こちらは岐阜県・大垣にある、宝暦5年(1755年)創業の和菓子屋さんです。
以前【柿羊羹】と言う看板商品をご紹介致しました。
その後、どうしても頂いてみたかった御菓子が、今回の【みずのいろ】。
美しい名前に見合った姿のお菓子は、サンプルを見ただけでも気を惹かれます。
ただ、この【みずのいろ】、入手難易度が大変高い御菓子。
干錦玉と言う伝統的な和菓子を極限まで薄くしたものが【みずのいろ】となりますが、全て職人が手作りしているため、作成に日にちが必要となります。
予約から約12日ほど待つ必要があります。
それでいて、地方発送は不可なので、実店舗に買いに行かねばなりません。
運が良ければ催事でも頂けるそうですが、確実に狙うならば実店舗。
今回、余裕を持って予約の上、訪問しました。
なお、【みずのいろ】が生まれた背景は、大垣が水の街だからとの事です。
「水の都」と呼ばれるほど豊富な地下水を有しているそうで、「様々な色に変わる水をお菓子に映してみたい」との想いに基づき完成されたそうです。
「ネオ和菓子」と言うべきモダニティと伝統を兼ねそろえた逸品だと感じました。
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つちやさんの【みずのいろ】
持ち運びの最中、慎重に慎重に運びました(笑)
その甲斐あって自宅で箱を開いた時には、思わず歓声が漏れました。
どこから見ても美しい御菓子。
これだけカラフルなのに、人工着色料は不使用で、天然の色素のみで作られております。
各色のイメージと味わいについては、以下の通り。
- 赤:「面に映った紅葉」、ハイビスカス&ローズヒップ
- オレンジ:「山装う木々の色」、オレンジピール
- 黄色:「秋の銀杏並木」、カモミール
- 緑:「山滴る木々の色」、スペアミント
- 青:「空の色」、バタフライ・ビー
噛みしめると薄氷が弾けるようにパリッと割れて、香りがふんわりと立ち、上品な甘みが優しい気持ちにしてくれます。
なんとも爽やかで、儚い。
これは他には無い持ち味の御菓子です。
つちやさんのお店の情報
つちや(食べログのリンク)店名:つちや予算の目安:みずのいろ1,200円
最寄駅:大垣駅から1,100m
TEL:0584-78-2111
住所:岐阜県大垣市俵町39
営業時間:8:30~19:30
定休日:元旦
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