こちらは【浜土産(はまづと)】と言うお菓子で有名な和菓子店です。
創業は1927年(昭和2年)なので、京都では比較的若い方。
しかし、系譜として見れば歴史は古く、亀屋良安、亀屋良則の伝統を受け継いでいるそうです。
(上記2店は既に廃業)
こちらで面白いところは「座売り」の形式である点。
暖簾をくぐり、扉を開けるとすぐに座敷があり、御菓子の見本を見せて頂き、包装される間、座敷に腰を掛けて待ちます。
壁面の棚には和菓子の型が所狭しと並べられており、眺めていると圧倒言う間に時間が経ちます。
かなり風情を満喫出来る空間です。
僕は二回訪問しており、初回訪問時に【浜土産(はまづと)】を、二回目に生菓子を幾つか購入しました。
浜土産
酷暑である京都の夏に、日持ちするとともに清涼感を演出しようと開発された菓子。
蛤の貝を開くと、琥珀色の寒天がキラキラと光る。
そして、寒天の中には浜納豆が入っているところが面白い。
味わいの方も個性抜群で、浜納豆の風味が力強く漂う。
かなり独特な味わいである。
販売は5月中旬から9月中旬となるので、ご注意。
金団・秋の山
味わいはオーソドックスだが、緑に混じる紅葉を表現した見た目が良い。
金団・山の幸
餡には塩を利かせており、塩気がじんわりと広がり、甘みと調和。
割と力強い口当たりと風味の餡。
見た目通りに男前な金団なと言う印象で琴線に触れる。
求肥・栗餡
求肥は柔らか~く、とろけるような食感。
穏やかな栗の風味と調和し、非常に上品な味わい。
店名:亀屋則克(かめやのりかつ)
予算の目安:浜土産1個380円、生菓子1個360円くらい
最寄駅:烏丸御池駅から550m
TEL:075-221-3969
住所:京都府京都市中京区堺町通三条上ル大阪材木町702
営業時間:9:00~17:00
定休日:日曜、祝日、第3水曜
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