鮨ブロガーがオススメする「自宅で鮨(寿司)を満喫する」必携レシピ本5選!

こんにちは、18歳の頃からレシピ本に100万円以上使っている、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)です。

今回は自宅で楽しむ鮨・寿司を充実させるための書籍をご紹介いたします。

僕は鮨の専門ブログ「すしログ」を運営している都合上、自宅には鮨本だけの本棚があります(笑)

その中から今回は5冊を絞ってご紹介いたします。

 

「自宅でスシ」と聞くとハードルが高いと思われるかも知れませんが、実際にはそんなことはないので、レベルやニーズに合わせて使って頂けるかと思います。

 

自宅で鮨・寿司を作るのは難しいのでは??

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自宅で【手巻き寿司】以外の鮨となると、「難しい」「無理!」と思われるのではないでしょうか?

確かに握り鮨だとテクニックが必要なので、僕も日々試行錯誤しているところですが、プロが書いた書籍を参考にすればハードルが一気に下がります。

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「あ、割と自由な発想で良いんだ!」と気付き、鮨への関心が高まり、楽しくなってくるのは間違いありません。

最近はネットで動画も観れますが、写真だからこそ分かりやすいことも多いと感じています。

動画が普及しつつあるからこその実感ですね。

よって、プロの職人が書いて、プロの編集者がまとめた情報は、今後の社会でも求め続けられると痛感しています。

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今やネットには情報が多く無料である点が魅力ですが、レイアウトや調理手順の分かりやすさについては、まだ書籍の方が有利ですよね。

鮨と言う繊細な料理においては、手元が重要なので、書籍の写真は見事だと感じます。

鮨・寿司ライフ充実のためのオススメの5冊

  1. 身近な食材で豪華に見せる 季節のおうち寿司(岡田大介さん)
  2. まんがで学ぶ寿司の技術: 東京すしアカデミーの授業
  3. 「銀座 鮨青木」主人の やさしく教えるすしのきほん(青木利勝さん)
  4. 鮨職人の魚仕事: 鮨ダネの仕込みから、つまみのアイデアまで
  5. 鮨のすべて: 銀座久兵衛 変わらぬ技と新しい仕事(今田洋輔さん)

それでは、読みやすいものから順にご紹介していきます。

1. 身近な食材で豪華に見せる 季節のおうち寿司

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東京にあるカジュアルな寿司店「酢飯屋」の職人さんであり、郷土寿司を精力的に紹介されている岡田大介さんの本です。

岡田さんは全国を巡って郷土寿司を習得されています。

 

そもそも、郷土寿司はもともと各地の各家庭で作られていましたが、残念ながら現代になって作る機会が少なくなっている状況。

「渋い」と言うイメージゆえでしょうか…

しかし、実際には郷土寿司は作りやすくて、今なお魅力に満ちています。

 

郷土寿司の魅力は、良い意味でてきとうに作っても美味しくなる、懐の深いところです。

「郷土寿司って何?」という方こそ、読んで面白い内容だと思います。

 

本書に紹介されている寿司は全ての人が親近感を持てるものばかりです。

「伝統的」と言うよりは「家庭的」な寿司が多いので、スーパーの食材で作ることが出来ますし、お弁当に使うとお子さんが大喜びするはずです。

難しいこと抜きで、おうち寿司を楽しみたい方、寿司パーティをやりたい方は手にとってみてください。

2. まんがで学ぶ寿司の技術: 東京すしアカデミーの授業

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監修者である「東京すしアカデミー」は本業で鮨職人を目指す人のための学校となります。

しかし、本書籍の内容は素人でも再現可能なものとなります。

アカデミーで最初に習う事が網羅されているので、具体的なレシピを知ると言うよりは、握り鮨のイロハを知るための本となります。

鮨好きや魚好きならば読んで損はありません。

 

そして、最大のポイントとしては、マンガなので読みやすいところも特徴です。

専門技術がとっつきやすく描かれていて、流石に類書は今後も出てこないかと思います(笑)

 

マンガの後に写真の解説も掲載されているので、二重構成で学べる点も魅力です。

とっつきやすさと実践的なノウハウを併せ持つ一冊と言えるでしょう。

 

アカデミーは素人が通うにはハードルが高いですし、1,300円でノウハウを知れると考えるとコスパが高いと思います。

 

すし×エンターテインメントと言う一冊で、鮨の入門に最適だと思います。

こちらを読んでから、より専門的な書籍を読めば素人でも握りの技術をアップさせられます。

3. 「銀座 鮨青木」主人の やさしく教えるすしのきほん

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こちらは、何はともあれ写真が美しいです!

