以前、本ブログの第1回目でご紹介した、こちらのお店。
前回は訪問数回分をまとめたダイジェスト版だったので、この度、近々にお伺いした夏の構成をご紹介します。
酒肴はいつも通り、三品。
今回は枝豆、もずく、佐島産蛸の頭でした。
こちらのもずく(輪島)は細くて食感が強く噛みごたえが良いです。
真子鰈
新烏賊
この時期しか頂けない、墨烏賊のこども。
小さくても、墨烏賊を感じさせるパツッとした特有の食感で美味。
個人的には矢張りアオリイカ、スルメイカ、ケンサキイカなどよりも、
墨烏賊の方が断然握りに合うと思います。
続いて、新子のサイズ違いの食べ比べ。
新子(2枚付け)
新子(1枚付け)
船橋。新子であっても、こちら独特の〆方を楽しめます。
浅めの〆ですが、決して水っぽくなく、旨味と香りを引き出されております。
青柳軍艦
蒸し鮑
次は、鰹の部位別食べ比べ。
鰹背寄り
鰹腹寄り
気仙沼。腹寄りの方は一見すると筋がありますが、とろりととろけ、気になりません。
香りを楽しむなら背の方、旨味を楽しむなら腹の方でしょうか。
ムラサキ海胆
バフン海胆
宮城県、唐桑。かつて「美味しんぼ」で紹介された豊穣な海で育った海胆。
唐桑の海には周囲の山から養分に富む清浄な水が流れ込み、上質なプランクトンがたくさん育ちます。
それを餌にして育った海産物は特に美味しいとされております。
鮪
アイルランド産。普通、外国産は言われないケースが多いですが、こちらのご主人は先方からハッキリと言われます。
穴子
小柴。こちらの穴子は香り、旨味の立て方が印象的です。
鰯
脂が非常に強いため、強めに〆ておられます。
鰯の余韻が印象深くなります。
玉子
干瓢巻き
13貫に玉子、巻物と、日本酒を1合頂き、9,000円ほど。
こちらは初めて伺った時からコストパフォーマンスに驚きました。
仕事で魚を旨くする鮨店。
「飲み寿司」を求める方にとっては響かないかと思いますが、握り好きにとっては非常にありがたい、日常使いできるお店です。
なお、恐らくお好みよりもお任せで頂いた方が割安だと思います。
店名:幸鮓(こうずし)
シャリの特長:酢加減、塩加減ともに穏やかで、硬さは標準的。全般的に合う。
予算の目安:9,000円~12,000円
最寄り駅: 浅草線・蔵前駅から60m
TEL: 03-3863-1622
住所: 東京都台東区蔵前3-4-8
営業時間:18:00~22:00
定休日:日曜、祝日
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