![源内外観](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/9de638404d0270dc2352185f8cf0e1ab-1024x576.jpg)
こんにちは、鰻が大好きな、すしログ(@sushilog01)です。
鰻は大きく分けると「関東風」と「関西風」が有名ですが、焼き方やタレの味付け、提供方法などで地域差が大きい料理です。
要は「お国自慢」になりうるのが鰻料理。
今回高知県で訪問した「うなぎ屋 源内」さんには、こちらだけの個性がありました。
![すしログ](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/bfff16286f71f92772bdffbe98056593.png)
きっちり炭火で焼き上げつつ、価格はリーズナブル。
人気の理由に納得です!
![すしログライブラリー_アイキャッチ](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/910017e372204aeb3368ce8ca768f40c-160x160.png)
![源内看板](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/920eee0dc21f2d639cb6027c76362558-1024x576.jpg)
「うなぎ屋 源内」さんの魅力については、コストパフォーマンスと炭火焼きであるところです。
長野県松本市の「山勢」さんのように、ガス火で非常に美味しい鰻に仕上げるお店もありますが、これは例外的なお店です。
鰻は基本的に炭火焼きの方が美味しいのは当たり前です。
「うなぎ屋 源内」さんは大人気のお店ですが、見込みで焼かれているため提供スピードが迅速です。
店外でオープンを待っている時も、食欲をそそる香りが漂ってきます。
![源内焼き風景](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/f4e783ce8e0312b05bef06b1e1316243-1024x576.jpg)
そして、最大の魅力は、やはり味です。
こちらは焼き方が非常にユニークで、表面がサクサクとクリスピーなところが特徴です。
強いメイラード反応を起こしていないので、見た目的には穏やかですが、ひとたび頂けば他店との違いに魅了される事でしょう。
![うなぎ丼(上)01](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/7cc2f860a0102e0560ba78944df54a73-1024x683.jpg)
高知で最も有名な鰻店、ごめん町の「かいだ屋」さんと似ている部分もありますが、完全に異なる味わいの鰻です。
また、繁盛店であるにも関わらず接客が良いところも魅力です。
オープン時には丁寧に席へ誘導してくださるのですが、お客さんはいささか殺気立ち、後から入ったのに我先に頼もうとするお父さん(東京から来ている家族)もいらっしゃっいましたが、店員さんが「順番にお伺いします」とピシャリと一喝。
素晴らしい接客です。
それでは、「うなぎ屋 源内」さんで頂いた【うなぎ丼】と他の御料理をご紹介します。
この度頂いたもの
- うなぎ丼(上)2,700円
- 肝吸い250円
- 肝焼き700円
- 日本酒(土佐鶴)1合350円
![肝焼き](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/151e123c73fa5b6499fbd79b768616a7-1024x683.jpg)
非常に大きな肝で、食感はプリプリ。
そして、とろ~りとろける。
苦味と香ばしさ、そして軽い焦げの香りが堪らない!甘みの余韻がある点も嬉しい。
![土佐鶴](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/2a5d96e16bda4285bf1173aee682ecd1-1024x683.jpg)
日本酒【土佐鶴】の冷や(常温)が素晴らしい相性だ。
![肝吸い](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/434dca1f9b9ba204a3540b8b1e043d5a-1024x683.jpg)
これは期待以上の肝吸い。
鰹出汁が効いていて、上品な味わいだ。
得てしてリーズナブルなお店の肝吸いは吸い地がチープである事が多い。
肝吸いはお店の矜持と技術を示す。
肝は焼いてぷりっとしつつ、ホロホロとほどける仕事。
![うなぎ丼(上)02](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/c5cc3b8996d9aa36f586cac1b84b477b-1024x683.jpg)
表面がサックサクなところが最大の特徴だ。
細やかにサクサクと弾けるクリスピー感は他には無い。
鰻自らの脂で揚げるように焼き方で、余分な脂を落としつつカリッと仕上げる仕事の模様だ。
![うなぎ丼(上)03](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/c1fb6be5e2716496e4a8c63e6051568f-1024x683.jpg)
皮は軽くぷるっとして、しっとり切れる。
![うなぎ丼(上)04](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/b03e44d253bb866f4eb77c3b0054c9da-1024x683.jpg)
お米はパラッとしていて好印象であり、同時にもっちりしているためお米の甘味を感じさせる。
良き炊き加減だ。
タレは甘味があり、ジャンキーな方向性だが、焼き方と相まって魅力の範疇にある。
なお、卓上にはタレが置いてあるが、割と掛けられているので追加で掛ける必要は無いだろう。
![山椒](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/33f7d582fa6f96062fa9e9b4bb809a9d-1024x683.jpg)
山椒のクオリティは中々高く、上品な痺れが長く持続すので爽快かつ香りも良い。
トータルとして、明確な個性があり、コストパフォーマンスも高い美味しい鰻であった。
しかし、唯一の謎が香の物である。
![香の物](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/0719a9ac40512e6652b32fb14d197972-1024x683.jpg)
完全に画竜点睛を欠くので、糠漬けを漬けられる事を強く強く切望する。
「うなぎ屋 源内」さんは、予約が不可能です。
なので、営業時間前に訪問するのが鉄則です。
月曜日のお昼に伺ったところ、開店と同時に満席となりました。
15分前到着で2番目で、10分前から一気に人が増えたので15~20分前の到着がベストだと思われます。
店名:うなぎ屋 源内(うなぎや げんない)
予算の目安:うなぎ丼(上)2,700円など
TEL:088-874-3482
住所:高知県高知市北御座11-22
最寄駅:知寄町二丁目駅から1,100m
営業時間:11:30~14:00(L.O 13:30)、17:30~20:00(L.O 19:00) ※17:30~20:00はお持ち帰りのみ
定休日:木曜、第1・3・5水曜、5月28日
高知県で江戸前鮨が美味しいお店「すず木」さん
![極上かつお造り02](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/637b3951bd6717d5ea545168b44e39b2-160x160.jpg)
鰻はパワーをくれるなあと心から感じる、すしログ(@sushilog01)でした。
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うちの父親は、かつて小さな料理屋をやっていました。いろんなお客さんが来ましたが、一般の方なんでしょう。「○○の何年物のワインある? ないの? 残念だなぁ。何年は天候が良くてね、芳醇で、馥郁とした香りが最高でねぇ」なんて事を言う。
一方、ホテルのフランス料理の総料理長である方が来られた時、「じゃ、ワインをもらおうかな」「すみません、○○さん。うちは国産の安いワインしかなくて」と父親が言うと、「ああ、いいよ、いいよ。ある物で」と言われる。
ミュージシャンもそうですね。本当に最高ランクの人は、細かい事は言わない。「そうそう。それでいいよ。そんな感じ。上手い、上手い」と、ほめて、おだてて、ノセるのが上手い。決してお世辞は言わないが。