こんにちは、蕎麦の人気を高めたい、すしログ(@sushilog01)です。
一昔前は夏に蕎麦を頂くのはちょっと勇気が必要でしたが、最近は保存技術が向上したおかげで、夏でも美味しいお蕎麦を頂けますね。
特に長野の冷涼な気候で頂く夏蕎麦は癒やし以外の何物でもありません。
この度、避暑で長野を訪れ、名店を2軒お伺いしました。
こちら駒ヶ根の「丸富」さんは以前より蕎麦通から愛されているお店で、「長野三指に入る」と評する友人もいます。
すしログ
駒ヶ根「丸富」の魅力とは?
お店は駒ヶ根の市街地から離れた場所にあり、林の中に佇んでいます。
建物はどことなく小学校の校舎を思わせる意匠。
後にご主人が「山の分校」をイメージして作られたと聞きました。
内装についても大変落ち着いています。
窓からの差し込む陽光に幼少の頃の思い出がくすぐられます。
非常に有名なお店なので、休日のお昼時には混雑しますが、実は開店前の11時頃には開いています。
むしろ、開店10分前の11時20分には満席になっていました。
記帳式なので安心して待つことが出来ますが、多くのお蕎麦屋さんと同様に遅い時間には名物の蕎麦が無くなってしまいます。
蕎麦好きなら開店前の訪問が望ましいと思います。
提供までは少し時間がかかるので、穏やかな時間を過ごして待ちます。
「丸富」の蕎麦の美味しさについて
丸富さんのメニューは非常にシンプルです。
こちらの名物は、【しらびそ蕎麦】1,200円です。
土日限定、数量限定ですが、ご主人・宮島さんが追求した独自の蕎麦を堪能できるシグネチャーです。
説明書きによると、「南信州天空の里 下栗産の貴重な在来種の十割そば」。
こちらでしか頂けない蕎麦です。
しらびそ蕎麦
極細ながら少し平たいところが特徴。
そして、頂く前から香りがふわっと広がり、実に香ばしい!
一度すするとリズミカルな口当たりとプチプチした心地良い食感に魅了される。
蕎麦の甘味よりも香ばしさのパンチが印象的に思う…しかし、頂いていると確かな甘味が口を満たす。
そして、上品な甘味と旨味が残る。
シンプルな中に複雑な味わいがじんわりと広がり、深い余韻を導く蕎麦だ。
丸富さんの蕎麦は劣化が速い。
これは絶妙な蕎麦打ちの証左。
提供時点が美味しさのピークなので、悠長に食べるべき蕎麦ではない。
上質な蕎麦は茹で時間と同じ時間内に食べるべき…と言う至言に納得する蕎麦である。
葱は見事に切られている。
ツユは醤油と鰹出汁をバシッと利かせた香り高いツユ。
甘味が控え目であるので、蕎麦の風味と甘味を活かす。
蕎麦湯はクリアな完全なナチュラルタイプ。
しかし、蕎麦の香りを楽しませる。
ツユと合わせると吸い物のような妙味を味わえる。
濃厚な蕎麦粉添加タイプではこうは行かない。
「丸富」のお店情報と予約方法
「丸富」さんは長野の人気蕎麦店としては珍しく、予約が可能です。
予約無しでお伺いする場合、休日は開店時間前の訪問がオススメです。
ちなみに、お店の近くにある「光前寺」は趣深いので、寺社好きならば是非!
店名:丸富(まるとみ)
予算の目安:しらびそ蕎麦1,200円ほか
最寄駅:駒ヶ根駅から4,000m
TEL:0265-83-3809
住所:長野県駒ヶ根市赤穂23-180
営業時間:月・水~金11:30~14:30(L.O.14:00)、土・日11:00~15:00(L.O.14:30)
定休日:火曜
長野旅行では蕎麦を食すべし、と強く念じる、すしログ(@sushilog01)でした。
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