こんにちは、和菓子大好き、すしログ(@sushilog01)です。
もはやタイトルに記載したとおりなのですが、浅草の「徳太樓(とくたろう)」さんは、東京でも訪問すべき和菓子屋さんの一つです。
個人的に、東京の和菓子の魅力は餡をストレートに頂く点だと思います。
京都の和菓子が餡を技術的に繊細、複雑に構成するのに対して。
東京では上生菓子よりも他の和菓子こそが東京らしくて僕は好きです。
「餡を頂く」と言う意味では、【きんつば】は最適なものの一つでしょう。
美味しい【きんつば】に出会ったことが無いという方はぜひ!
浅草「徳太樓」さんは創業を1903年(明治36年)にさかのぼる老舗です。
浅草の「観音裏」と呼ばれるエリアの三業地(花柳街)で名店としての地位を確立しています。
ポリシーは自家製の餡を使用する事。
今日び、餡を買ってくる老舗もあるので、餡にこだわり抜く姿勢に共感を覚えます。
そして、名物は【きんつば】と【御赤飯】です。
なお、きんつばの発祥の地は京都とされます。
江戸時代初期に編み出され、1600年代後半に江戸やその他各地に製法が広められたため、全国で見かける次第です。
当時は円形で刀の鍔に見えることから「銀鍔」と呼ばれていましたが、江戸に渡った際に「金のほうがめでたい」とされて「金鍔」に名前が変わりました。
きんつばの簡単な説明は、「粒あんを寒天でまとめて、小麦粉の皮で包んだ四角形の和菓子」となります。
「徳太樓」さんでは、幾つかの和菓子を頂きましたが、全て異なる餡というのが素晴らしいです。
「餡のマエストロ」的な和菓子屋さんであると感じます。
「徳太樓」さんの【きんつば】は、北海道十勝産の良質の小豆を使用しています。
自家製の餡は小豆を丹念に煮上げ、灰汁抜きし、そしてさらし、甘味を抑えて作られています。
粒の密度と香りが大変印象的な餡。
薄皮ながらむっちりした食感のある皮も実に良い。
甘味が控えめなので食後感が良い。
これは「美味しいきんつばを食べたことがない」人に是非とも食べて欲しいきんつばだ。
えんどう豆とは珍しい。しかも、豆の食感と香りを活かす餡だ。皮の食感も強めで存在感がある。
これは紛れもなく傑作だ。
粒の食感のある餡とさらっとしながら豆の香りを楽しませる漉し餡の組み合わせが絶妙。
コントラストから意外性を覚える逸品である。
色合いが美しく、頂く前から期待が高まる。
ゆとりのある方は蒸籠で温めるのが良い。
餡作りに長けている名店だけあり、御赤飯の小豆も美味。
食感を活かしつつ、野暮ッたくない。
ご飯には塩気を効かせているので、付属の黒胡麻は塩が入らないよう調整するのが良いだろう。
「徳太樓」さんのお店情報については、以下のとおりです。
店名:徳太樓(とくたろう)
予算の目安:きんつば150円、茶巾うぐいす200円、鹿の子210円、御赤飯500円
TEL:03-3874-4073
住所:東京都台東区浅草3-36-2
最寄駅:浅草橋駅から100m
営業時間:10:00~17:00
定休日:日曜、祝日
老舗には発見が多いなあとしみじみ思う、すしログ(@sushilog01)でした。
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