![醸はせべ看板](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/230e938db59117f5d56f67dca989bdf7-1024x683.jpg)
こんにちは、広島のグルメ偏差値アップに小躍りしている、すしログ(@sushilog01)です。
今回ご紹介する「醸 はせべ」さんは、広島で実に気の利いた小料理店です。
味も雰囲気も良く、広島の美酒と合わせてご提案頂けるところが楽しい。
「大人の小料理店」と言う印象を抱く、素敵な酒場です。
![すしログ](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/bfff16286f71f92772bdffbe98056593.png)
広島で、落ち着いて上品な和食と日本酒を楽しみたい、と言う方に強くオススメします!
![すしログライブラリー_アイキャッチ](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/910017e372204aeb3368ce8ca768f40c-160x160.png)
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「醸 はせべ」さんの魅力については、上質な酒肴と「さらりとした意外性」のある調理、です。
修行先はお伺いしていませんが、確かな技術を持っておられ、開店後に着実に技術を高めてこられたことは明白です。
訪問の後に、開店は2009年10月と知り、今まで知らなかったことにショックを覚えました。
上記で表現した「さらりとした意外性」というのは、例えば【石鯛】の刺身を【小イワシ魚醤漬け】にする調理などです。
脂が乗った石鯛を醤油ではなく、魚醤で漬けるとは素敵なセンスです。
しかも広島県民に愛される魚、小イワシの魚醤で!
僕と同じく、このような取り合わせにテンションが上がる方は、高確率でヒットするはずです。
また、使用される魚介類の多くが呉産と言う点も面白いです。
広島の地魚に絞って提供される酒場は意外にも少なく、しかも呉市地方卸売市場を主戦場とされているお店については、僕は初めて出会いました。
上質な和食なので広島在住の方はもちろんですが、「広島ならでは」な魚介類に出会えるので、県外の人もバッチリ楽しめるはずです。
やはり、ご当地では地のものを食べたいですよね。
それでは、実際に頂いたお料理とお酒の詳細をご紹介します。
「醸 はせべ」さんは、おまかせコース一本となり、料金は税込10,000円です。
お酒も価格が明示されているので、明朗会計です。
![醸はせべお酒](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/09f956ccee2500b246d37c850a25d860-1024x683.jpg)
それでは、実際に頂いた内容を紹介いたします。
![酒器](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/b3cebc18e2f6bd02fef0cd8664e92eaf-1024x683.jpg)
- 金光酒造 賀茂金秀 辛口夏純
- 相原酒造 UGO IRIS 真吟精米
- 金光酒造 太陽の雨音 檸檬
![金光酒造 賀茂金秀 辛口夏純](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/8612bbe269806a5c146541f261056a6c-1024x683.jpg)
![トウモロコシと湧き水のスープ](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/b0370ab058abebe2cc6c8ccc4f84a949-1024x683.jpg)
トウモロコシの皮と芯を出汁代わりに使用し、味付けは塩のみ。
トウモロコシの甘味と瑞々しさを堪能させてくれる。
恐らく使用されていると思われる硫黄塩の香りとミネラル感が良いアクセントになる。
甘味を100%前面に出さない調味料使いに個性がある。
![呉産ベイイカの揚げもの](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/b105c58520f67741322e5e27babb9762-1024x683.jpg)
身はもっちり、コリコリしていて、甘味が強く、イカの香ばしさが食欲を刺激してくれる。
エンペラ部分は特にコリコリとした食感を楽しめる。
![呉産石鯛の小鰯魚醤漬け](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/bc3e798107fe36fd6d2f0aae667dc80c-1024x683.jpg)
あしらっている薬味はエゴマ。
石鯛は、みっちり、ぷりぷりした食感で、脂たっぷり!
…からの、魚醤のコクと香りが実に相性が良く、あたかも「ソース」のようだ。
石鯛の脂と魚醤を意識してエゴマを選択されているのだろう。
![相原酒造 UGO IRIS](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/50129038805f0657efff8807d3ff843d-1024x683.jpg)
![呉産ニシガイのぬた和え](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/12e80638bb1adbea5cd9b06008cbe8fe-1024x683.jpg)
ニシガイは強い食感を持つ貝で、ツブ貝の甘味と食感を強めた感じの味わいだ。
![ニシガイ](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/39737d24b8ec5dbd5aa868fed0a45979-1024x683.jpg)
貝殻はワニガメのよう。
ニシガイは瀬戸内広島が誇る美味しい貝だと思う。
![呉産太刀魚の焼きもの](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/ea95cd55d2d4c90ab86d01ceebf0a9f4-1024x683.jpg)
たたきキュウリと合わせて頂くところが、「会席料理」ではなく「小料理」と言った抜け感があって素敵。
爽快感を感じながら日本酒と頂く喜び。
![太陽の雨音檸檬](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/4df671c8e3b1a5deeb4a96dcba3741ea-1024x683.jpg)
![呉産真魚鰹炭火焼きトマト煮浸し](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/e15fe84837d090c4ffb0e74b3e5ea9cf-1024x683.jpg)
大変個性的な取り合わせだが、これが相性抜群だ。
強い味を乗せずに野菜の味わいで魚の印象を強めるなんて、センスが良いなあ、と。
味わいが強い夏の真魚鰹とトマトの甘味、酸味、香りが素敵なタッグ。
![桜の山農場豚肉のつくね](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/a6472e8461a2d70e5c6568627046a4c7-1024x683.jpg)
野菜は茄子、インゲン。
桜の山農場の豚肉とは、宮島口の「AKAI」さんと同じ仕入れでビックリした。
大変な人気を誇る豚肉とのことで、仕入れ力の強さを実感する。
お肉料理だが、重すぎず、味わい深く、良い食材の選択だ。
![鱧の土鍋炊き込みご飯01](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/344664af1dbaa2293242d6c255075215-1024x683.jpg)
鱧がたっぷりで嬉しいご飯。
![鱧の土鍋炊き込みご飯02](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/72bb68ab21d0f49ac2768f6578e3fda9-1024x683.jpg)
鱧の野趣と牛蒡の風味が魅力的な取り合わせ。
![鱧出汁と梅の澄まし汁](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/500296116405052309ab5a86a8dd5b08-1024x683.jpg)
鱧出汁と梅の澄まし汁は、枝豆がメチャクチャ美味しい。
梅昆布茶的な吸い物の中で、枝豆の甘味と香りが夏らしさを付加する。
水茄子も広島県産との事。
香の物や留椀にも季節感を採り入れておられる点に、意識が高いと感じた。
![水菓子](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/8a065a32d216c64d9d09a588b231ca6a-1024x683.jpg)
作りたての本葛餅!
水菓子が手作りの和菓子だと、おもてなしの心意気を深く感じて嬉しくなる。
「醸 はせべ」さんについては、食べログ経由でWEB予約が可能です。
店名:醸 はせべ(かもし はせべ)
予算の目安:おまかせ10,000円(税込)
住所:広島県広島市中区中町5-4 福田ビル2F
最寄り駅:袋町駅から300m
営業時間:
18:00~22:00 ※予約は21時開始まで、1日1〜3組まで
定休日:月曜
ご主人とともに柔術を習っておられる、宮島口のAKAIさん
![鮎の洗い](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/AKAI_IMGP3262-160x160.jpg)
別エリアの段原で上質な和食を頂ける、悠然いしおかさん
![悠然いしおかイノシシ](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/d7c9149ca6937f0412941bb85d9484f5-160x160.jpg)
広島で美味しいお店に出会うと心底嬉しい、すしログ(@sushilog01)でした。
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