こちらは諏訪大社・下社秋宮のそばにある、風情溢れる和菓子店です。
創業は1873年(明治6年)。
看板メニューは【塩羊羹】で、創業以来作り続けておられるそう。
創業当時は塩は信州で貴重品だったようですが、初代のアイディアで羊羹に加えたところ、大ヒット。
今でも根強い人気を誇っており、お休みの日には売り切れるようです。
こちらは老舗にあって今でも素材の質を落としておられません。
小豆は北海道十勝産、寒天は名産地である茅野のものを使用されております。
そして、驚くべき事に今でも楢の薪を焚いて、手作りで練り上げるとの事。
熱源を時代に合わせるお店は多数あるので、昔ながらの良さを大切にしている町の名店だと感じます。
この度は【塩羊羹】に加えて、その場で【大内山】を頂きました。
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新鶴本店さんの和菓子
大内山
見た目が面白い御菓子。
香ばしくみっちりした皮の中から、きめ細かい漉し餡が登場。
皮と餡のコントラストが個性的。
そして、こちらも塩気をほのかに利かせており、予想外の味わい。
180円と言う価格に対して、ボリューミーなところが嬉しい。
こちらは他の饅頭や生菓子もボリューミーで、味わいともども良い意味で洗練されていないのが魅力です。
塩羊羹
まず、包装が魅力的。
そして、開封するとおもむろに羊羹が登場!
一見するとみっちりした印象を受けるが、餡は殊の外サラリとしている。
そして、豆の表皮の繊維質を嫌味なく感じる。
塩気が味を引き締め、甘ったるくない羊羹だ。
食感は独特で、ぷるんとしながら歯切れが良く、ねっちり感よりもぷっつり切れるような小気味良さ。
中山道で明治初期から続く和菓子店だけあり、疲労回復のために塩を多用しているのかな?と感じさせる老舗です。
新鶴本店さんのお店の情報
新鶴本店(食べログのリンク)店名:新鶴本店(しんつるほんてん)予算の目安:塩羊羹(小)950円、中1,800円、大内山180円など
最寄駅:下諏訪駅から800m
TEL:0266-27-8620
住所:長野県諏訪郡下諏訪町横町木の下3501
営業時間:8:30~18:00
定休日:水曜
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