こんにちは、鮨ブロガーの、すしログ(@sushilog01)です。
最近、インスタグラマーや食べ歩きをしている方から、「WordPressでブログを始めたいんですが、どうすれば良いですか?」と、立て続けに質問を頂きました。
これは非常に嬉しい質問です。
なぜなら、グルメ系の発信者はブログを作った方が絶対に良いと思うからです。
その理由は、ブログはSNSよりもストック型の資産になるためです。
SNS(特にインスタグラム)よりも大きな信用を得られ、自身の名刺代わりになるのが、ブログです。
僕はブログは2015年に始めましたが、「もっと早く始めれば良かった」と思いました。
ただ、当時でも決して遅くはなかったので、「始めるのはいつも今」だと感じます。
「自分が住んでいるエリア」や「自分が好きなジャンル」の特化型ブログを作れば、今でも検索上位を狙えます。
また、グルメブログはSNSよりも時間が掛かるのは事実ですが、執筆の過程で食の知識を増やすことが可能です。
以下のような方は本記事を読んで、グルメブログを検討してみてください!
・現在、SNSのみ発信しているグルメ系の発信者
・グルメブログが自分に合っているか知りたい人
・グルメブログで収益を得られるか知りたい人
・グルメブログを検討していて具体的な方法を知りたい人
そして、本記事で分かることは、下記のとおりです。
・グルメブログのメリット
・WordPressを使ったグルメブログの作り方が分かる
・初心者でも30分ほどで始められる
・収益化の方法も分かる
なお、自身のプロフィール・実績については、こちらのページにまとめています。
筆者は2020年10月にオンラインサロンの「マクサン」に加入して、ブログ技術とSNS運用について学びました。
「マクサン」は月額6,980円のハイレベルなサロンで、卒業資格は「2ヶ月連続で月50万円以上のサイト収益」となります。
あまりにも有益なので、卒業後も「OB会員」として月額料金を払って在籍しています。
グルメブログを作るメリットについては、このような感じです。
- 食の知識が増える
- 食べ歩きがもっと楽しくなる
- 情報がストック型の資産になる
- 「エキスパート」として信用を得られる
- 雑誌やWEBマガジンなどの執筆依頼を頂ける
- うまく運用すれば収益化を行い、食費に充てられる
「実利」の面では、他のブログジャンルよりも収益性が低いです。
「ブログで稼ぐ」ことが目的ならば、稼げるジャンルを狙うのが得策です。
しかし、グルメブログには収益以上のメリットがあります。
「食べ歩きが好きで、突き詰めていきたい」とか「食の発信で誰かのためになりたい」と思う方は、すぐにブログを始めて損はありません。
僕が「すしログ」を始めた理由は、「鮨ファンを増やす」ためでした。
鮨店を訪問するハードルが高い時代だったので、情報発信でハードルを下げて、業界を盛り上げる事が主目的でした。
きれいごとではなく、「誰かのために発信したい!」と思う人ならば運営する価値があります。
グルメブログとインスタなどのSNSを比較してみます。
ブログ | インスタ | |
---|---|---|
ストック性 | ◎ | 〇 |
検索性 | ◎ | △ |
専門性 | ◎ | △ |
バズりやすさ | △ | ◎ |
双方向性 | △ | ◎ |
まずは、インスタについて。
インスタはSNSなのでどうしても検索性が低く、ユーザーの層が幅広いので専門性が高くない方が受けます。
良いコンテンツを作る事と、フォロワーを増やす事は別のテクニックが必要になります。
ただ、バズやアカウントが大きくなった時の「影響力」や「知名度」はブログよりも獲得しやすいです。
個人的には、SNSは一長一短なので、ブログをやりながらSNSにも投稿するのがベストだと感じます。
片方ではリスキーです。
実際に、僕はインスタを始めるのが遅くて後悔しました。
SNSは投稿の「型」を作れば投稿がスムーズになるので、労力が倍増する事はありません。
次に、グルメブログが向いている人、向いていない人を整理します。
・食べることが好きで、ずっと続けたい人
・料理だけでなく飲食店や食文化が好きな人
・グルメライターなど飲食系の仕事をしたい人
・手間を掛けずに稼ぎたい人
・自分を認めて欲しい人
ブログで承認欲求を満たすことは難しいので、承認欲求が強い人はSNSに全振りするのがベターです。
次に、「グルメブログで成功する方法」について解説します。
自身が長年運営して得たコツやノウハウを放出します。
グルメブログを運営するコツについては、以下のとおりです。
- 「得意ジャンル」を決める
- 美味しそうな写真を撮る
- 料理の感想(食レポ)には根拠を添える
- 人気ブログの構成を調べてからスタート
- SNSも発信する
「得意ジャンル」や「好きなジャンル」の設定は必須です。
