沖縄県那覇市にある「本家 新垣菓子店」は、「本物のちんすこう」を頂ける名店です。
【ちんすこう】と言えば、沖縄で定番のお土産ですが、こちらのものはレヴェルが違います…レヴェチです!
金楚餻(ちんすこう)は、初代・新垣筑登親雲上淑規(1800年~1879年)によって編み出されました。
初代は1833年に首里城大奥の包丁人をつとめ、当時の外交上の要人へ料理や菓子を献上されていたそうです。
今でも伝統の味を手作りで守り抜いていて、琉球王国時代の味を楽しめる貴重なお店です。
ただ、ネックなのが、手作り故に量産が出来ないため、1ヶ月以上前に予約しないと入手出来ない点です。
「本家 新垣菓子店」さんは幾つも銘菓を作られていますが、2点ご紹介します。
箱も何やらうやうやしいです。
味が分かる人なら一口目で「全然違う!」と驚くはず。
まず、カリッと弾けて、その後のサクサク感が違う!
そして、大変香ばしい。
大量生産品との違いがハッキリ分かる美味しさです。
よくある「粉っぽさ」が非常に弱く、甘味がありつつ塩気でキリッと引き締める良き味の設計。
最後まで美味しいちんすこうで、ハマります。
初めて頂く琉球菓子で、中国の影響を感じる見た目です。
落花生の香りがたっぷりな生地に、きっぱんの柑橘香が良い相性!
少しモソッとしつつも、決して野暮ッたくなく、「みっちりしたカステラ」のようで楽しめます。
これまた唯一無二の菓子です。甘味は強すぎず、蒸し菓子好きならばヒットするでしょう。
「本家 新垣菓子店」さんのお店情報については、以下のとおりです。
店名:本家 新垣菓子店(ほんけ あらかきかしてん)
予算の目安:1,000円~3,000円
最寄駅:儀保駅から徒歩4分
TEL:098-884-3413
住所:沖縄県那覇市首里赤平町1-3
営業時間:月~金10:00~19:00、日10:00~17:00 ※予約必須
定休日:土曜
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個性的なお菓子が大好きな、すしログ(@sushilog01)でした。
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最寄り駅県庁前とありますが県庁前ですか?
ありがとうございます。
正しくは儀保駅ですね。
所要時間ともども修正いたしました。