こんにちは、鮨ブロガーのすしログ(@sushilog01)です。
いわゆる「海なし県」の奈良県は、スシと言えば江戸前鮨よりも柿の葉寿司の土地でした。
故に奈良を訪問した時は積極的に柿の葉寿司を頂き、比較記事を書いた事もあります。
すしログ No. 86 【柿の葉寿司の食べ比べ】奈良でおすすめの柿の葉寿司は?しかし、橿原神宮前の「鮨かわしま」さんにお伺いしたところ、クリーンヒット。
奈良県発!何処にも無い鮨を編み出す職人!橿原神宮前「鮨かわしま」そして、本記事でご紹介する「ならまち 鮨はなこ」さんも大変魅力的なお店です。
「鮨かわしま」さんのようにエッジが効いた方向性ではありませんが、王道の江戸前鮨の醍醐味を伝えてくれるお店です。
それでいて古臭いことは全く無く、タネの構成や切り付け、盛り付けなどはモダンな江戸前鮨です。
2022年8月のオープン以来、姉妹で切り盛りされていて、軽やかな雰囲気も魅力!
奈良に真っ当な江戸前鮨のお店が誕生したのは嬉しい限りです!
ただ、実は極めて残念な事に、「鮨かわしま」さんと同じく、食事を頂いた時のメモがクラッシュしてしまい、情報をロストしてしまいました…
ついては、御料理は写真メインで記載させて頂きます。
松宮親方、誠に申し訳ありません…!
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「ならまち 鮨はなこ」さんは、2022年8月にオープンした気鋭の鮨店です。
親方は店名のとおり、松宮はなこさんで、ご姉妹でお店を切り盛りされています。
松宮親方は元々スポーツインストラクターだったそうですが、鮨職人へと転身。
「飲食人大学 大阪校」に通われた後、系列の実店舗「千陽」で現場経験を積まれたとの事。
さらにその後、オーストリアに行かれたそうです。
鮨専門学校を卒業された職人さんは現場でセンスが求められるものだと思いますが、松宮親方は鮨職人としてのセンスがある方だと感じました。
切りつけも握りも安定感があり、何よりも鮨の生命線であるシャリが良いので。
松宮親方のシャリは奈良らしく甘味があり、穏やかな味わいです。
赤酢を用いている事がすぐに分かりますが、アタックは穏やかで、まろやかな味わいです。
使用されているお酢は、岐阜の内堀醸造の赤酢に、京都の千鳥酢(米+酒粕)をブレンド。
まろやかな味わいを志向されていると感じたので、飯尾醸造さんの富士酢プレミアムをブレンドすれば、更に松宮親方が求められているシャリになるのでは?と思います。
そしてタネの構成や仕事は当世流でモダン。
金目鯛やノドグロを使用されるので、ここ数年で鮨好きになった方が喜ぶ構成です。
(古都なので)より古風な仕事を盛り込んだり、奈良の食材や調味料を積極的に取り込むと更に面白くなるのは間違いありません。
「鮨かわしま」さんにお伺いされるとインスピレーションがあるのではないかと感じます。
ただ、上記コメントは東京在住で全国を鮨の為に飛び回る鮨の変態目線のコメントです。
奈良の江戸前鮨店としては貴重な一軒であり、奈良在住者の方のオアシスである事は紛れも無い事実です。
だからこそ、様々な老舗からインスピレーションを得て、ご自身らしさを鮮烈に表現されると県内外の人を幅広く惹きつける筈だと感じた次第です。
今後も奈良の鮨を盛り上げて頂きたい!
「ならまち 鮨はなこ」さんはランチ営業されている点が非常に嬉しいです。
ランチは4,500円、8,000円で、夜は8,000円、12,000円でおまかせを提供されています。
僕はランチの8,000円のコースを頂きました。
「ならまち 鮨はなこ」さんは「ならまち」の落ち着いた場所にあり、外観からして素敵な雰囲気です。
もともと日本酒バーをされていた方と縁があり、松宮親方が引き継がれたそうです。
もちろん鮨店用のリニューアルをされていますが、日本家屋を活かしたシックな雰囲気が魅力です。
「ならまち 鮨はなこ」さんの予約については、お電話で可能です。
店名:ならまち 鮨はなこ
シャリの特徴:赤酢を用いつつまろやかな方向性のシャリで、温度管理や硬さはバッチリ。
予算の目安:ランチは4,500円、8,000円、夜は8,000円、12,000円
TEL:090-8914-7875
住所:奈良県奈良市西新屋町14-2
最寄駅:JR京終駅から900m、近鉄奈良駅から1,000m
営業時間:11:30〜14:00、17:00〜21:30
定休日:水曜、不定休
※完全予約制となります
奈良で強烈な個性を放つ「鮨かわしま」さん
奈良県発!何処にも無い鮨を編み出す職人!橿原神宮前「鮨かわしま」文中で言及した柿の葉寿司まとめと、他のお店。
すしログ No. 86 【柿の葉寿司の食べ比べ】奈良でおすすめの柿の葉寿司は? 美しすぎる柿の葉寿司!奈良県桜井市の「柿の葉すし山の辺」 すしログ No. 344 味な大富@法隆寺(奈良県)
江戸前鮨が少ないエリアにモダン江戸前鮨店が登場すると興奮する、すしログ(@sushilog01)でした。
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こんにちは。
地元の鮨店をご訪問いただきありがとうございます。
初代天皇の眠る橿原神宮前の「かわしま」さんまで。
今後もますます地元が栄えるよう、
私も来月、はなこさんと割烹 まつ㐂に訪問予定です。
ありがとうございました。
追伸
昨日また山辺の柿の葉寿司をいただきました。
男性店主?
と話したんですが、
やはりご飯を炊いて失敗したらバラ寿司にしてパートさんに配って炊き直すとのこと。
大手にはできない誠実で確かな仕事と思います。
そして想像通り、押しはかなり軽めだそうです。押してないというぐらいだそう。
まお様
頂いたコメントを見落としており、申し訳ございません。
奈良県は美味しいお店が増えており、楽しいですね!
山辺さんのエピソードについては驚嘆に値します。
また伺わねば!と心から感じました!
ありがとうございます!