こんにちは、都市部で郷土寿司に出会うと嬉しくなる、すしログ(@sushilog01)です。
さて、「郷土寿司」は読んで名の通り郷土=地方に根ざす寿司です。
なので、旅先で頂く風情がありますが、日常生活の中でも時に頂きたくなるもの。
今回ふとした折に購入して、期待以上の喜びを与えてくれたのが、横浜「泉平」の【鯵の押し寿司】です。
「泉平」の名物は、言わずと知れた【いなり寿司】。
しかし、【鯵の押し寿司】も合わせて頂くべし!と感じたので、記事を書きます。
横浜「泉平(いずへい)」とは?
「泉平」は1839年(天保10年)に創業された老舗です。
横浜港が開港したのは開店から20年経つ、1859年7月1日。
その頃には江戸前鮨で人気を勝ち得ていたそうです。
しかし、2代目が【いなり寿司】を看板メニューとしたところ、それまで以上に繁盛したとの談です。
現在に至るまで「泉平」の【いなり寿司】は横浜名物になっているため、現在も1日平均2,000本が売れるそうです。
それを完全手作りで作られていて、目安としては1時間で200本とのことなので、1分で3~4本になります。
細長い形状の【いなり寿司】なので、驚異的な仕事です。
そして、「泉平」の【いなり寿司】の特徴は、強い甘みです。
揚げを醤油と水に砂糖とザラメを加えて煮て、寝かして煮て漬け込んで…と言う過程を繰り返すそうです。
「泉平」の各種寿司の魅力
それでは、実際に頂いた各種寿司について、ご紹介します。
僕は【まぜ】950円と【鯵の押し寿司】2,130円を購入しました。
いなり寿司
甘みが強く、皮の食感がしっかりしている点に個性がある。
お揚げが甘いので、酢飯は甘みが強すぎず、酸味が活きている。
柔らかめの炊き加減ながらベチャッとしていない点が美点である。
干瓢巻き
柔らかく、甘めの干瓢。
これは和菓子屋にある干瓢巻きの味だ。
ほっこりする味である。
鯵の押し寿司
予想外に美味しい鯵寿司で、購入して良かったと実感。
臭みが無く、鯵の香りを楽しませる。
鯵は脂が乗っていて、厚みもあって、食べ応えがある。
程よく脱水しているため、みっちり、むっちり感があり、噛み締めるとぷりぷり感を楽しめる。
ただ、付属の醤油とガリの質が低いため、醤油は自前のものを使用することを強くオススメする。
「泉平」のお店情報
「泉平」のお店情報は以下のとおりです。
店名:泉平(いずへい)
予算の目安:いなり寿司1箱960円など
TEL:045-681-1514
住所:神奈川県横浜市中区尾上町5-62
最寄り駅:関内駅から50m
営業時間:10:00~20:00
定休日:無休
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