など、変わり麩饅頭も楽しめる。

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牛蒡餅

前述の通り、元々はこちらがスペシャリテ。

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見た目以上にみっちりした食感で、餅の粘度も高い。

黒糖の香りが芳醇で、甘みは予想よりも穏やか。

黒糖の甘みがクドすぎず、それでいて甘みを取ったと言う満足感を得られる。

素朴でありながら現代でも通用する味わいの御菓子だと思う。

お店にはお子さん連れの方が結構来られており、びっくりしました。

伝統的な和菓子が将来に伝わっていくのは嬉しいものです。

店名:熊久(くまひさ)

予算の目安:季節の上生菓子セット600円(税込)

最寄駅:赤坂駅から450m

TEL:092-737-3993

住所:福岡県福岡市中央区赤坂1-15-21 宝ビル1F

営業時間:平日10:00~19:00、祝日10:00~18:00

定休日:不定休

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