こんにちは、料理も愛するフードブロガーの、すしログ(@sushilog01)です。
さて、以前、低温調理器の比較記事を書きました。

すしログ
そこで、今回は自身が愛用している低温調理器であるBONIQ(ボニーク)について、詳細をご紹介します。
僕はコロナ下の2020年7月に購入したので、もうじき1年が経過します。
しかし、全く飽きることなく使い続けています。
スペックが高く、安心感のあるBONIQ(ボニーク)を買って良かったと感じていますので、ご購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
低温調理器は料理好きにとって夢のような調理が出来るガジェットで、BONIQ(ボニーク)は最初の一台として間違いのない選択肢です。
【この記事が特にオススメな方】
特に、下記のような方にオススメします。
- BONIQが気になるけど、踏ん切りがつかない人
- 【Pro】と【2.0】で悩んでいる人
- 低温調理って何が出来るの?と言う人
- 低温調理に関心があるけど、難しいんじゃない?と言う人
【筆者について】
- 使用している低温調理器はBONIQ Pro
- 国内外6,000軒超の飲食店を食べ歩くほどの食好き
- 食べ歩きだけでなく料理も大好きで、17歳の頃から20年以上のキャリア
- プロから味覚調整やレシピ開発を頼まれる今日この頃
タップできる目次
低温調理器BONIQ(ボニーク)で作れる料理は?
まずは、「BONIQ(ボニーク)で作れる料理」のイメージを描きやすいよう、実際に作ったものをご紹介します。
ちなみに、ネット上にレシピが最も多い料理は、恐らく【ローストビーフ/ポーク】と【コンフィ】です。
ともに低温調理で感動的な味を生み出せるので、ネットに多数のレシピがあります。
また、塊肉の低温調理についても、バシッとレストラン級の味になるので、絶大な効果を発揮します。
牛タンを低温調理(63℃で4時間半)して、表面を焼きました。
信じられないくらい柔らかく、もはや官能的とも言える牛タンです!
実は最初にオススメしない○○な料理
ただ、さまざまな低温調理を行った感想としては、【ローストビーフ/ポーク】と【コンフィ】は人気なレシピではあるものの、ビギナーがいきなり試みる料理ではないと感じました。
理由はシンプルで、時間がかかるので。
【ローストビーフ】は「58℃・3時間40分」、【鶏もも肉のコンフィ】は「80℃・3時間」もかかります!
僕が長期間低温調理を行った感想としては、低温調理のメリットは短時間で魔法のように美味しい料理を作れることです。
「低温調理の代名詞」のように語られる時間がかかる料理は、実は例外的な料理なんですよね。
いわばホームパーティの時やお祝い事の時に作る料理、みたいな。
初めて作ってみた!超美味しい!でも、手間がかかる…では、日常的に使うことが無くなり、せっかくの低温調理器が収納の奥に眠ることになってしまうでしょう。
すしログ
実際には非常に幅広い料理を作れるので、なにも長時間かかる一番面倒な料理から手を出すのではなく、短時間で作れる料理から始めることをオススメします。
長時間かかる低温調理は「慣れてきた頃」や「スペシャルな時」に!が低温調理を楽しむ秘訣かもしれません。
例えば、温泉卵なんかは30分以内に作れて、しかも一度に大量生産できます。
そして、さらにオススメしたいのが、肉類だけでなく魚介類の低温調理です。
コンフィにしても、肉よりも短い時間で作れます。
これは【サンマのコンフィ】を用いたパスタです。
あるいは【よだれ鶏】を白身魚に置き換えると、短時間でヘルシーな料理を作れます。
簡単!美味しい!魚介類の低温調理
僕は日本ではレシピが少ない「魚介類の低温調理」を研究テーマにしています。
そして、これがかなり面白い。
魚の料理に苦手意識を持っている人でも手軽に美味しく作れるので、低温調理に向いていると確信しています。
調理時間も肉が1時間以上なのに対して15分~30分で終わるので、気楽です。
実例としては、下記のようなものがあります。
- 低温調理式 鯖の味噌煮
- 低温調理式 ブリ大根
- 低温調理式 イカ飯
- 鮪の燻製醤油漬け丼、低温調理仕立て
- 鱒(サーモン)のミ・キュイ
- 白子の低温調理
- 低温調理式 よだれ鯛
【低温調理式 鯖の味噌煮】は普通の調理では味わえない、トロトロ感が魅力!
