すしログ No. 193 築地八竹@築地【2017年7月20日に閉店】

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こちらは1924年(大正13年)創業の、老舗大阪鮓のお店です。

2011年9月に神宮前から築地に移転し、内外装は非常にスタイリッシュ。

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雰囲気も相まってか、店内で待っている間、若い方も買いに来られておりました。

今や大阪寿司のお店は貴重で、東京では数えるばかり。

今や東京ばかりか大阪でも江戸前の握り鮨が主流となり、徐々にお店が閉じていたリ、握り専門に鞍替えされるのは、いささか寂しいところであります。

大阪のお店であれば、吉野鮨、たこ竹がオススメです。

茶巾ずしだと、本二鶴も良いですね。

 

この度頂いたものは、ズバリ【大阪鮓】1,470円。

他に【茶巾ずし】1,080円や【鯖バッテラ】1,620円などがあります。

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大阪鮓

玉子巻き、太巻きに加えて、押し寿司が入ったセットとなります。

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太巻きには甘みの利いた特製のオボロが使用されており、存在感バッチリ。

海苔は香ばしく歯ごたえがしっかりしております。

干瓢はある程度食感を残しておりリズミカル。

更に、キクラゲも良き食感上のアクセントになります。

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玉子はみっちり詰まっておりますが、噛みしめるとしっとり。

卵の香りが漂い、実に優しい味わいです。

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そして、大阪寿司の華である押し寿司。

鯖は極薄ですが(笑)、強めに〆つつ上品な味わいとなっております。

古典的な鮓の鯖は塩気も酢も強めであるケースが多いため、比較的モダンな調理と言えるでしょう。

穴子はあたかも蒸しているかのような柔らかさで、とろんとほどけます。

間に椎茸を挟んでおります。

海老の酢飯の間には干瓢を挟んでおり、使い分けているところが心ニクい。

酢飯は大阪寿司としては甘みが控えめで、塩気も穏やか。

粘度が低く、ぎゅうぎゅうでないところに特徴有りと見受けました。

 

全体的に甘みを利かせた調理であるところが関西風ですが、仕事は江戸向けにアレンジしている印象の大阪寿司です。

お値段もお手頃なので、是非とも試してみてください。

 

店名:築地八竹(つきじはちく)

予算の目安:茶巾ずし1,080円、大阪鮓1,470円、鯖バッテラ1,620円など

最寄駅:築地駅から130m、新富町駅から180m

TEL:03-3524-1189

住所:東京都中央区築地2-8-8

営業時間:10:00~17:00

定休日:月曜、火曜

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