
こんにちは、「天丼」と聞くと無性にお腹が空く、すしログ(@sushilog01)です。
さて、洗練された高級な天麩羅も名人芸や天麩羅の進歩を味わえて魅力的ですが、日常的にいただくならば矢張り「天丼」だと思います。
塩でサクッといただく天麩羅とは全く別物の料理であり、タレとご飯でいただく背徳的なワイルドさが天丼の魅力でしょう。
今回お伺いした江戸川橋の「てんぷら天仙」さんは、さる食通の方からオススメいただき訪問しました。

結果的に満足度は非常に高く、庶民が食べる天麩羅はこれだよなあ!と舌鼓を打ちました。


「てんぷら天仙」さんは、1989年(平成元年)に創業された個人店としては歴史のあるお店です。
親方は銀座の名門「天一」出身ですが、あくまでも庶民派の価格帯で営んでおられます。
今回、休日のランチタイムにお伺いして、開店時間の少し前に到着しました。
しかし、結構な行列ができていて驚きました。
ギリギリ座れたので、休日は15分前か、1ターン目のお客さんが出た後の12時半以降が狙い目かもしれません。
ちなみに、「てんぷら天仙」さんは「東京五大天丼」の一つとして知られています。
「東京◯大」は多々ありますが、これは「東京クリティカル連合」(フリーライター宮田十郎氏、フリーライター渡邊隆氏、作家・馬場啓一氏)の『東京五大』で紹介されたそうで、他のお店は以下のとおりです。
- 三ノ輪「土手の伊勢屋」
- 人形町「天ぷら中山」
- 築地「てんぷら黒川」
- 銀座「てんぷら天朝」
※「てんぷら天朝」さんは魚市場が築地から豊洲に移転したことを受けて、ランチを止められたので天丼は現在ありません。
「てんぷら天仙」さんのランチは、かき揚げ天丼1,200円、海老野菜天丼1,300円、特製天丼2,300円、定食の花1,600円、月3,500円で構成されています。
紹介者の方が【特製天丼】推しなので、こちらを頼みました。
【特製天丼】は「海老2、魚2,野菜2、かき揚げ」で構成されていて、魚のうち1種は穴子なので2,300円でもリーズナブルです。
なお、価格の遷移を食べログで見てみたところ、2009年から2019年が1,600円で、2023年が1,800円でした。
ここ数年の物価上昇の急っぷりを感じますね。
1990年代から徐々に上がっていればなあ、と痛感します。

グルメ漫画『美味しんぼ』のようにスーパードライを全否定する人もいらっしゃいますが、僕は暑い夏の日にキンキンに冷えたアサヒビールはアリだと思います。

サラダは野菜が瑞々しく、ドレッシングは理研の青じそドレッシングと思われる。アットホーム。
香の物も「黄色い沢庵」と甘味を効かせた生姜の鰹醤油漬けで、昔の食堂のような親密さがあります。

天麩羅はふんわり、しっとり揚げられている。衣がふんわりとしているので優しい印象だ。
海老はぷりぷりで、ジューシィ。キスもしっとりと揚げられている。

穴子はまさかの一本!ホロホロしつつ、むっちり感もある点が魅力だ。穴子はカリッとした部分があり、コントラストがある。椎茸はコリッコリで、中には叩いた海老が入っていて嬉しいサプライズだ。

かき揚げも海老がごろっごろで、大盤振る舞い。

タレは甘味を効かせつつ香ばしさがあり、庶民派の天丼としてはバランスが良い甘味の塩梅だ。醤油のキレもある。お米はパラパラ、もっちりで、大変良い炊き加減。定食はご飯をおかわりできるようで、今の御時世に素晴らしいお店だと実感…

蜆がたっぷり入った赤出汁で嬉しい。
「てんぷら天仙」さんの予約については、夜のみお電話で可能です。
店名:てんぷら天仙(てんぷらてんせん)
予算の目安:ランチ:かき揚げ天丼1,200円、海老野菜天丼1,300円、特製天丼2,300円、定食の花1,600円、月3,500円
TEL:03-5261-2751
住所:東京都文京区関口1丁目23-6 プラザ江戸川橋 B1F
最寄駅:江戸川橋駅から100m
営業時間:11:30~14:00、18:00~(※最終入店 19:30まで)
定休日:日曜、祝日
街の天丼屋さんは庶民の癒やしだと実感する、すしログ(@sushilog01)でした。
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