
こんにちは、鮨ブロガーのすしログ(@sushilog01)です。
富山に行くと食べたくなる、いや、食べずには帰られない名物中の名物が鱒寿司ですね。
駅弁ならば県外でも入手する機会がありますが、本当に美味しい鱒寿司は現地でいただくしかありません。
最近は通販を行うメーカーも増えましたが、現地で自らの手で買うと美味しさがアップします。
今回の旅では3軒のお店をお伺いして、3軒目にお伺いしたのが「庄右衛門 元祖関野屋」さんです。

ひっそりと明治時代からの仕事を受け継ぐお店!
クラシックな仕事に、鮨好きとしてはワクワクせざるを得ません!


「庄右衛門 元祖関野屋」さんは、1878年(明治11年)創業の老舗の鱒寿司店です。
富山の鱒寿司の中で最古の歴史を持つお店は、創業1872年(明治5年)の「高田屋」さんと言われるので、二番目に古いお店になります。

店内には明治時代の鱒寿司店の姿を伝える絵が飾られていて、鮨好きならば凝視せざるを得ません。

角度的に撮るのが困難でしたが、昔の神通川の絵も飾られています。

このような橋が架けられていたようです。
揺れそうですね(笑)
そして、現在は【鱒乃寿し1重】2,100円や【特選 本鱒船上活〆】2,860円などを販売されています。
実は、後者の存在には訪問して気付きました。
ちょっと悔しかったですが、【鱒乃寿し1重】はリーズナブルなのに国産のサクラマスを使用されていて、お米も富山県産の最高級コシヒカリなので、コストパフォーマンスに驚いた次第です。
伝統的な鱒寿司の仕事を楽しませてくれるお店で、天然モノの鱒を使用しつつ非常に良心的な価格なんて素晴らしい…



こちらは他店よりも身が薄いものの、確かな存在感を感じます。
それはひとえに仕事ゆえでしょう。

まず笹の葉の香りがしっかりと香り、清涼感、清浄感があります。身は薄くても塩気を効かせて〆つつ、酢飯とのバランスに長けています。酢飯は甘味が控えめで、酸味が爽やかなところが特徴。鱒と酢飯が一体化して、米粒一粒一粒というよりも、酢飯全体としてもっちりしている酢飯です。

鱒の食感はみっちりで、ホロホロ。〆られているため脂が時間差でじんわりと広がります。
トータルとして、「大人向け」あるいは「通向け」の鱒寿司だと感じました。
実は、過去に東京の無印で開催されたワークショップに参加したお店なので、下記の記事もご参照ください!

「庄右衛門 元祖関野屋」さんは、駅から離れているので、訪問する場合は事前予約が望ましいです。
店名:庄右衛門 元祖関野屋(しょうえもん がんそせきのや)
予算の目安:
TEL:076-421-0439
住所:富山県富山市諏訪川原町3-4-12
最寄駅:諏訪川原駅から200m
営業時間:09:00~17:00
定休日:日曜
富山湾の恵みに惚れ惚れする、すしログ(@sushilog01)でした。
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