美味しそうな上に美しいので、眺めていると作りたくなります。

そのうえ、手順が非常に詳しく書いてあるので、プロのテクニックを分かりやすく学べます。

 

銀座の青木さんは伝統的な鮨の仕事だけでなく、モダンな鮨を開発して、多くのお弟子さんを育てている人気店。

なので、情報の精度は申し分ありません。

シャリ切り(酢飯作り)や握り方はもちろん、【巻き寿司】も多数紹介されています。

いや、むしろ【ちらし寿司】や【巻き寿司】から始まるところがユーザーフレンドリー。

一流の鮨職人が書いた書籍ながら間口が広く、持っていると安心する鮨本です。

 

なお、プロの鮨職人が書いた本となると、使用する魚が心配かもしれません。

魚屋さんに行かないといけないの?と。

しかし、実際にはスーパーで手に入る魚や材料でも作れるように書かれています。

なので、ハレの日だけでなく日常的にも使えるレシピになっています。

 

【スパイシーツナーロール】や【海老フライロール】などもあるので、お子さんが喜ぶことも保証します(笑)

4. 鮨職人の魚仕事: 鮨ダネの仕込みから、つまみのアイデアまで

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この本では、各々テイストの異なる鮨店35軒(!)の親方が握りとつまみ(酒肴)を紹介してくれます。

これはレシピ本であり、人気鮨店の事典です。

鮨好きならば「食べたことある!」と言う仕事(調理)が多いかと思います。

 

期待の若手を経て中堅以上となった職人さんが多いので、地に足のついた現代的な鮨の仕事を押さえたいならば外さない一冊です。

こちらのレシピを採り入れれば、「鮨」と言う枠組みを超えて自宅の魚料理を充実させることができます。

「魚料理のレシピ本」としての使い方も大いにアリです。

 

全体を通して鮨職人ならではな調理が光るレシピばかりなので、他の和食レシピ本には無い魅力があります。

レシピ数が多くて汎用性が高いので、魚をさばける方であれば持っていて損の無い一冊です。

…と言うか、魚をさばくことに苦手意識がある人でも、この本を読めばさばきたくなるのではないかと思います。

 

正直、家で美味しい魚料理を食べようとしたら、魚をさばくのが早道ですしね!

5. 鮨のすべて: 銀座久兵衛 変わらぬ技と新しい仕事

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誰もが知る銀座の老舗鮨店、久兵衛。

従業員が多く、こちら出身の職人さんは技量が高く、僕も通っているお店があります。

その久兵衛が『鮨のすべて』と謳う本著は、文字通り鮨を網羅的に解説する大著です。

 

鮨店で使う魚をさばくところから説明しており、写真が多いのでネットの動画よりも参考になります。

そして、本の通りにさばけば、驚くことにスーパーの鮮魚コーナーや魚屋さんにさばいてもらうよりも美味しくさばくことが可能です!

自分でうまくさばいた時の美味しさには、みんなビックリするはず。

 

そして、もちろんさばくだけでなく、有名店の魚の仕事(調理法)もマスターできます。

どう調理したら魚が美味しくなるのかが分かります。

紹介されている魚種も網羅されているので、持っておけば「安心」と言っても過言ではないほど。

 

この本を読むことで自宅鮨が美味しくなるのは間違いありません。

おにぎりのような寿司から、江戸前の鮨に進化を遂げる為の一冊です。

家庭で最高のレベルを目指したい方は是非とも!

まとめとその他おうち鮨のための参考情報

難易度に従って価格が高くなる印象ですが(笑)、鮨好きならば買って損は無い書籍ばかりだと思います。

ちなみに、積極的に作ろう!と思われた方は、合わせて飯台だけは購入された方がベターです。

炊飯器に合わせ酢を投入して切るのとは、美味しさが段違いですので…

僕は3合(直径30cm)を使用していますが、シンク下に収納できるので余裕です。

 

その他、魚をさばくためのアイテムを揃えたい方は、下記の人気記事もご参照ください!

各書籍の書誌情報

書名:身近な食材で豪華に見せる 季節のおうち寿司

著者:岡田大介

出版社:PHP研究所

発行:2016年4月

頁:157ページ

本体価格:1,500円

書名:まんがで学ぶ寿司の技術: 東京すしアカデミーの授業

監修:東京すしアカデミー

出版社:小学館

言語: 日本語

発行:2018年2月

頁:159ページ

本体価格:1,300円

書名:「銀座 鮨青木」主人の やさしく教えるすしのきほん

著者:青木利勝

出版社:世界文化社

発行:2017年6月

頁:130ページ

本体価格:1,600円

書名:鮨職人の魚仕事: 鮨ダネの仕込みから、つまみのアイデアまで

編集:柴田書店

出版社:柴田書店

発行:2018年9月

頁:287ページ

本体価格:3,900円

書名:鮨のすべて: 銀座久兵衛 変わらぬ技と新しい仕事

著者:今田洋輔

出版社:柴田書店

発行:(2017年10月

頁:287ページ

本体価格:4,600円

 

鮨ファンを増やしたい一心の、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)でした!

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