こんにちは、蕎麦の人気を高めたい、すしログ(@sushilog01)です。
さて、この度、松江を訪問する機会があったため、ほぼ全ての食を蕎麦にしました。
島根県の名物蕎麦と言えば【割子そば】。
食べ比べをするとお店によって全く異なることに気付き、楽しいです。
すしログ
「中国山地蕎麦工房 ふなつ」の魅力とは?
「中国山地蕎麦工房 ふなつ」さんは、松江の中心地から少し離れた場所にあります。
しかし、お昼時は多くの人が並ぶほどの人気店。
平日であっても、可能ならばオープン早々の訪問がベターです。
お店の内外観は民藝調で、入ってすぐに蕎麦打ち場があります。
人気店なのに、接客が大変フレンドリーで好印象です。
お店の特徴は、1995年から自家栽培を行っているところです。
そばの名産地である奥出雲町の馬木(海抜700m)で育てておられます。
初夏からご家族で栽培を開始し、70日かけて収穫するそうです。
蕎麦粉は低温で保存され、夏場は真空パックを施されているので劣化しない配慮があります。
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そして、玄蕎麦は石臼で自家製粉されます。
基本的に粗挽きを行い、3種類用意されています。
お店が目指している味は、「昔風、粗野な穀物の味の十割」とのことです。
「中国山地蕎麦工房 ふなつ」の【割子そば】の詳細
それでは、頂いた蕎麦をご紹介します。
僕が頂いたのは【割子そば】840円です。
【割子そば】は出雲独特の郷土蕎麦ですが、食べ方が書かれているので、初めての方でも安心です。
割子そば
心が踊るビジュアルです。
ふなつさんは【そばの揚げ餅】と【そばぜんざい(スイーツ)】も付いてくるサービスの良さ。
【そばの揚げ餅】は、サクとろ食感で香ばしい。
甘味が上品に残り、爽やかな味わいです。
そして、肝心の蕎麦を頂きます。
こちらの蕎麦は、荒々しくザラッとした食感です。
粗挽きゆえにチクリとする口当たりで、なるほど、確かに粗野です。
これは割子そばとしては珍しい。
頂いてみると、強い香りと甘味、そして土の野趣のような残り香に魅了されます。
特徴としては、甘味が強い。
江戸蕎麦のような口当たりとのど越しではなく、もぎゅもぎゅと噛みしめる喜びと、粗野な感覚を楽しむ蕎麦と言えます。
割子は薬味でカスタマイズする喜びがあります。
蕎麦皿一枚一枚と言わず、一口一口で味を変えることすら可能!
いきなり全てを掛けるよりも、パターンを変えて楽しむのがオススメです。
そして、ツユは江戸蕎麦よりも甘味があるが、まろやかな範囲。
醤油のキレがあり、出汁もしっかりと利いています。
たっぷり入っている点は、江戸蕎麦との違いです。
ツユは、本枯節、鯖節、昆布、干し椎茸で出汁を引き、蕎麦ごとに4種類のツユを使い分けているそうです。
蕎麦湯はとろっとしているけど、蕎麦粉を添加しないナチュラルタイプかと思われます。
【そばぜんざい】
水菓子も付いてくるのが嬉しく、そのうえ蕎麦スイーツというのが素敵です。
「中国山地蕎麦工房 ふなつ」のお店情報
「中国山地蕎麦工房 ふなつ」のお店情報です。
店名:中国山地蕎麦工房 ふなつ
予算の目安:割子そば850円~
最寄駅:松江駅から2,400m
TEL:0852-22-2361
住所:島根県松江市外中原町117-6
営業時間:11:00〜15:00
定休日:月曜
郷土蕎麦は旅の満足度を上げてくれると感じる、すしログ(@sushilog01)でした。
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