こんにちは、蕎麦の人気を高めたい、すしログ(@sushilog01)です。
さて、この度、松江を訪問する機会があったため、ほぼ全ての食を蕎麦にしました。
島根県の名物蕎麦と言えば【割子そば】。
食べ比べをするとお店によって全く異なることに気付き、楽しいです。
すしログ
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「八川そば」の魅力とは?
「八川そば」は、奥出雲エリアの中でも出雲横田駅にある蕎麦店です。
2つ先の駅は、松本清張の『砂の器』で有名な亀嵩です。
こちらの特長としては、奥出雲で最も郷土感がある点です。
奥出雲の蕎麦店でもユニークなメニューを開発されていて、スペシャリテの名は【ざいごそば】。
【ざいごそば】は出雲蕎麦の名物の一つ「釜揚げそば」をアレンジした独自のメニューです。
お店の雰囲気は非常にザックリしていて、町に馴染んでいることが分かります。
【ざいごそば】は県外の人にとっては極めて意表をつかれる蕎麦ですが、中毒性があります。
ゆえに、お昼時はお客さんで賑わっていて、観光客よりも周囲の方が多いところが特徴です。
「八川そば」の美味しさについて
【ざいごそば】について、冷たいものと、温かいものを順にご紹介します。
ざいごそば(冷)
入門編に最適なのが、冷たい【ざいごそば】です。
山菜がたっぷりと乗ったビジュアルが堪りません。
具はきんぴら牛蒡、ぜんまい、わらび、山芋、山葵、山椒。
異なる味付けと食感、風味が織りなす独特の味わいに中毒性があります。
きんぴら牛蒡は甘めの味付けで、山菜は軽い塩漬け。
ツユを掛けて混ぜて頂くと格別の味わいになります。
ツユを掛ける量、混ぜ加減で自分好みの味に調整出来るところが、心ニクい演出だと思います。
ツユは少し甘めで醤油が尖っていない味付け。
この点も郷土性が十分です。
蕎麦は東京だと「田舎」と形容される太麺ですが、口当たりが豊かで食べにくさは皆無です。
蕎麦単体ではなく、具と蕎麦の共演で魅せてくれる郷土蕎麦です。
ざいごそば(温)
個人的にオススメなのが、温かい【ざいごそば】です。
こちらのお店の蕎麦の特徴が活きるように感じるので。
蕎麦は熱い蕎麦湯の中で柔らかくなっていますが、蕎麦湯であるが故に混然一体となっています。
そこに、薬味を絡めると更に複雑な味わいに変化します。
食感を重視した蕎麦とは真逆の位置に存在する蕎麦。
僕は蕎麦は冷たい方が圧倒的に好みですが、こちらの温蕎麦には驚きました。
他には無い独特の味わいを楽しめ、これぞ郷土料理の魅力!と感じます。
お店の難点としては、提供までに時間が掛かる事。
ただでさえ超人気で並ぶ可能性があるので、訪問時間は狙って行った方が無難です。
「八川そば」のお店情報
「八川そば」のお店情報です。
店名:八川そば(やがわそば)
予算の目安:ざいごそば1,150円ほか
最寄駅:八川駅から50m
TEL:0854-52-1513
住所:島根県仁多郡奥出雲町八川99-1
営業時間:11:00〜16:00
定休日:火曜
郷土蕎麦は旅の満足度を上げてくれると感じる、すしログ(@sushilog01)でした。
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