こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は白藤酒造店【奥能登の白菊 本醸造しぼりたて】をテイスティングします。
これは震災で奇跡的に助かった「地酒屋こだま」さん分のお取り置きです。
被災された酒蔵さんのお酒は、今回限りではなく、これからも積極的に飲んで支援していきたいと思います!
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「白藤酒造店」さんは、能登半島・輪島にある酒蔵です。
1722年(享保7年)に廻船問屋として創業し、江戸末期頃から酒造業にシフトされたそうです。
酒蔵は極めて悲しいことに2024年1月の震災で甚大な被害を被ってしまいました。
蔵の皆さまがご無事で本当に良かった…!!
そして、仕込み途中のもろみを石川県内の別の酒蔵に運び出し、なんとか搾ったそうです。
その朗報を聞き、自分に出来ることとしてお酒を買って飲むことにしました。
上記の「地酒屋こだま」さんは小規模の個人店であるにも関わらず、「白藤酒造店」さんに1本ごとに寄付されるとの事で、胸が熱くなりました。
すぐさま「地酒屋こだま」さんに足を運び、頂く事ができました。
それでは、白藤酒造店【奥能登の白菊 本醸造しぼりたて】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、クリスタルがかった淡いイエロー混じりのグリーンの色調です。
香りについては、若々しい第一印象です。
青メロンと原酒らしい香りがしっかりと広がり、バナナ、グレープフルーツ、そしてウチワサボテンを思わせる香りも感じます。
そして、青竹の爽やかな香りと穏やかな生クリームの香りもあります。
お米の香りはやや弱めです。
味わいについては、強い第一印象です。
力強い甘味と旨味を伴った苦味が広がります。
そして、酸味は優しいです。
バランスはねっとりとして力強いです。
そして、余韻はやや長めです。
「本醸造」のイメージとは裏腹に濃醇な味わいのお酒です。
キレを楽しむために冷酒で頂きました。
燗酒にすると甘味が広がり、より濃醇な方向にシフトすると思います。
濃い醤油味に合いそう…と思って、子持ち槍烏賊と合わせてみたところ、やはり合いました。
しかし、能登名産の【黒作り(イカ墨を使ったイカの塩辛)】と合わせたところ、ビビるほど相性が良好!
テロワールを感じました。
白藤酒造店【奥能登の白菊 本醸造しぼりたて】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):白藤酒造店(石川県輪島市)
- ブランド名:奥能登の白菊 しぼりたて 無濾過生原酒 そのまんま おりがらみ
- 特定名称:本醸造
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
- 原料米:国産米
- 精米歩合:65%
- 酵母:非公開
- アルコール度:18%
- 日本酒度:非公開
- 酸度:非公開
- 価格(720ml):1,430円
白藤酒造店【奥能登の白菊 本醸造しぼりたて】については、冒頭に記載したとおりなのでしばらく入手できませんが、長野の「湯川酒造店」さんで造ったお酒が「地酒屋こだま」さんに入りました。
飲んでみたい方は酒蔵さんとの付き合いが深いこだまさんをフォローすると良いでしょう。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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