こんにちは、ハイ食材室の輸入食材が大好きな、すしログ(@sushilog01)です。
いきなりですが、この度ハイ食材室で購入したアイテムはヤバいです。
【イベリコ豚のカルビ(赤身)とセクレト(霜降り)のセット】なのですが、本当に美味しいイベリコ豚で驚きました。
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ハイ食材室のものは「血統75%のイベリコ豚ベジョータ」とのことですが、上質なハモン(ハム)イベリコ・ベジョータと同じ香りが、なんと生のお肉から香ります。
その上、「合計800g」と記載があるところ、実際は「合計1,400g」あり、ちょっと焦りました。
1.75倍のボリューム!
もちろんタイミング次第で重量が変わるので今回は特にラッキーだったのだと思いますが、ハイ食材室のお肉は結構多めに入っているので信頼を抱いています。
本当に美味しいイベリコ豚を、たっぷり楽しみたいと言う方は、是非とも頼んでみてください!
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- 一般のスーパーでは体験できない美味しさ!
- 日本の豚肉とは完全に異なる味わいを楽しめる
- ボリューム抜群なので色んな料理を作れる
タップできる目次
ハイ食材室のイベリコ豚ベジョータが本当に美味しい理由
いきなりですが、現在「イベリコ豚」と聞いても、特別感を感じる人は少ないのではないでしょうか?
ブームの際にどこでも「イベリコ豚」が食べられたため、単に「スペインでドングリを餌に育てられた豚」程度にしか思わない人もいるかと思います。
ただ、「イベリコ豚」でもランク付けがあり、トップに君臨する「ベジョータ」でもピンキリと言う事実があります。
イベリコ豚の3つのランクと定義について
実は、イベリコ豚には3つのランクがあります。
- BELLOTA (ベジョータ)
- CEBO DE CAMPO (セボ・デ・カンポ)
- CEBO(セボ)
1の「ベジョータ(Bellota)」とは、スペイン語でドングリという意味です。
2と3の豚については、餌がドングリに限定されていません。
2は自然の穀物・ハーブなど、3は人工飼料です。
そして、2と3の大きな違いは、2が放牧で育てられ、3が狭い豚舎で育てられたものになります。
1の「ベジョータ(Bellota)」はドングリを餌にするので特有の香りが生まれ、放牧しているからこそ赤身が旨いのだと言われます。
「ベジョータ(Bellota)」はの生産量は、スペイン国内でわずか11パーセント程度。
日本では「イベリコ豚」として一緒くたにされることもありましたが、世界的に希少なブランド豚と言えます。
「ベジョータ(Bellota)」はデエサ(ドングリの森)で放牧され、ドングリを含む自然の産物のみを食べて育ち、試料を食べていない事が条件となります。
また、放牧と屠畜にも期間が定められていて、10月1日から12月15日までの間に放牧され、12月15日から3月31日までの間に屠畜されたものでないといけないそうです。
そして、さらに細かい条件があります。
- 放牧開始時の平均体重は92~115キロ
- 60日以上の放牧期間中で、体重が最低46キロ増加している
- 出生後最低14ヶ月飼育
- 枝肉個体の最低重量は115キロ ※血統100%イベリコ豚の場合は108キロ
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ある一定期間にドングリを餌に放牧され、規定の体重を超えられれば格付けをクリアできるので、食欲が旺盛であれば「ベジョータ(Bellota)」になれるのだ、と。
ハイ食材室では血統を重視されていて、血統75%以上のもののみを販売しています。
故に美味しいのだと、味に自信を持っておられます。
ハイ食材室のイベリコ豚ベジョータの味について
今回頼んだアイテムは【イベリコ豚のカルビ(赤身)とセクレト(霜降り)のセット】です。
左がイベリコ豚のカルビで、右がセクレトディバリガータです。
価格は3,980円(税込)で、送料無料。
カルビ468g、セクレト936gもあったので、100gあたり284.2円と激安です。
通常は100gあたり497.5円となりますが、それでもコストパフォーマンスが高いと思います。
イベリコ豚のカルビ(赤身)
塊肉の状態で、すでに日本の豚肉とは全く異なる見た目です。
赤身も脂身も「タフ」な感じです!
これがドングリなどで育てられた豚とは、ドングリ恐るべし…と感じます。
部位はチャックリブ(肩=前の方のバラ肉)とのことで、赤身に効果的に脂が入っています。
味わいとしては、明らかに他の豚肉と違う!
肉肉しい食感、強い旨味、何よりも香りが素晴らしく、印象的です。
レストランなどで頂く高品質なハモン・ベジョータの香りがあり、鮮烈でした。
イベリコ豚のセクレトディバリガータ(霜降り)
セクレトとは英語では”secret”となり、文字通り「秘密」。
美味しさのあまり「秘密」の部位で、スペインではお祝い事の際に食されるそうです。
「霜降り」と説明書きされるだけあり、サシのきめ細かさが半端ありません。
それでいて、脂がベッタリと重すぎない点が特徴です。
どうやらイベリコベジョータの脂の融点は37℃以下とのことなので、人肌で溶けるそうです。
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さらに、イベリコベジョータは脂身の50%以上がオレイン酸とのことです。
オレイン酸が豊富な肉は、脂の口溶けが良く、食後感がサッパリします。
また、不飽和脂肪酸であるオレイン酸は、「悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増加させる効果」があります。
見た目こそインパクトのある霜降りですが、実際に頂いてみると殊のほかアッサリしていて、美味しい!と感じました。
次に、調理例をご紹介しつつ、ハイ食材室のイベリコ豚ベジョータの味に迫ります。
ハイ食材室イベリコ豚ベジョータの調理例!