幅広いジャンルを食べ歩くとしても、「◯◯ならこの人!」と思われるようになると、再訪問してくれる読者さんが増えます。
そして、グルメブログでは写真が美味しそうでないと読まれません。
かつては写真が下手でもアクセスが多いブログもありましたが、現在はインスタのお陰で美味しそうな写真がスタンダードになったので、撮影時に意識する必要があります。
とは言え、撮影技術のマニュアルを読まなくても、「自分が美味しいと思う構図」を考えてから撮るだけでOKです。
考えて撮り続けていると技術はどんどん向上します。
また、非常に重要なポイントとしては、感想には根拠を添えることです。
ネットには「不味かった」と書きつつ、客観的な根拠を添えていないレビュー未満のクレームが散見されます。
美味しかった時でも、微妙だった時でも、自分にとっての理由を書くことは読者のために必須です。
そして、始める前にお手本とすべき人気ブログを見つけましょう。
その上で、構成などを真似させてもらいます。
コンテンツをパクるのは断じて許されませんが、参考にさせてもらうのは、あらゆる領域で短期間で伸ばすための秘訣です。
…自分は我流で始めたので、かなり苦労しました。
結論として、上の方でも書きましたが、今の時代、ブログだけでは勿体ないです。
そして、ブログのPVにも影響してくるので、SNSも発信した方がベターです。
僕はブログ以外に、インスタとTwitterを両方やっています。
次に、アクセス数を増やすコツを、お伝えします。
- 「地域×グルメ」の特化型ブログを作る
- 「ジャンル×グルメ」の特化型ブログを作る
- 新店や話題のジャンルは早く紹介する
- 記事が溜まったら「まとめ記事」を作る
- よく読まれている記事を分析する
色々とブログを見てきた結果、今でも伸ばせるのは「地域×グルメ」か「ジャンル×グルメ」の特化型ブログです。
特に、地域グルメはコンテンツが良ければ爆発的に伸ばせる可能性があります。
敢えて自分のエリアを絞った状態でブログを始めて、信用が高まったタイミングでエリアを広げる選択肢はアリです。
そして、PVを瞬発的に伸ばすテクニックとしては、新店や話題のジャンルのお店にすぐに訪問する方法があります。
実食して、すぐに記事を公開すれば注目が集まり、1記事で数100~数1,000PVを稼ぐことも可能です。
ブログ開設当初に非常に有効なテクニックです。
さらに、ある程度ブログ運営をした段階で、忘れてはならないのが「まとめ記事」です。
ニーズのあるテーマや、よく読まれている記事を集めて一本の記事にします。
そして、トップページに貼る事でアクセス数が伸びます。
このような「構造化」を行うことはSEO対策の上でも有効なので、慣れてきたら必ず行いましょう!
また、ブログを書いていると書くことばかりに気を取られますが、よく読まれている記事を分析することも大切です。
「どのようなジャンルが、なぜ伸びているか?」が分かれば、他の記事作成に活かせます。
また、数字を把握することでモチベーションにも繋がります。
「Google Search Console」と言うサービスで簡単に確認できるので、安心してください。
最後に、ブログには、無料サービスと有料サービスがありますが、どちらがベターか解説します。
答えから言うと、有料サービスの「WordPress」一択です。
僕はかつて無料ブログで運営していましたが、最初からWordPressで始めていれば…と後悔しました。
表現の幅がケタ外れで、自分らしいブログを作りたいならばWordPressです。
そして、収益化を考えているならば絶対にWordPressです!
無料ブログサービスやnoteは、大半のアフィリエイトを貼れず、Googleの広告収益も無いので、収益力がありません。
noteについては、プラットフォーム内で有料コンテンツを作るのに適しているので、ゆくゆくはブログ+noteで運用するのがオススメです。
WordPressのハードルが高かったのは過去の話。
ビギナーでも簡単に作れるうえに、ネット上にサポート情報がたくさんあるので運営も楽ちんです。
無料ブログよりもWordPressの方が圧倒的に楽しく、収益性が高いですし、WordPressならサイトを潰されることがありません。
グルメブログで潰されるケースは無いとは言え、WordPressなら年間1万円程度で自分の資産を作れます。
さらに言ってしまえば、年間1万円程度ならば初年度からクリアする事も可能なレベルなので、回収して実質タダで運用できます。
次の項目では、実際に低コストでWordPressを始めるためのノウハウを解説します。
WordPress(ワードプレス)の開設ステップは、わずか4つです。
- レンタルサーバーの申し込み
- レンタルサーバーのプラン選択
- レンタルサーバーの「かんたんセットアップ」
- WordPressの管理画面にログイン(完成!)
