こんにちは、18歳のころからパスタを切らしたことがない、すしログ(@sushilog01)です。
さて、本記事を読まれている方は、パスタを茹でる時、どのような鍋をお使いでしょうか?
スープを作る時の片手鍋を兼用されてたり、ストウブなどの大きめのホーロー鍋を使われてたりしませんか?
もしもパスタの美味しさにムラを感じているならば、高確率で鍋のせいです。
結論を言うと、パスタは専用の鍋で茹でなければ、美味しさを引き出すことが出来ないのです。
すしログ
なので、今回は自分が愛用するパスタ鍋の魅力をお伝えします。
エビデンス(科学的根拠)も交えますので、既にお持ちの方も少しは面白いと思います。
・美味しいパスタを食べたいなら、パスタ鍋は必須!
・宮崎製作所の【ジオ・パスタポット】はスペック、CPともに抜群
タップできる目次
パスタ鍋のメリットとデメリット
まずは商品説明の前に、パスタ鍋のメリットとデメリットを述べます。
パスタ鍋の特徴が分かるかと思います。
パスタ鍋のメリット
パスタ鍋のメリット
は下記のとおりです。
- パスタを茹でるのが圧倒的に楽になる
- 簡単に美味しいパスタを茹でられるようになる
- 保温性が高いので、余熱で茹でられる
- 寸胴鍋として使えるので、他の料理も美味しく作れる
- 麺のお湯切り(水切り)が楽になる
すしログ
パスタ鍋に変えてすぐに感じたメリットが、これらの5点です。
まずは、当然のことながら茹でるのが楽になり、ムラが無くなりました。
美味しくなるメカニズムは後述しますが、美味しいパスタのためにはある程度の大きさの鍋が必須だと感じました。
また、【ジオ・パスタポット】は保温性がズバ抜けて高いです。
沸騰させた後の鍋は、なんと5時間経っても温かくて驚きます。
なので、沸騰させた後にパスタを投入して、予熱で火を入れることも可能です。
すしログ
そして、付属のザル(中子)が便利です。
鍋から引き出して上下に2〜3回振ればお湯切りが出来るので、麺が美味しい内にソースと絡めたりスープに投入できたりします。
では、次に、デメリットをお伝えします。
パスタ鍋のデメリット
パスタ鍋のデメリット
は下記のとおりです。
- 普通の鍋よりも洗うのに手間がかかる
- 普通の鍋に比べて収納スペースを考える必要がある
基本的に良いことづくめですが、上記2点は事前に要注意!
すしログ
深さがあるので、流し台(シンク)が狭いと洗いづらいです。
まあ、慣れてしまえば苦にはならないのですが…
そして、同じく深さ=高さがあるので、収納スペースを考えてから入手しましょう!
ただ、収納スペースが無い人でも、デザインが良いので、キッチン器具を「室内オブジェとしてお洒落」と感じる人には問題ありません(引越し前、20代半ばの僕ですw)。
あるいは同居人さんがいらっしゃる場合、円満生活のために事前に伝えておきましょう(笑)
おすすめパスタ鍋「ジオ・プロダクト」の魅力
それでは、「ジオ・プロダクト」のパスタ鍋【ジオ・パスタポット】の魅力を紹介します。
器具のスペックについては、下記のとおりです。
項目 | 内容 |
メーカー名・商品名 | 宮崎製作所 ジオ・パスタポット21cm |
参考価格 | ¥13,000〜¥15,000 |
保証期間 | 15年 |
サイズ | 幅31cm×奥行22.8cm×高さ29cm |
重さ | 約2,8kg |
容量 | 6.8L |
素材 | ステンレス、アルミニウム全面7層構造 |
ザル(中子) | 付属 |
IH対応 | 可 |
宮崎製作所さんは日本における「金属加工の聖地」である、新潟県燕・三条のメーカーです。
「ジオ・プロダクト」シリーズは料理研究家・評論家の服部 幸應さん監修のプロ仕様製品です。
パスタ鍋は複数のメーカーから販売されているので、購入時に下記のメーカーと比較しました。
なお、商品選択の大前提として、ザル(中子)が付いているかどうかを見ました。
付属のザルがあると水切りが瞬殺なので、ソースと絡めるタイムラグがほぼゼロになります。
パスタを美味しく作る秘訣は、オイルと水分を絡める「乳化」。
ソースをいかに速く絡められるかが、重要です。
ザル(中子)はスピードを上げてくれるので、超便利です。
また、ラーメンにしても、同様です。
湯切りの時間を限り無く短くするのが美味しさの秘訣ですね。
すしログ