まずは【イベリコ豚のカルビ】も【イベリコ豚のセクレトディバリガータ】もシンプルに頂いてみました。
カルビの塩胡椒焼き
イベリコ豚のカルビに塩と黒胡椒をまぶして、熱した鉄鍋で焼き上げるだけ。
見た目は無骨ですが、頂いてみて、その味わいに驚きました。
このとおり、豚肉というよりも牛肉のような見た目の赤身です。
繊維質がしっかりしていて、噛みごたえがあります。
しかし、それでいて硬いわけではなく、心地良い噛みごたえ。
噛むほどに味が濃くなり、イベリコベジョータ特有の香りに包まれます。
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セクレトディバリガータのハーブ焼き
「ハーブ焼き」と言うよりは「ハーブまぶし」に近いですが、イタリアンをイメージして作りました。
ベランダ菜園のオレガノをたっぷりと使いました。
オレガノがなければ、イタリアンパセリでも良いですし、ハーブがない場合はセロリの粗みじん切りでも合うはず。
カルビの後だったので、味わいのコントラストにビックリです。
鉄鍋で表面をこんがりと焼いて、あとは予熱で火を入れます。
完全に焼くと脂が抜けてしまうので要注意!
調理前は見た目に少したじろぎましたが、確かに甘くて口溶けが良い脂です。
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「上質な脂と食感が良い豚トロ」と言う印象です。
セクレトディバリガータのスパイス焼き
趣向を変えて中華風に食べてみました。
とは言え、中華風スパイスミックスの「羊名人」をまぶして焼くだけです。
存在感の強い肉なので、羊肉向け用のスパイスがバッチリ合います。
脂がじゅわっと滲み、スパイスが軽やかにまとめてくれる。
なにせボリュームが有るセットなので、いろいろな味で楽しめると飽きません。
羊名人の記事
カルビ炒飯
イベリコベジョータの香りを活かそうと思い、アスパラガスと合わせて炒飯にしました。
肉は小さく刻んで先に炒めておきます。
香りが本当に素晴らしいので、炒飯は超オススメです!
セクレトディバリガータのアマトリチャーナ風パスタ
脂が美味しい豚肉なので、脂を活かそうと考えたのがパスタ。
フライパンでセクレトディバリガータの脂を溶かし、ニンニクとトマトをじっくりと炒めてソースを作ります。
他では食べられないリッチな味わいのアマトリチャーナになります!
ソテーした鰆・イベリコ豚カルビ・クルミと柚子のソース
イベリコ豚のカルビのナッティな香りをクルミと合わせ、更に魚介と合わせてみようと考えた野心作です(笑)
イノベーティブな方向性ですが、抜群に美味しく、鰆にピッタリ合います。
クルミのピュレは完成度が高かったので、レシピを書いておきます。
- ローストしたクルミ
- 柚子酢
- 味噌
- コラトゥーラ
- 柚子胡椒
- 青山椒
クルミはローストして香ばしくした後にミルサーで粉砕します。
そして、調味料を順に味を見ながら混ぜていきます。
使用しているミルサーとコラトゥーラは下記の通りです。
コラトゥーラはハイ食材室にもあります。
イベリコ豚と黄桃のカペッリーニ
こちらの料理も結構な離れ業でしたが(笑)、味と香りを繋ぐのに成功しました。
ハイ食材室のイベリコベジョータは香りがハモンなので、ハムやベーコンのように使えます。
一般的な豚肉の香りが無いので、魚とも桃とも合わせられます。
カリッと焼いてソテーしたリンゴに乗せても美味しいでしょう。
こちらも簡単なレシピをご紹介します。
下ごしらえ(2人分)
- 桃(食べやすいサイズにカットしたもの) 2個
- 玉ねぎ(スライスして氷水にさらしたもの) 15g
- トマト 1cm角切り 大さじ1
- レモンの絞り汁 大さじ1
- オリーブオイル 大さじ1
- コラトゥーラ少々
- 黒胡椒少々
- 桃の甘みが弱い場合は蜂蜜を大さじ1
上記を和えておきます。
先にセクレトディバリガータの特に脂が多い部分をカリカリになるまで炒める(クルトンをイメージ)。
そして、カルビに塩と黒胡椒を振ってソテー。
袋の表示よりも1分長く茹でたカペッリーニを氷水で締めて、下ごしらえの汁部分を絡める。
桃と豚肉を盛り付け、シブレット(なければ浅葱)を散らして完成。
イベリコ豚とトウモロコシの炊き込みご飯
ソテーしてダイスカットしたカルビとトウモロコシを土鍋で炊き込みます。
炊きあがる前にセクレトディバリガータをじゅわっとソテーしておき、炊きあがったご飯に加えて混ぜます。
イベリコ豚の香りとコーンの甘みが抜群の相性!
カリッとした食感のセクレトから脂がじゅわっと滲み、濃厚な味を加えてくれます。
脂のコクの強さを実感します。
トウモロコシでなくとも、豆や菜っ葉なども合うはずです。
ちなみに、一志郎窯の味事飯鍋を使えば、誰でも簡単に美味しい炊き込みご飯を作れます。
ハイ食材室イベリコ豚ベジョータの入手方法
ハイ食材室は楽天にショップを出しているので、下記経由で入手可能です。
今回ご紹介したセットはこちらです。
そして、カルビとセクレトは各々個別販売もされています。
すしログ
すべて真空冷凍なので、状態は良質なまま保たれています。
ハイ食材室は面白い食材がたくさんあるので、是非とも合わせ買いをしてみてください。
こちらにオススメアイテムのまとめを書いています!
輸入食材を使うと想像力が刺激されるなあと痛感する、すしログ(@sushilog01)でした。
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