こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は若林醸造【つきよしの 萌黄 山廃純米酒】をテイスティングします。
主張しすぎず、でも確かに残る旨味と余韻…
すっきりと旨い山廃純米!
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「若林醸造」さんは、長野県上田市に位置し、1896年創業の酒蔵です。
主要銘柄は「月吉野」。
昨今特に注目すべきは、女性杜氏である若林真実さんの存在。
東京から家業である酒造りに戻られた方で、蔵としては50年ぶりに酒造りを再開されたそうです。
若林杜氏は、上立ち香よりも含み香を大事にし、味の面では酸味でメリハリをつけて「冷やでも燗でも楽しめる骨太の食中酒」を目指されているとのこと。
これについては、実際に頂いてみて実感しました。
それでは、若林醸造【つきよしの 萌黄 山廃純米酒】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、クリスタルがかったやや濃いイエローと軽いゴールドの色調です。
香りの第一印象については芳醇で、ヨーグルト的な香りがスーッと広がります。
そして、グレープフルーツと軽い醤油、そして香木やシナモンが上品に調和。
軽い生クリームとミネラル香も感じられ、磯辺焼き的な香ばしさがありつつ、全体としては爽やかな印象を受けます。
味わいの第一印象はやや強く、上品な甘味にきめ細かくシャープな酸味がスーッと走ります。
コクを与える苦味がじんわりと上品に支え、力強いバランスを感じさせますが、強い酸味によってドライにも感じさせつつ伸びがあります。
余韻はやや長く、主張しすぎず、喉に旨味が残る余韻となっています。
すっきりと旨い山廃です!
最低常温、燗酒がベストです。
【つきよしの 萌黄 山廃純米酒】については、乳酸系の香りとウッディな香りが共存するので、燻製食品との相性がバッチリです。
また、旨味を強めた料理との相性も良く、鰹節のイノシン酸、昆布のグルタミン酸、干し椎茸のグアニル酸など幅広く協奏してくれます。
豆苗の昆布〆、干し椎茸入りのおからと合わせたところ格別でした。
若林醸造【つきよしの 萌黄 山廃純米酒】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):若林醸造(長野県 上田市)
- ブランド名:つきよしの 萌黄 山廃純米酒
- 特定名称:純米酒(ラブレ菌使用の山廃)
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:ひとごこち
- 精米歩合:70%
- 酵母:非公開
- アルコール度:15%
- 日本酒度:非公開
- 酸度:非公開
- 参考価格(720ml):1,595円
若林醸造【つきよしの 萌黄 山廃純米酒】については、お近くの特約店もしくはオンラインショップで入手可能です。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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