ブリ大根もこの通り、超しっとりジューシィに仕上がり、低温調理ならではな魅力をストレートに楽しめます。
白子も驚くほど美味しく仕上げられます。
【鮪の燻製醤油漬け丼】は安い鮪が劇的に美味しくなります。
全て、食材を買ってきて調理バッグに突っ込んで、調味料と合わせて低温調理するだけなので、誰でも再現できてしまいます。
そう、再現性の高さも低温調理ならではの魅力です。
詳しいレシピはnoteに書いていますので、後ほどリンクを張っておきます。
低温調理器BONIQ(ボニーク)で出来ること
さて、料理のイメージが付いたところで、次はスペックや機能面をご紹介します。
低温調理器を購入する上で重要な要素は以下の4つです。
- 機器のパワー
- 信頼性
- 温度調整の幅
- 使いやすさ(操作性と機器のサイズ)
BONIQ(ボニーク)のパワー
BONIQ(ボニーク)のハイエンドモデルである【BONIQ Pro(ボニーク プロ)】については、最高峰のパワーを誇ります。
1万円ほどの他社エントリーモデルのパワーが850~1,000Wのところ、【BONIQ Pro】は1,200Wの出力です。
なぜパワーが重要かと言うと、パワーが高いほど温度を均一に保てるためです。
また、低出力だと水を温めるのに時間がかかり、調理前の待機時間が長くなってしまいます。
高出力のものは短時間で調理に取り掛かれるメリットがあります。
パスタ鍋などの大きな鍋を使う場合や、一度に多めの食材を調理する場合が想定されるならば、1,000W以上がベターとされています。
ちなみに、ハイパワーだと気になるのが電気代でしょう。
目安としては、1時間あたり「1,000W」が27円、「1,200W」が32.4円です。
価格差がありますが、実は低温調理は数時間動かす料理の方が少ないので、あまり気にする必要はありません(魚介類の場合15〜30分で出来てしまいます)。
とは言え、「1,000Wあれば十分」と判断される方については、最近【BONIQ 2.0】が発売されたので、そちらで十分です。
僕も今回スペックを調べて、初代BONIQからの進歩に驚きました。
2製品の比較は、後ほどいたします。
BONIQ(ボニーク)の信頼性
僕は低温調理器を購入する際、リーズナブルな中華系メーカーではなく、国産メーカーの製品から選びました。
別に僕は国産至上主義者ではなく、ドローンについては中国のDJI製を使用しているので、現代中国の技術力の高さを知っています。
ただ、低温調理器に限って言うと、サポート体制の有無を考えて国産メーカーで選ぶことにしました。
BONIQ(ボニーク)は国産メーカーの中でもトップの知名度を誇り、特設サイトも作っているので、お値段は張りますが、信頼性を取る事にしました。
また、知り合いのプロ料理人が多数使用されている点が、何よりの信頼性に繋がりました。
BONIQ(ボニーク)の温度調整の幅
一般的な低温調理器の調整の幅は「0.5℃」もしくは「0.1℃」です。
この点についてはメーカー間で大きな差はありません。
そして、【BONIQ】は「0.5℃」になります。
既に低温調理を行っている自分としては、「0.1℃」単位で大きく変わらないと思いますので、
「0.5℃」刻みで全く問題ありません。
BONIQ(ボニーク)の使いやすさ
使いやすさについては、ハッキリ言って他社製品に比べてアドバンテージが大きいと思います。
【BONIQ】はハイスペックでありながら重量がトップクラスの軽さで、シンプルな設計も使いやすいので。
リーズナブルなモデルだと突起部が大きいものが多いのですが、【BONIQ】は【Pro】も【2.0】も使いやすい形状です。
【BONIQ Pro】と【BONIQ 2.0】の比較リスト
他社製品との比較の際に使用した指標で比較します。
商品名 | 定価 | パワー | 温度の幅 | 縦サイズ | 重量 | 対応水量 | 外装 |
BONIQ Pro | ¥32,780 | 1,200W | 0.5℃ | 31cm | 1.0kg | 5~20L | アルミニウム |
BONIQ 2.0 | ¥22,000 | 1,000W | 0.5℃ | 31cm | 1.0kg | 5~15L | プラスチック樹脂 |
BONIQ | ¥21,780 | 800W | 0.5℃ | 37cm | 1.2kg | 5~15L | プラスチック |
【BONIQ Pro(ボニーク プロ)】と【BONIQ 2.0】の主な違いを端的に述べると、下記の通りです。
- BONIQ Pro:ハイパワー
- BONIQ 2.0:Proの廉価版でありながら、初代BONIQを凌駕するスペック
要は、価格差をパワーとデザインで判断すれば良いと言うことですね。
そもそも低温調理とは?
