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麸藤(ふうとう)
こちらは西本願寺からほど近い場所にある生麩、生湯葉の専門店です。
Googleも食べログも2件しか口コミが入っていませんが、美味しい麩饅頭を探してたどり着きました。
外観は飾り気が無く、街に馴染んでおりますが、実は1853年(嘉永6年)創業の老舗との事。
営業は15時までなので、前もってお取り置きをお願いして立ち寄りました。
店内は親近感が湧く庶民的な雰囲気ですが、【麸まんじゅう】と【さくらもち麸】は在庫が少なく、お取り置きをお願いして正解でした。
午後に訪問される方は、お取り置きが必須かと思います。
この度頂いたもの
・麸まんじゅう(笹巻麸)3個650円
・さくらもち麸200円
・ごま麩460円
・萩麩300円
・六条麸320円
麩まんじゅう
生麩は瑞々しく、もっちりした食感。
蓬の香りは非常に上品で、むしろ笹の香りがしっかりしており、麩自体の香りも良いです。
餡はお店によると「甘さ控えめ」との談ですが、個人的には割と強めだと感じ、それが麩と合っていると感じました。
さらりと流れるような漉し餡の口当たりも魅力です。
さくらもち麩
桜の葉の香りが強く、香しい。
麩まんじゅうよりもむっちりした弾力のある食感ですが、これは葉が纏う水分が要因でしょうか。
葉っぱの穏やかな塩気を含め、餡の甘みが引き立ちます。
ピンク色はベニコウジ色素で着色されており安心。
ごま麩
胡麻の香りは上品で、むっちりした歯応えが魅力。
胡麻油で揚げるように焼いても抜群に美味しい。
萩麩
粟、キクラゲ、銀杏が入った生麩。
異なる食感と風味の組み合わせが奥行きを与えてくれる。
六条麸
昆布出汁、醤油、味醂で味付けして胡麻油で揚げた珍味。
味が強く、これは酒肴やおかずに最適です。
軽く油を搾り、山椒を振って頂くのがオススメ。
麩は様々な楽しみ方が出来る食材なので、ご近所の方が羨ましく思いました。
豆腐屋さんですら潰れゆく東京では難しいかもしれませんが…
京都の強さって、こう言った専門店から分かります。
麸藤さんのお店の情報
麸藤(食べログのリンク)店名:麸藤(ふうとう)予算の目安:文章中の通り、麸まんじゅう3個650円など
最寄駅:五条駅から350m
TEL:075-351-1170
住所:京都府京都市下京区六条通若宮東入ル若宮町536
営業時間:9:00~15:00
定休日:水曜、日曜、祝日
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