こんにちは、生産者さん取材が大好物の、すしログ(@sushilog01)です。
広島で上質な和牛「榊山牛」を育てる生産者、馬上牧場さん。
生産者さんを取材した晩ご飯に、「榊山牛」の食肉加工も行う「焼肉ふるさと」さんを訪問しました。
しかも、同行者が「馬上さんもご一緒にいかがですか?」とお聞きしたところ、当日の夜の話なのに速攻で参加表明されてビビりました(笑)
アツい!
すしログ
しかも、ベストの状態で焼き上げて頂き、感涙モノでした…
本記事では、榊山牛と「焼肉ふるさと」の魅力をご紹介します。
「焼肉ふるさと」の魅力とは?
「焼肉ふるさと」の本店は、広島の段原というエリアにあります。
かつて「悠然いしおか」さんに伺う際にお店の前を通ったことがありましたが、宮殿のような外観が記憶に残ったものです。
聞くところによると、「焼肉ふるさと」の海田社長は飲食初参入で競争が厳しい焼肉を選ばれ、しかもいきなりこの宮殿を建てられたそうで、驚きます(しかも30代前半で!)。
それはさて置き、店内は非常にクリーンで、それでいながら食欲をそそる香りが漂っていて、明らかに美味しい焼肉店である事が分かりました。
「焼肉ふるさと」が凄いところは、家族向けのメニューを用意しつつ、グルメな方が楽しめるハイグレードな榊山牛メニューも用意しているところです。
要は、人によって「コスパ重視」でも「味・体験価値重視」でも楽しめる点が魅力です。
大胆なメニュー構成と合理的なシステム化のおかげで、「焼肉ふるさと」は月間3万人ものお客さんが訪問し、多い時には5万人にも達するそうです。
すしログ
味の面での魅力については、肉質の高さに尽きます。
僕のように「焼肉マニア」でない人であっても、明らかな肉質の違いが分かる程に美味しいお肉です。
僕は他店で榊山牛を頂いた事がありませんでしたが、率直に「こりゃ美味しい」と思った次第です。
どう美味しいか表現すると、非常に柔らかくて、旨味が強い。
これに尽きます。
そして、脂が多くなく、食後感は軽いのに、満足度が高い、と感じます。
国内のブランド和牛は脂の量で評価され、脂の量はBMS12が最高とされるところ、榊山牛はBMS7~8ほど。
数値的にも脂が少なく、それでいて旨い牛肉です。
1枚目が榊山牛で、2枚目が他の黒毛和牛です。
脂の部分を押させて頂きましたが、冷蔵庫内の温度で既に柔らかさが段違いで驚きました。
しかも、肉質が高いのにお値段がリーズナブルなところも魅力と言えます。
最も高いフィレのステーキは150gで税込6,600円、サーロインは5,500円と破格。
イチボは150g4,180円、クリミは150g3,850円と、価格設定が軽くバグってます。
特に東京の価格を知る自分としては、コストパフォーマンスに笑顔になりました。
広島名物として有名な部位【コウネ】も他店とはレベチな美味しさです。
「広島でコウネを食べてみたい!」と言う人は、とりあえず「焼肉ふるさと」を訪問すれば間違いありません。
そして、焼肉店では珍しく、一品料理も美味しいところも魅力です。
焼肉店ではどうしても一品料理が想像の範疇を出ず、調味料も貧弱な事が一般的です。
ファミリー層がそこまでのこだわりを持っていないのが理由かと思いますが、「焼肉ふるさと」はきっちりメニュー開発をされていて好感が持てます。
【水キムチ】は発酵の酸味を感じる本格的な味わいで、〆の【石焼きピビンバ】も下手な韓国料理店よりも遥かに美味しい出来栄えでした。
デフォルトのタレも甘味が抑制されていて美味しく、漬け込みの方も控えめなのでお肉の美味しさを実感できます。
ただ、残念ながら山葵は混ぜ山葵でした。
東京の自称グルメな方でも山葵に無頓着な方の方が多いので、広島では尚更である事は広島出身の自分は承知していますが、折角美味しい牛肉なのでコースについては本山葵にして頂きたいと感じます(あるいはオプションであれば頼みます)。
「焼肉ふるさと」のお料理の詳細
この度頂いたものは、下記のとおりです。
- 榊山牛の生ハム 1,749円
- 榊山牛のタン刺し 1,628円
- 榊山牛のハツ刺し 979円
- 榊山牛のセンマイ刺し 814円
- 榊山牛のコウネ(他県で言うブリスケ) 1,089円
- 水キムチ 209円
- 榊山牛のキソク(他県で言うハラミ) 1,859円
- 上ネギ塩タン 1,579円
- 榊山牛のサーロイン 5,500円
- 野菜スティック 704円
- 榊山牛のリブ巻 1,859円
- 榊山牛のヒレ 2.420円
- 榊山牛のギャラ 759円
- 榊山牛の大腸 1,089円
- 石焼きピビンバ 979円
この度は事前にお願いして【おまかせコース】仕立てで頂きました。
なので、初訪問される際は、上記メニューを参考にオーダーされると良いかと!
