こちらは1899年(明治32年)の創業以来、おはぎのみを作り続けておられる老舗和菓子店です。
お店は日本橋の地上出口(B28, 30)を出てすぐの場所にあり、外観は昔ながらの風情があります。
美味しい、美味しいと聞いておりましたが、14時の開店と同時に行列が出来(1〜2時間待ち)、売り切れたら店じまいをされると聞いていたので、中々訪問出来ずにおりました。
しかし、ある日の夕刻に前を通ると、たまたま空いており待ち人ゼロでした。
暖簾が掛かっており、電気も点いているものの、前述の通りの人気店なので「嘘!?」とびっくり仰天。
扉をガラリと開け、「まだあるんですか??」と聞いてみたところ、「ある」との事で何たる僥倖!
店内にいそいそと滑り込み、6個入りを頼みました。
こし餡、粒餡、黄粉があり、ハーフ&ハーフも出来るとの事でしたので、粒餡と黄粉をお願いしました。
黄粉は「絶対に」当日中に食べてくださいとの事。
こちらはオーダー後に作ってくださります。
店内でゆっくりと待ちました。
そして、ホテルに戻り、早速【黄粉】を頂きます。
一口頂き、衝撃を覚えました。
餅米のほどけ加減が半端ありません。
米粒には絶妙なモチモチ感と確かな米の甘みがあり、味わいも秀逸なのですが、何よりもほどけ加減に感服。
柔らかに、はらりとほどけて、何とも軽やかです。
購入から20分ほどで頂いた事を抜いても、こちらの餅米は美味いですね。
餅米のみならず黄粉も上質で、強い風味と甘み、塩気が良いバランスです。
【粒餡】も上品な甘みで、サラリとした食感。
こちらの餅米の炊き加減に調整された食感の粒餡という印象です。
個人的な感想となりますが、こちらの餅米の個性を体感する為には、何よりも【黄粉】がベターだと思いました。
そして頂くのは、早ければ早いほど良いと確信した次第です。
行列がメチャクチャ苦手な僕としては、次に頂く機会があるのか確信を持てませんが、一生にもう一回は頂きたいなと強く感じました。
店名:玉製家(ぎょくせいや)
予算の目安:6個907円、8個1,210円〜
最寄駅:日本橋駅至近
TEL:06-6213-2374
住所:大阪府大阪市中央区千日前1-4-4
営業時間:14:00~売り切れ迄
定休日:木曜、日曜、祝日
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