昔は複雑でしたが、今や「かんたんセットアップ」を使えば10分ほどで作れます。
全体の所要時間については、その後の設定を含めても30分ほどです。
ブログ3つと事業用サイトを1つ運営している上で断言します。
簡単である、と。
では、順に解説します。
WordPressはサーバーにインストールして使うシステムです。
なのでサーバーは必須となりますが、ネットワークの知識が無くても大丈夫です。
申込も簡単なので、難しく考えなくてOKです。
レンタルサーバーは有名なものが幾つかありますが、「ConoHa WING」がオススメです(運営は大手のGMOグループ)。
最速のサーバーで、高性能なうえに管理が楽なので、周囲で使っている人が一番多いサービスです。
管理画面が操作しやすいのもポイントで、僕は「エックスサーバー」と「さくらインターネット」も操作した事がありますが、個人的にはコノハ推しです。
▶ConoHa WING公式ページプランは「WINGパック」の「ベーシック」で問題ありません。
根拠は、自分自身がこちらで3つのサイトを運営していますが、スピード的に問題無いためです。
将来的に「スタンダード」に上げる可能性はありますが、ビギナーならば「ベーシック」一択です。
月額は941円なので、1年間にかかるコストは11,292円となります。
正直なところ、WordPressで真面目に運用すれば、この金額なら回収可能です。
僕も当社はランニングコストに不安を覚えましたが、全く問題ありませんでした。
「かんたんセットアップ」の申し込み方法について、公式ページに記載されていますが、抜粋して紹介します。
まずは、こちら。
そして、「メールアドレス」と「パスワード」を設定した後にプランを選びます。
その後、選択していった後に「かんたんセットアップ」の必要情報を入力したら、ほぼ完了です。
流れで無料独自ドメインも取得できます。
なお、ドメイン名については、事前に慎重に考えておきましょう!
運営の途中で変更すると新しいサイトとしてみなされるため、Google検索の評価を失います。
上位に表示されるうえで重要なので、最初にバッチリ決めるのが大切です。
ネーミングについては、サイト名、ブログのジャンルを含めて、覚えてもらいやすいシンプルなものが最適です。
読みづらかったり、長かったりするアドレスは面倒ですもんね…
そして、日本語ではなく英語、ローマ字ではなく英語表記…が良いと思います。
そして、ドメインで最後に表示されるトップレベルドメインの選び方。
有名な「.com」や「.jp」、「.net」を選べば間違いありません。
これらが埋まっているならば、「.blog」もブログには良いです。
変なのを選ばないようにしましょう。
動画も容易されているので、まず間違いなく登録できるはずです。
その後、WordPressの管理画面にログインすれば、サイトが完成です。
コノハのサイトにアクセスして、以下のとおりです。
- サイト管理
- サイト設定
- サイトURLと管理画面URLを確認
「サイトURL」は外部からアクセスした際のトップ画面で、「管理画面URL」は執筆・更新などを行う管理者サイトです。
初めて「管理画面URL」に入ると、ID/PWを聞かれます。
ここで、サーバー登録時に設定したID/PWを入力します。
すると、このような管理画面に入り、完成です!
作ったタイミングで、最低限やっておくと良いことをピックアップします。
「パーマリンク??いきなり専門用語」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
単なるURLの部分のことで、本記事のアドレスの場合「wordpress-start」の部分になります。
この設定は途中で変更すると非常に面倒です。
僕がはてなブログから移行して大変だったのが、この部分。
途中で変更するとSEO的よろしくないので、絶対に初めにやるべき設定です。
重要であっても設定は非常に簡単で、WordPressにログインした後、左メニューから「設定」→「パーマリンク設定」で変更が可能です。
そして、「パーマリンク設定」の画面で、「投稿名」を選択します。
その下の「カスタム構造」に「/%postname%/」と自動入力されれば問題ナシ。
最後に、「変更を保存」をクリックすれば設定が終わります。
記事作成の段階で、右メニュー内のパーマリンク「URLスラッグ」に入力することで、好きなURLを作成できます。
この時の注意点としては、アルファベットで入力すること。
日本語で入力すると、コピペした時にメチャクチャ長くなるので、オススメしません。
日本語で入力してしまっているサイトを結構見ますが…勿体ないと感じます。
プラグインは便利なものが無数にあります。
ただ、たくさん入れれば良いというわけではなく、たくさん入れすぎるとサイトが遅くなってしまいます。
遅いサイトは当然離脱されてしまうので、厳選するのがベターです。
一般的に、プラグイン数の目安は15個ほどと言われています。
そこで、
まずは、デフォルトで入っているプラグインについては、下記の扱いで大丈夫です。
- ConoHa WINGコントロールパネルプラグイン→デフォルトで有効化済み
- ConoHa WING自動キャッシュクリア→デフォルトで有効化済み
- Akismet Anti-Spama→有効化
- SiteGuard WP Plugin→有効化
- WP Multibyte Patch→有効化
- TypeSquare Webfonts for →削除してOK
また、入れておくと便利なプラグインは、以下のとおりです。
- Easy Table of Contents:目次を作成できる
- Broken Link Checker:リンク切れを自動的に教えてくれる
- Site Kit by Google:サイトの閲覧状況を1ページでまとめてくれる
- ポチップ:Amazon、楽天、ヤフーショッピングなどのアフィリエイトリンクを貼れる
- EWWW Image Optimizer:画像を自動的に圧縮してくれる
- WP Fastest Cache:キャッシュの削除
- Autoptimize:自動でサイトを最適化
- BackWP:自動でバックアップを取る
- Google XML Sitemaps:サイトマップを作成(「Google Search Console」二登録する)
各プラグインをググれば、今や細かく説明しているサイトが複数ヒットするので、ビギナーでもすぐに分かります!
