こんにちは、焼鳥が大好きな、すしログ(@sushilog01)です。
今回ご紹介する「ばぁど家」さんは、吉祥寺で使い勝手が良い焼鳥店です。
東京の焼鳥店でも珍しい「青森シャモロック」を使用されていることを知り、お伺いしました。
結果的に、店名はゆるくとも確かな実力店だと実感しました。
モダンな焼鳥店が無い吉祥寺において、覚えておいて損の無い一軒です。
大衆的な焼鳥店とモダンな焼鳥店の良いとこ取りのお店かと思います。
吉祥寺「ばぁど家」の魅力とは?
「ばぁど家」さんは、荻窪、三鷹にもお店があるようですが、資本系ではなく個人店とのこと。
かなりの大箱なので、個人店と聞いた時は驚きました。
ご主人が焼き手で、女将さんが接客をされていて、サービスはフレンドリーです。
今回感じたお店の魅力については、以下のとおりです。
- 振り塩が上品
- 焼きの技術が高い
- なんと一串286円均一
- 一串あたりがボリューミー
- 「青森シャモロック」と「大山どり」を使用している
- 「陸奥八仙」を楽しめる
焼鳥の高級化と、そもそも鶏の原価が上がる中、非常にリーズナブルで正直驚きました。
ただ、リーズナブルと言っても調理技術に妥協無し。
大箱なのにじっくりと焼きに徹しておられ、本当の意味でのコストパフォーマンスが高いです。
イメージ的には大門の「大助」さんのような、モダン焼鳥と大衆焼鳥の良いとこ取りのお店だと感じました。
それでいて、塩は控えめに使用されていて、味わい的には上品です。
大衆路線だと塩と化学調味料を利かせるお店が多い中、素晴らしい試みです。
結果として、ボリューミーであっても食べ疲れない焼鳥に仕上げられています。
「青森シャモロック」は、鶏刺し類とさび焼きに使用されています。
そして、他の串は「大山どり」。
「青森シャモロック」は地鶏で、「大山どり」は銘柄鶏となるため、原価が異なりますが、「大山どり」は「鳥さわ」でも使用されています。
なので、一串286円均一と言うのは、抜群のコストパフォーマンスと言えます。
ちょうちんやハツ元と言ったレア部位や、手羽まで同額と言うのは凄すぎです(笑)
念のため、各鶏の情報は下記のとおりです。
青森シャモロック
- 鶏種:♂横斑シャモ×♀速羽性横斑プリマスロック
- 出荷日齢:平均110日
- 出荷体重:平均2.98kg
- 飼育方法:28日齢以降平飼い
大山どり
- 鶏種:♂チャンキー・コブ×♀チャンキー・コブ
- 出荷日齢:平均53日
- 出荷体重:平均3.2kg
- 飼育方法:平飼い
そして、最後に特筆すべきは、青森の日本酒「陸奥八仙」の品揃えです。
鶏の産地に合わせて日本酒を置いているところが好印象で、しかも幅広く楽しめます。
中でも頂いたどぶろくは、かなり印象的な味わいでした。
お会計も明朗です。
「ばぁど家」の焼鳥の詳細
「ばぁど家」さんは、前述の通り一串286円均一です。
鶏もお酒もたっぷり楽しんで5,000円~6,500円くらいに収まるので、老若男女問わず楽しめるお店です。
まずはビールで乾杯。
鶏スープ
お通しはサッパリ味の鶏スープ。
妙な小鉢を出す居酒屋よりも遥かにセンスがある。
口直しの大根おろし
さび焼き(シャモロック)
肉質は弾力があり、酸味もスッキリ利いている。
そして、味わいが濃い。
本山葵を使用している点は好印象。
シャモロックもも刺し
むっちりした肉質。
意外にもさび焼きよりも食感が柔らかく、歯切れが良い。
脂はしっかりと乗っていて、香りも強い。
それでいて、酸味があるため味が強すぎるわけではなく、味わい深い鶏だ。
もも
鶏の旨味と甘味を楽しませる。
しっとりほどけてジューシィ。
これは「大山どり」らしい肉質である。
ハツ
ボリュームにビックリ!
ぷりっと弾力がありつつ柔らかく、ジューシィ。
臭みは無く、お手本のようなハツの焼き方。
皮
これまたボリュームにビックリ!
それでいて焼きも良い。
カリカリ部分とくにゅっとした部分が同居している。
噛みしめると脂がねっちりと絡み、旨い。
大変パンチが有る皮だが、タレも塩気と甘味が穏やかなので重たくない。
椎茸
ジューシィに仕上げている。
野菜も塩気が控えめ。
鶉の卵
火入れがしっかりしていて、きめ細かいペースト状になっている。
一夜干し
味付けした後に干して凝縮しているので、日本酒に絶妙に合う。
キンカン
超濃厚なのは当たり前で、タレが主張しないところにポリシーを感じる。
キンカンの純粋な味を楽しませる。
ハツもと
焼き加減がミディアムレアで良い。
脂と食感、香りを楽しませてくれる。
ねぎま
しゃくしゃくな繊維質と脂の甘味を楽しませる。
これは火入れと振り塩によって実現されている。
ネギも焦げなく甘味がたっぷりだ。
手羽先
骨離れが良く、脂と力強い旨味を楽しめる。
同額とは本当に驚いた。
つくね
これまた巨大!
柚子の香りを感じさせ、軟骨が少量入っているつくね。
「ばぁど家」の立地と雰囲気
お店は東急からほど近い場所にあり、吉祥寺駅から徒歩10分弱です。
お店の外観もアプローチも個人店とは思えません。
内観も同様で、中庭を見渡せ、天井は高く、ダイニングバーのような内装です。
会社員から学生まで幅広い世代で賑わっていましたが、ゾーニングが細かく分かれているため、猥雑ではありません。
「ばぁど家」のお店情報と予約方法
お店は食べログWEB予約が可能です。
ほかの店舗も対応されています。
店名:吉祥寺 ばぁど家(きちじょうじ ばぁどや)
予算の目安:5,000円~6,000円
最寄駅:吉祥寺駅から400m
TEL:0422-27-6699
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-8-4 コスモス吉祥寺 B1F
営業時間:15:00~24:00(L.O.23:15)
定休日:年末年始
大衆店とモダン焼鳥の良いとこ取りのお店が一番寛ぐ、すしログ(@sushilog01)でした。
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