※価格は単品で頂いた場合の税込価格です
もちろん、個体識別もバッチリです。
榊山牛の生ハム
新作とのふれこみで頂いてみたところ、非常に美味しい。
脂の溶け方が凄い!
あたかも生クリームのような溶け方と強いコクで、香りも抜群だ。
喉で甘味と旨味を感じる。
榊山牛のタン刺し
「焼肉ふるさと」のタンは、極めて希少な無凍結。
それゆえか歯応えとコクが強い。
艶めかしく、そして滑らかな口当たりで、コリコリ感も魅力。
噛むとコクが高まる。
薄切りなのに強い存在感に驚く。
榊山牛のハツ刺し
ハツも臭み皆無で旨い。
とにかく鮮度の良さを誰もが実感できる味わいで、内臓類に苦手意識を持つ人でもイメージを変える事だろう。
榊山牛のセンマイ刺し
センマイは味わいよりも食感を楽しむ部位なので旨い!とはならないが、良き食感だ。
朝〆で流れるだけあり、凄いクオリティである。
榊山牛のコウネ(他県で言うブリスケ)
コウネの概念を破壊するコウネだ。
脂の甘味と肉の旨味を両立していて、口溶けが良いコウネらしいコリッとした食感もある。
感動的な美味しさのコウネで、語弊無く別次元のコウネ。
思わず語彙を失うほどのコウネである。
水キムチ
口直しに最適な水キムチ。
乳酸発酵の爽やかな酸味が嬉しい。
榊山牛のキソク(ハラミ)と上ネギ塩タン
榊山牛のタンは、ジューシィさと繊維質の快感、そして和牛らしい香りの強さが圧巻だ!
タンは抜群の食感と歯応えで、脂の滲み方が凄い。
含有量だけでなく融点も一因だろう。
キソク(ハラミ)
キソク(ハラミ)は柔らかく、繊維質の快感とも言える食感を楽しみながら旨味と特有の爽やかな風味を味わえる。
榊山牛のサーロイン
存在感が凄い!
サーロインは旨味と赤身肉の酸味が広がりつつ、脂がじゅわっと滲む。
しかし、脂は唇や舌に決して残らず、お腹の中でもスッキリ。
旨味と脂を楽しみながら、酸味が味わいを引き締める美味しすぎるサーロインだ。
そして香ばしい和牛香に魅了される!
野菜スティック
口直し的に頂けば、肉をまだまだ食べたくなる。
榊山牛のリブ巻とヒレ
塗ってあるタレの甘味が弱いので、脂の甘味が活きて、どっしりとした味わいを楽しめる。
ヒレのタレとはアグレッシヴな!と感じるが、タレの味付けと浸透が上品なので肉の味が分かる。
これは素晴らしい。
東京の人気店でもタレがベタ甘だったり、漬け込みが強すぎたりして、肉の味が分からない事が多々ある。
肉ではなくタレを食べさせる人気店など、魅力が無い。
榊山牛のギャラと大腸
ともに歯切れが良い!
臭みは全く無く、ただ食感や脂などを楽しませてくれるモツ。
鮮度の高さがダイレクトに活きている。
石焼きピビンバ
焼き方にこだわりがあり、食感のコントラストに驚く石焼きピビンバだ。
中はしっとり表面はカリカリで、他店の焼き方とは異なる。
榊山牛のテールスープ
濃密なテールのコクを楽しめる秀逸なスープ。
テールの大きな塊がゴロッと入っていてゴージャスだ。
「焼肉ふるさと」お店情報と予約方法
「焼肉ふるさと」さんのWEB予約については、公式サイトのトレタのリンク経由で可能です。
店名:焼肉 ふるさと
予算の目安:5,000円〜10,000円くらい(頼み方次第!)
TEL:082-236-3350
住所:広島県広島市南区段原2-20-4
最寄駅:駅からm
営業時間:17:00~22:30(L.O.22:00) ※お弁当・精肉の購入は11:00~15:00も可能
定休日:木曜
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榊山牛の魅力にうっとりする、すしログ(@sushilog01)でした。
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