すしログの酒ログ 
こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は市野屋【山廃仕込み純米酒 低温熟成酒】をテイスティングします。
これはネットでもほとんどヒットしないお酒です。
鹿教湯温泉の「サカエヤ」さんで偶然出会いました！
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「市野屋醸造」さんは、長野県大町市にある酒蔵で、創業は1865年になります。
明治時代からの建物を用いつつ、現代の先端技術を採り入れて四季醸造を行っている酒蔵として知られます。
湿温管理システムや冷却装置付きのタンクを用いて、科学的な酒造りを行っているとのこと。
その結果、高級酒へと舵を切られ、ハイブランドは【龍水泉】の名で知られます。
最近、都内の酒屋さんでPRされているので、こちらの銘柄の方が知られているかもしれませんね。
それでは、市野屋【山廃仕込み純米酒 低温熟成酒】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、クリスタルががかったやや淡いイエローの色調です。
思ったよりもメイラード反応が起きていないのが意外でした。
香りについての第一印象はふくよかで、バナナやカラメルの香りがすぐに感じられます。
ミネラルの香りとともに、グレープフルーツやヒノキの香りも上品に調和しています。
軽い醤油の香りも漂い、穏やかな熟成香と針葉樹のようなキレのある香りが漂いつつ、コクを予感させる香りもじんわりと広がります。
味わいの第一印象はやや強めで、まろやかな甘味が口の中に広がります。
そして、旨味を伴った苦味としっかりした酸味がすぐに味を引き締めます。
バランスは厚みがありながらもスッキリ。
余韻は長め。
思ったよりも熟成感が軽く、旨味と苦味が長く持続する印象を受けます。
冷酒ではなく常温以上、燗酒が最高の相性です。
燻製や和の酒肴にピッタリ合います。
市野屋【山廃仕込み純米酒 低温熟成酒】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者)：市野屋 (長野県大町市大町)
- ブランド名：市野屋 山廃仕込み純米酒 低温熟成酒
- 特定名称：純米酒(山廃)
- 原材料：米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米：風さやか80％、ひとごこち20％
- 精米歩合：70%
- 酵母：非公開
- アルコール度：16%
- 日本酒度：非公開
- 酸度：非公開
- 参考価格(720ml)：1,540円
市野屋【山廃仕込み純米酒 低温熟成酒】については、販売店が限られているため、鹿教湯温泉の「サカエヤ」さんに照会するのが良いと思います。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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