グルメブログで稼ぐための方法については、主に以下の5つです。
筆者のすしログは全て経験しました。
- Googleアドセンスで広告収益を得る
- 親和性の高いアフィリエイトを活用する
- ブログで信用を得て、ライティングの依頼を頂く
- ブログで信用を得て、メディアに出演・協力する
- ブログとSNSで影響力を高めて、PR案件を受ける
ブログを収益化するためは、「Googleアドセンス」と「アフィリエイト」は必須です。
「Googleアドセンス」には審査があるので、ある程度記事を書いてから申請することになります。
そして、「Googleアドセンス」の広告収益は思ったほど高くなく、少なくとも10万PV以上でないと収益を見込みづらいのが現状です。
即金性で考えると「アフィリエイト」が圧倒的に上!
なので、まずやるべきは「アフィリエイト」を提供している「ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)」に登録する必要があります。
登録すべきASPやサービスは以下のとおりです。
グルメ領域と親和性があるものに絞りました。
そして、各々が得意とする分野(すしログ目線)は、以下のとおりです。
- ValueCommerce:グルメ系予約サイトやトラベル系サイト
- A8.net:食品、サプリなど幅広い
- もしもアフィリエイト:食品、ECサイトなど
- Amazonアソシエイト:Amazon全て
- 楽天アフィリエイト:楽天全て、特にふるさと納税がアツい
全て無料なので、サイトを作った後にとりあえず申し込んでおくと良いです。
記事を書きながら、貼れるアイテムを見つけたら、各ASPでリンクを作成して貼る流れです。
記事執筆段階で申請すると待つことになってストレスなので、サイト作成段階で申請しておきましょう!
何かに特化していたり、他人とは異なる発信を続けていれば、ライティングの仕事を頂けます。
僕はWEBメディアから多数ご依頼を頂いており、専門誌の『料理王国』に特集記事を書かせて頂きました。
単価はライターの知名度、文章力、文字数、掲載メディアによって変わりますが、自分のサイト以外に文章を載せて頂けることは、ブロガー冥利に尽きます。
また、テレビやWEBメディアなどから、出演や企画への協力をご依頼頂くケースもあります。
知名度と信頼を獲得しやすいので、積極的に協力することをオススメします。
ただ、テレビ制作会社には高圧的な態度をする人もいなくはないので、きっちり交渉を行い「出させてもらう」意識は完全に捨てて、「協力」の関係を作れる人とのみ付き合うのが鉄則です。
そして、ブロガーよりもSNSの発信者がメインとなりますが、影響力が高まると飲食関係の案件も来ます。
これは正直なところ玉石混交で、美味しいお店・自分の発信に合うお店を厳選する必要があります。
なんでもかんでもオススメしている人なんて誰も信用しませんからね…
僕は鮨領域の発信者なので、案件が無いに等しい状況です。
依頼が来るとしても微妙なお店ばかりなので、僕は鮨に限らず全て断っている状況です。
個人的な経験を踏まえると、タダ飯程度で信用を売るのはオススメしません。
フードブロガーは信用が第一なので、身銭を切ってリアルな情報を届けるのがベターです。
ただし、非常に美味しいのに知られていないお店があるのも事実です。
その場合は、自身の影響力を使ってお店を紹介すべきです。
お店の方を助けてあげられますので。
味やコストパフォーマンスが申し分ないなら読者の人にもメリットがあり、裏切る形にはなりません。
自分のことよりも、読者のことを考えていれば、下手を打つことはありません。
以上をもちまして、すしログ流のサイト・ブログ運営の説明を終えます。
基本的な事が多いですが、本質的な情報しか書いていないので、実践すれば成果が出るはずです。
食のサイトは楽しみながらやれば、人生が確実に楽しくなります。
食費は増えますが、収益化して食費に充てて頑張りましょう(笑)
ブログが大好きな、すしログ(@sushilog01)でした。