大阪でも知る人ぞ知る和菓子【十三焼】。
【十三焼】を作る今里屋久兵衛さんは、なんと1727年(享保12年)に創業を遡り、淀川(旧称・中津川)のそばで銘菓を作り続けてこられました。
要はかつては渡し船の発着場があり、その近くで茶店を開いた事が発端となりますが、今なお【十三焼】一つで現存していると言うのは、奇跡的な事だと思います。
歴史を調べたところ、下記のブログに詳しく紹介されており、大変面白い記事でしたので、紹介させて頂きます。
尚、2014年3月に十三駅そばの横丁で火災があり、敢え無くお店を焼失されてしまったそうですが、現在は改札直ぐそばの仮店舗で販売されております。
十三焼
商品はシンプルに2種類のみで、餅とヨモギを加えた草餅タイプ。
こちらの特徴は、餅の食感。
薄い事に加えて、歯切れが非常に良く、「餅」と言うよりも団子のように伸びの少ない食感です。
かといって穏やかなモチモチ感もあり、噛み締めるのが気持ち良い。
そのような餅を噛み締めれば、すぐさまこし餡が顔を出します。
甘みはそこそこ付けておりますが、塩気でサッパリとまとめたこし餡。
餡の量は餅のサイズに対して多めで、ついつい手が伸びてしまう味わいです。
ヨモギの方は、冬なのに香りが良く、印象深かった。
焼くとサクサク感が付与され、また違った楽しみがあります。
より軽やかに頂いてしまいます。
餅も餡も強すぎないところ、餅の食感が軽やかなところ、餡に塩気を付けているところなどが、年を通して渡し場で繁盛した理由かな…と昔に思いを馳せました。
店名:今里屋久兵衛(いまさとやきゅうべえ)
予算の目安:10個入り800円
最寄駅:十三駅から西改札口前
TEL:090-3464-8427
住所:大阪府大阪市淀川区十三本町1-2-27
営業時間:9:30~22:00
定休日:月2回日曜
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