こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回はみいの寿【三井の寿 Coccinella(コチネレ)】をテイスティングします。
人気酒蔵の夏酒です。
「甘味の無い、熟したメロン」のような香りで爽快感を味わわせつつ、味は硬派な路線です。
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「みいの寿」さんは、福岡県三井郡で1922年(大正11年)に創業された酒蔵です。
特定名称酒の製造比率の高さが有名で、全体の90%以上が特定名称酒、しかも純米酒が占めている点が特徴です。
それが奏功して全国的に有名な銘柄となっています。
同時に、名作『スラムダンク』をオマージュしたラベルのお酒が人気を博し、海外の知名度も高い銘柄です。
これは酒蔵が『スラムダンク』からインスパイアされたように思われていますが、実は作者の井上雄彦さんが三井の寿の日本酒のファンだったため、「三井 寿(みついひさし)」と命名したので事実は逆になります。
三井 寿の背番号は14なので、ラベルに「14」と書いた湘北高校のユニフォームカラーのデザインを施すなど、キャッチーな試みをされています。
今回の「コチネレ」はイタリア語で「てんとう虫」を表します。
「てんとう虫」は俳句の夏の季語なので、夏酒として販売されています。
それでは、みいの寿【三井の寿 Coccinella(コチネレ)】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、クリスタルがかったやや淡いグリーンの色調をしています。
香りの第一印象は華やかです。
青メロンと強めのミネラル、セルフィーユを思わせる青い香りがふわっと広がります。
そして、ほのかなバナナやライチ、パイナップルが混ざります。
お米由来の香りは極々弱いです。
口に含むと、第一印象はやや軽いです。
まろやかな甘味に丸みがある酸味とコクを与える苦味が味を引き締めます。
バランスは溌剌としていてドライです。
そして、余韻はやや短めです。
「甘味の無い、熟したメロン」のような香りで爽快感を味わわせつつ、味は硬派な路線です。
味の方向性的に爽快に飲みたいので、冷酒一択です!
柑橘を聞かせたカルパッチョと頂くのが良いでしょう!
みいの寿【三井の寿 Coccinella(コチネレ)】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):みいの寿(福岡県 三井郡大刀洗町)
- ブランド名:三井の寿 Coccinella(コチネレ)
- 特定名称:純米酒
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:吟のさと
- 精米歩合:60%
- 酵母:協会901号
- アルコール度:15%
- 日本酒度:+1
- 酸度:1.8
- 価格(500ml):1,155円
みいの寿【三井の寿 Coccinella(コチネレ)】については、夏に入荷情報を見て注文するのが良いです。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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