
こんにちは、焼鳥も大好きな、すしログ(@sushilog01)です。
市ヶ谷の「灯火」さんは今のところ「隠れた優良店」です。
地鶏の中でも人気が高く、名だたる有名店が用いている比内地鶏を用いつつ、リーズナブルで美味しい。
食べログのスコアは3.51ですが、これは上がります。確実に。

焼鳥だけでなく、お酒好きならば高確率でヒットします!
締めのメニューも魅力的です。

技術が高く、ちょっとした創作テイストが魅力!
それでいて全体的に塩気は上品なので、食後感が気持ち良いです。

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「市ヶ谷 灯火」さんは2022年11月にオープンした焼鳥店です。
南阿佐谷から移転され、屋号も「焼鳥 ながた家」から変えられた模様です。
使用する鶏は「日本三大地鶏」として知られる比内地鶏。
串打ちだけでなく、下ごしらえに繊細な配慮を感じ、火入れもブレなく美味しいです。

振り塩のアタリは少し強めですが、お酒と合わせる方向性としては問題ありません。
比内地鶏は味が濃い鶏なので、弱めよりは少し強めの方向性が正解なのだと思います。
お酒は女将さんが担当されていて、ご提案頂いても良し、豊富なメニューから自分で組み立てても良し。
燗上がりする銘柄も多い点に女将さんのお酒への愛情を感じます。
銘柄ごとにテイスティングノートを付しておられるのも素晴らしいです。
コースについては、【焼鳥おまかせ~10本~】5,115円と【灯火コース】6,270円で、後者は串8本に【比内地鶏の炊き込みご飯】が付くコースです。
内容と使用する鶏を考慮すると、今の時代にコストパフォーマンスは高いと感じます。

追加も魅力的。


食事メニューは本当に悩まされます。

お酒の1杯目のご提案は信州亀齢。
「ザ・長野酵母」と言うべき、甘味と苦味のある香り系酵母のお酒。
2杯目も香り酵母系だったので、その方向性が好きな女将さんなのだと思います。







サーモン、鹿児島県産天然カンパチ、胡麻豆腐、枝豆。
胡麻豆腐は濃密な胡麻の香りで、餡には出汁を効かせている。
ただ、率直に申し上げて、魚は出さなくて良い。
カンパチにトリメチルアミンに伴うネガティブな臭いが出ている点が残念であった。
他店でも痛感した事があるが、焼鳥店では無理に日本料理に寄せず、あくまでも鶏に寄せる方が得策だと感じる。
折角他が美味しいので、こればかりは謎であった。
本当に勿体無い。
コストは本業の鶏肉に掛けて頂きたい!

一串目はソフトな方向性のせせりで、くにゅり!と気持ち良い食感の後にシャクシャク、コリコリと快感が高まる。
そして、脂が滲みながら芥子と混ざる。
芥子の使用量が絶妙で、センスを感じる。

おもてなしを感じる!味も良し!

むっちり、ジューシィな胸肉。
繊維は火を入れてホロホロで、皮はバリバリ。
期待通りのコントラストを満喫。
紫蘇を噛ませてひとひねり加えている。

軽やかなタレに塩を併用かな。
別々のパーツと野菜を組み合わせている点が魅力的。
胸肉、ネギ、もも肉、ししとう、赤(もも肉の内側)もしくはスネ寄りのもも肉か?
ネギは香ばしくシャキシャキしていて、辛味もある。
一串で様々な味を楽しませてくれる配慮が秀逸で、最後はコクと香りが強いフィニッシュ。

大根おろしだけでないのが素敵だ。
繊細な配慮を感じる。

細やかな包丁が良い。
火を入れつつ、食感があり、瑞々しい。
酢橘の酸味を加えている模様。

ぷりぷりと気持ち良く、臭みは無く旨い。
極々ほんのりと血の香りが追い掛けるフィニッシュ。

うずらの卵の味を1つずつ変えるとは凄い!
この仕事には初めて出会った(他店の職人さん、パクらないであげて)。
黄身はとろっとろで、白身はぷりっと、そして香りが良い。

アラカルトでは自ら頼まない部位であるが、こちらのものは魅力だ。
ぷりっ、コリコリと食感が気持ち良く、脂がじゅわりと滲む。
黒胡椒がきりりと味を引き締める。

香ばしく甘くて、軽くホロ苦いのが魅力!
山形県産とのこと。

塩つくねの前にレバーというのは変則的な流れに感じるが、クセは無く、レバーらしい旨味を楽しんだ後に血の香りがふわっと広がる。

旨味と脂を満喫できる美味しいつくねだ!
ネギのシャキシャキ食感と、中国山椒かと思われる香りが魅力。

湯引きしてから焼いていると思われ、カリカリ、プリップリ、そしてコリコリと3重層の食感のコントラストが大きい皮。
全体的に凝縮感がある食感を満喫できる。

コリコリ感にタレの味を浸透させて水分を飛ばしている。
これは山椒を合わせると抜群に合う。

炭火焼きの香ばしさと比内地鶏の香りと食感が実に良い。
これは焼鳥屋さんならでは!
鶏の個性が活きている親子丼。
トロトロではなくこれくらいの卵の火入れが鶏に合う。

まろやかな方向性。
塩気も脂も穏やかで旨い鶏スープ。
なお、こちらは+450円で鶏そばに変更可能である。

これは秀逸なアイデア賞だ。
グリーンカレーの甘味とコクを白味噌で表現している。
また、アボカドが相性抜群でグリーンカレーに馴染む。
常に鶏がいるのは嬉しいな…
「灯火」さんのWEB予約については、一休経由で可能です。
店名:灯火(とうか)
予算の目安:7,000円〜9,000円
TEL:03-5929-7122
住所:東京都千代田区六番町4-11 朝日六番町マンション B1F
最寄駅:市ケ谷駅から350m
営業時間:17:30~23:30 L.O. 22:30
定休日:火曜
比内地鶏を使う人気店



焼鳥の進歩にワクワクする(でも高くなりすぎないでと願う)、すしログ(@sushilog01)でした。
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