水分はことのほか味に影響を及ぼすので、美味しい麺類を作るためには、湯切りの速度は重要なのです。
海外メーカー製のパスタ鍋との比較
定評のある海外製メーカー製品と比較します。
これらは僕が購入する際に実際に比較したメーカーです。
製品その1:フィスラー(ドイツ)
項目 | 内容 |
メーカー名・商品名 | フィスラー プロコレクション・マルチスター20cm |
参考価格 | ¥35,000〜¥39,000 |
保証期間 | 10年 |
サイズ | 幅31cm×奥行20cm×高さ28cm |
重さ | 約4.2kg |
容量 | 6.3L |
素材 | ステンレス、アルミニウム底面3層構造 |
ザル(中子) | 付属 |
IH対応 | 可 |
製品その2:ラゴスティーナ(イタリア)
項目 | 内容 |
メーカー名・商品名 | ラゴスティーナ パスタイオーラ・ピュウ22cm |
参考価格 | ¥27,000〜¥30,000 |
保証期間 | 25年 |
サイズ | 幅33cm×奥行24.3cm×高さ30cm |
重さ | 約3,1kg |
容量 | 6.6L |
素材 | ステンレス、アルミニウム底面3層構造 |
ザル(中子) | 付属 |
IH対応 | 可 |
※ラゴスティーナの鍋は品薄になっているようです
3製品の比較リスト
項目 | 宮崎製作所 | フィスラー | ラゴスティーナ |
参考価格 | ¥13,000〜¥15,000 | ¥35,000〜¥39,000 | ¥27,000〜¥30,000 |
保証期間 | 15年 | 10年 | 25年 |
サイズ | 幅31cm×奥行22.8cm×高さ29cm | 幅31cm×奥行20cm×高さ28cm | 幅33cm×奥行24.3cm×高さ30cm |
重さ | 約2,8kg | 約4.2kg | 約3,1kg |
容量 | 6.8L | 6.3L | 6.6L |
素材 | ステンレス、アルミニウム全面7層構造 | ステンレス、アルミニウム底面3層構造 | ステンレス、アルミニウム底面3層構造 |
ザル(中子) | 付属 | 付属 | 付属 |
IH対応 | 可 | 可 | 可 |
比較ポイントは人によって異なるかと思いますが、自身にとってジオ・プロダクトが決め手となった点は以下の4つです。
- 最も安い
- 最も軽い
- 最も容量がある
- 唯一の全面多層構造
また、国産である点もポイントです。
すしログ
まして、安心感のある燕・三条で作られたものなので!
購入時に「価格」と「機能」が気になるのは、自然な人情と言えるでしょう。
しかし、「洗いやすさ」も非常に重要だと購入後に感じました。
幸いにも「ジオ・プロダクト」は非常に洗いやすい構造でしたが、「構造が複雑でなく」「重くない(耐えられる重量)」点は重視された方が良いと思います。
洗いづらいと、使うのが速攻で面倒臭くなるので…
宮崎製作所「ジオ・パスタポット」を購入して感じた魅力
前述のメリット・デメリットでもカンタンにお伝えしましたが、より詳しく魅力に言及します。
まずは、何はともあれ全面7層構造の威力が凄い!
ステンレスの厚い鍋なので、沸騰するまでは時間がかかります(これは他のメーカーも同様でしょうか)。
しかし、一度沸騰すると、全然冷めません。
ディ・チェコ社のパスタ(no. 11・太さ1.6mm)ならば、沸騰したお湯に放り込み、火を止めてフタを閉めたら、あとは待つだけ。
余熱で十分火が通り、美味しいです。
全面が7層構造であるだけでなく、本体とフタの間の加工も工夫されていて、「ウォーターシール効果※」が発揮されるようです。
なので、カレーや煮豚などを作る時も効果を発揮してくれます。
僕は一人暮らしの時はカレーを10人分以上作り置きしていたので、重宝しました。
ちなみに、気になるカレーの匂いはつかないので大丈夫です。
※ウォーターシール効果とは、本体のフタの間にできる水の膜で内部が密閉され、圧力が高まり、温度が素早く上昇したり、高温状態が均一に保たれたりするメリットを指します
ちなみに、全メーカーが10年以上の長期保証を付けていますが、これは保証期間を過ぎたら壊れると言う意味ではなく「そうそう壊れない」自信への裏付けだと考えています。
実際、長年使用している鍋は全く壊れる気配がありませんし、性能も落ちていません。
結論を述べると、美味しいパスタを食べたいならば、パスタ鍋を買うのが近道です!