低温調理発祥の国は、美食の国、フランスです。
現地では、「焼く」「煮る」「蒸す」に次ぐ「第四の調理法」と言われ、レストランシーンでは定着している技法です。
使いこなせば「焼く」「煮る」「蒸す」のように料理を限定すること無く、簡単にお店級の料理を作る事が可能です。
日本では既存の料理を置き換えるようなレシピ(ローストビーフも同様ですね)が多いですが、実は低温調理でしか作れない料理が多数あります。
低温調理が向いている人/向いていない人
完全に主観になりますが、自身の経験と周囲の方の特質を鑑みて、ご参考として記載します。
【低温調理が向いている人】
- 手間を掛けずに美味しい料理を作りたい人
- おうちごはんで感動したい人
- 料理研究が好きな人
- 凝り性な人
【低温調理が向いていない人】
- 探求心や好奇心が乏しい人
- ネットで情報を調べるのがニガテな人
僕は低温調理については、全く誇張する事無く「簡単、楽しい、今までに無い!」と感じています。
そして、正直なところ「これはドラえもんの道具か!」とさえ思っています。
想像力を働かせながら料理を作るのが好きな人であれば、高確率でヒットする調理ガジェットであるのは間違いありません。
食中毒は大丈夫?
低温調理で必ず気を付けないといけないのが、食中毒対策です。
いや、なにも低温調理に限った話ではありませんが、低温は雑菌が繁殖しやすい温度帯です。
なので、調理時に気を付ける必要があります。
と聞くと、「面倒だな…」と思われるかもしれません。
しかし、実際には一度覚えてしまえばリスクを下げることが出来る上に、通常の料理の際にも気を付けることが出来ます。
僕は低温調理を機に知って良かったと痛感しています。
今まで結構適当なことをしていたな…と反省しました。
レシピを知る前に、適切な衛生管理を知る方が良いのは、低温調理であろうとなかろうと変わりません。
さて、魚介の低温調理で気を付けるべき点をサクッと挙げます。
- まな板や包丁などの衛生管理
- 食材を水で洗う
- 常温で放置しない
- 食中毒リスクのある魚介(カキなど)は事前に安全な温度帯を調べる
- 自分のカンで温度設定しない
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以下、簡単に説明していきます。
家庭科の授業のようですが、重要なので、お付き合いください(笑)
まな板や包丁については、魚を扱った後は必ず洗うようにしましょう。
洗わずに薬味を切るなどは絶対に止めましょう。
肉類を水で洗うことはありませんが、魚介は水で洗ってから使いましょう。
魚介に付着する多くの菌類は水で洗うことで、格段にリスクを下げられます。
「すぐに料理するから良いや」と思って常温で放置するのも危険です。
なんだかんだで時間が掛かってしまった際、ほぼ100%の人が食材を捨てることなどしないでしょう。
もったいないですからね。
なので、最初から適切なタイミングで食材を出すクセを付けましょう。
最後に、低温調理は温度設定ですべてが決まります。
食中毒のリスクだけでなく、美味しさも温度と時間で大きく変わります。
ネットで調べれば情報が出てくるので、幾つかの情報を比較して、温度と時間を決めましょう!
まとめ:低温調理器を買えば、料理ライフが100%変わる!
さて、BONIQ(ボニーク)で出来ることのご説明を中心に、低温調理の魅力もご紹介しました。
最初にお値段が張るマシンを買うのは躊躇するかもしれませんが、僕は買って良かったと思います。
低温調理は非常に面白いので、長くやっていきたいなと感じ、それならばスペックと信頼性が高いマシンを選択して良かった!と痛感するからです。
調理器具に限らず家電全般に言えることですが、「安物買いの銭失い」は嫌ですよね。
すしログ
「安くても高い」調理器具でそうならなくて良かったと、しみじみ思います。
BONIQ(ボニーク)であれば、あなたの料理ライフが100%変わり、楽しい低温調理を行えることを保証します!
▼公式サイト
他のメーカー商品と比較したい方は、下記の記事もご参照ください。

そして、こちらがレシピを書いているnoteのリンクです。
▶note:すしログの低温調理メモ
低温調理ファンを増やしたい!すしログ(@sushilog01)でした。