すしログ No. 104 幸鮓@蔵前

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以前、本ブログの第1回目でご紹介した、こちらのお店。

前回は訪問数回分をまとめたダイジェスト版だったので、この度、近々にお伺いした夏の構成をご紹介します。

 

酒肴はいつも通り、三品。

今回は枝豆、もずく、佐島産蛸の頭でした。

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こちらのもずく(輪島)は細くて食感が強く噛みごたえが良いです。

 

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真子鰈

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新烏賊

この時期しか頂けない、墨烏賊のこども。

小さくても、墨烏賊を感じさせるパツッとした特有の食感で美味。

個人的には矢張りアオリイカ、スルメイカ、ケンサキイカなどよりも、

墨烏賊の方が断然握りに合うと思います。

 

続いて、新子のサイズ違いの食べ比べ。

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新子(2枚付け)

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新子(1枚付け)

船橋。新子であっても、こちら独特の〆方を楽しめます。

浅めの〆ですが、決して水っぽくなく、旨味と香りを引き出されております。 

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青柳軍艦 

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蒸し鮑

 

次は、鰹の部位別食べ比べ。

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鰹背寄り

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鰹腹寄り

気仙沼。腹寄りの方は一見すると筋がありますが、とろりととろけ、気になりません。

香りを楽しむなら背の方、旨味を楽しむなら腹の方でしょうか。 

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ムラサキ海胆

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バフン海胆

宮城県、唐桑。かつて「美味しんぼ」で紹介された豊穣な海で育った海胆。

唐桑の海には周囲の山から養分に富む清浄な水が流れ込み、上質なプランクトンがたくさん育ちます。

それを餌にして育った海産物は特に美味しいとされております。

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アイルランド産。普通、外国産は言われないケースが多いですが、こちらのご主人は先方からハッキリと言われます。

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穴子

小柴。こちらの穴子は香り、旨味の立て方が印象的です。

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脂が非常に強いため、強めに〆ておられます。

鰯の余韻が印象深くなります。

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玉子

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干瓢巻き

 

13貫に玉子、巻物と、日本酒を1合頂き、9,000円ほど。

こちらは初めて伺った時からコストパフォーマンスに驚きました。

仕事で魚を旨くする鮨店。

「飲み寿司」を求める方にとっては響かないかと思いますが、握り好きにとっては非常にありがたい、日常使いできるお店です。

なお、恐らくお好みよりもお任せで頂いた方が割安だと思います。

 

店名:幸鮓(こうずし)

シャリの特長:酢加減、塩加減ともに穏やかで、硬さは標準的。全般的に合う。

予算の目安:9,000円~12,000円

最寄り駅: 浅草線・蔵前駅から60m

TEL: 03-3863-1622

住所: 東京都台東区蔵前3-4-8

営業時間:18:00~22:00

定休日:日曜、祝日

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