すしログ和菓子編 No. 26 亀屋則克@烏丸御池(京都府)

f:id:edomae-sushi:20161225091332j:plain

こちらは【浜土産(はまづと)】と言うお菓子で有名な和菓子店です。

創業は1927年(昭和2年)なので、京都では比較的若い方。

しかし、系譜として見れば歴史は古く、亀屋良安、亀屋良則の伝統を受け継いでいるそうです。

(上記2店は既に廃業)

 

こちらで面白いところは「座売り」の形式である点。

暖簾をくぐり、扉を開けるとすぐに座敷があり、御菓子の見本を見せて頂き、包装される間、座敷に腰を掛けて待ちます。

f:id:edomae-sushi:20161225091328j:plain

壁面の棚には和菓子の型が所狭しと並べられており、眺めていると圧倒言う間に時間が経ちます。

かなり風情を満喫出来る空間です。

 

僕は二回訪問しており、初回訪問時に【浜土産(はまづと)】を、二回目に生菓子を幾つか購入しました。

浜土産

f:id:edomae-sushi:20161225091333j:plain

酷暑である京都の夏に、日持ちするとともに清涼感を演出しようと開発された菓子。

蛤の貝を開くと、琥珀色の寒天がキラキラと光る。

そして、寒天の中には浜納豆が入っているところが面白い。

味わいの方も個性抜群で、浜納豆の風味が力強く漂う。

かなり独特な味わいである。

販売は5月中旬から9月中旬となるので、ご注意。

 

金団・秋の山

f:id:edomae-sushi:20161225091331j:plain

味わいはオーソドックスだが、緑に混じる紅葉を表現した見た目が良い。

 

金団・山の幸

f:id:edomae-sushi:20161225091330j:plain

餡には塩を利かせており、塩気がじんわりと広がり、甘みと調和。

割と力強い口当たりと風味の餡。

見た目通りに男前な金団なと言う印象で琴線に触れる。

 

求肥・栗餡

f:id:edomae-sushi:20161225091329j:plain

求肥は柔らか~く、とろけるような食感。

穏やかな栗の風味と調和し、非常に上品な味わい。

 

店名:亀屋則克(かめやのりかつ)

予算の目安:浜土産1個380円、生菓子1個360円くらい

最寄駅:烏丸御池駅から550m

TEL:075-221-3969

住所:京都府京都市中京区堺町通三条上ル大阪材木町702

営業時間:9:00~17:00

定休日:日曜、祝日、第3水曜

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA