【本記事の職人さんは退職されたとの事です】
鮨店の多い札幌。
こちらは札幌で40年ほどの歴史があり、江戸前の握りを提供すると聞いて、訪問しました。
お店はすすきの駅至近で、非常に落ち着いた雰囲気です。
予約時も入店時も何も聞かれませんでしたので、「お任せ」のみになるのかと思います。
頂いた料理は10品で、握りは11貫+玉子、味噌汁。
酒肴の質は高く、品数も多くてそこそこ満足なのですが、いかんせん握りの技術が物足りなかった。
タネとシャリのバランスは個々人の好みかと思いますが、握り加減にムラがあり過ぎました。
タネによっては「これは無いだろう」というものもありました。
二番手の方に握って頂いたのですが、手元を見ていて技術の差が分かってしまうほど…。
赤酢を利かせた特徴的なシャリなので、技術が低いとクセが前面に出てしまいます。
結論として、コストと握りの技術を比較すると、東京の感覚では「高い」と判断します。
「江戸前」の競合が少ない札幌では貴重なお店だと思いますが、東京からの観光客があえて行くほどではないように感じました。
日本酒のラインナップが秀逸な反面、道産のタネが少ない点も考慮すると、日本酒目的か、デート使いのお店のように感じます。
実際、僕以外の方はそれらのどちらかでした。
ずわい蟹と海胆
蒸し鮑、肝のソース添え
鮃の昆布〆
鰯の酢〆
甘海老の昆布〆
海胆の冷製茶碗蒸し
北海縞海老の燻製
鮟肝(青森)
煮蛸
平貝の磯辺焼き(手渡し)
この後、握りに移行します。
鮃
鮪赤身漬け
小鰭
車海老
トキシラズ
北寄貝
鯵
鮪大トロ
喉黒(アカムツ)
蝦夷バフン海胆
穴子
玉子
椀
お酒はビール(サッポロクラシック)一本、日本酒(北斗随想純吟)一合を頂きました。
そして、お会計はお酒を除いて、約16,000円。
モノはいいものを使われているかもしれませんが、やはり握りが弱かった点が後悔につながりました…
店名:薄野 鮨金(すすきの すしきん)
シャリの特長:赤酢を用いた硬めのシャリ。上手く握れば美味しいかもしれない。
予算の目安:18,000円〜
最寄り駅:すすきの駅から40m
TEL: 011-251-9521
住所: 北海道札幌市中央区南四条西4-5-4 松岡ビル 1F
営業時間:18:00~~22:00
定休日:日曜
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