パスタ鍋はいらない?美味しさのために必要な科学的な理由
この項目では「パスタ鍋のエビデンス」についてお伝えします。
【ジオ・パスタポット】の情報のみでOKな方は飛ばしてください。
パスタを美味しく作る方法については、経験(アート)ではなく科学(サイエンス)が証明しています。
美味しいパスタのためには、水量(大量の水)、水(お湯)が対流すること、適切な塩分濃度が必須です。
すしログ
水量、対流、塩分濃度をクリアすることで得られるメリット
パスタ鍋は、容易に水量、対流、塩分濃度をクリアしてくれる鍋となります。
その結果得られるメリットは、こちらです。
- 麺がベチャッとしない
- 麺がくっつかない
- 麺のコシが生まれる
- 麺に効果的に塩を浸透させる
ですので、「外で食べるパスタが美味しいのは何故だろう?」と思う方は、迷わず鍋を変えることをオススメします。
すしログ
20代の僕がそうでしたので。
訪問するお店を絞ることで、結果的に節約に繋がり、「本当に美味しいお店」の食べ歩きにシフトしていきました。
ちなみに、麺に塩を浸透させる理由は味付けのためだと思われるかもしれませんが、実は味付けに加えてコシを生むためでもあります。
科学的に証明されている美味しいパスタの要件
美味しいパスタを茹でるための要件は下記のとおりです。
- 1人分なら水2リットル、塩18~20グラム(0.9%~1%)
- 2人分なら水3リットル、塩27~30グラム(0.9%~1%)
大量の水を用い、上記塩分濃度で茹でることで、パスタはベストの食感となります。
「コシ」は塩分濃度0.9%以上でなければ発生しないと言われています。
水量、塩分、対流の重要性 ※マニア向けの情報です
【ベチャッとならない】
- ベチャッとする理由は小麦粉に含まれるデンプンが「糊化(こか)」するため
- デンプンは95℃以上になると糊化する
- 塩を加えることで糊化が抑えられ、ベチャッとならない
【コシを生み出す】
- コシを生み出す理由は小麦粉に含まれるタンパク質「グルテン」
- 塩によってグルテンの構造が強化され、コシや歯応えを生み出す
- さらに、コシには水も重要
- 水は水分の多い場所から少ない場所へ移動する
- ゆえに水量が多く対流がある方が、水分が麺に浸透しやすい
- 水の力で麺の深部まで塩気が浸透することで、グルテンが効果的に強化される
パスタ専用の鍋を買うのはハードルが少し高いように思うかもしれませんが、壊れることが無いので長期間で考えると間違い無くお得です。
また、カレーを作る時や塊肉を煮る時などにも使えて、熱伝導率と保温性が通常の鍋よりも格段に良いです。
つまり、肉も野菜も余熱で美味しく仕上げられます。
僕も買うまでは「ハードルが高い」し「そもそも必要なのか?」と感じていましたが、購入から10数年経つ今では、無くてはならないアイテムです。
パスタ好きならば、一家に一台パスタ鍋!だと断言します。
なお、自分はパスタ鍋以外に以下の鍋を持っていますが、用途が特別なので共存可能です。
- 雪平鍋(小)
- 雪平鍋(大)
- ステンレス鍋(小)
- ステンレス鍋(中)
- フライパン(大)
- フライパン(小)
- 卵焼き鍋
- 親子丼用平鍋
- 天麩羅用の銅鍋
- 土鍋
- 鍋用の鍋
- 中華鍋
- セイロ用小鍋
- ストウブ製ホーロー鍋(28cm)
- パエリア鍋
- クレープパン
- ホットサンドメーカー
すしログ
鍋を複数お持ちの方は、ご安心してください。
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ハンドルネームとは裏腹にパスタに熱く語る、すしログ(@sushilog01)でした。
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