こんにちは、和菓子ファンを増やしたい、すしログ(@sushilog01)です。
今回ご紹介する和菓子屋さんは、昭和初期で時間が止まったような、素敵なお店です。
人形町を歩いていて気になったのですが、ある夜に通りがかったところ、踵を返せないほどの魅力を感じました。
すしログ
俗語で言うところのオーラが凄い。
気付いたらガラガラと戸を引き、お店の中に入っていました。
「御菓子司 東海」の歴史
「御菓子司 東海」さんは1912年(大正元年)の創業で、昭和に入ってから人形町に移転したそうです。
建物は田舎の祖父母の家を追憶するような風情があります。
このような建物が現役であるところが、人形町らしくて素敵ですね。
現在何代目なのかは不明ですが、接客頂いたご主人はご高齢でした。
そして、お店の名物を伺ったところ、【きみしぐれ】と【羽二重もち】との談。
そこで、「1つずつ頂きます」とお伝えしたのですが、実際に包まれているのは3種類。
謎の緑色の物体も包まれていて、明らかに【きみしぐれ】と【羽二重もち】ではありません。
「!?」と思いつつ、3つ分600円のお会計をしたのですが、これが偶然の出会いを生んでくれました。
「御菓子司 東海」の御菓子の魅力
上記の通り、期せずして3種類頂く事になりました。
【きみしぐれ】と【羽二重もち】に加えて、【うぐいす】もご紹介します。
きみしぐれ
【きみしぐれ】が一番の名物のようで、確かに最も個性的です。
しっとり、ホロホロきめ細かい黄身餡が秀逸。
穏やかな甘みに黄身の香りがふんわりと漂う。
柔らかさと香り、食感が穏やかに調和していて、名物の説得力を感じました。
間違い無く、こちらに伺ったら入手すべき一品。
羽二重もち
【羽二重もち】は、もっちりした食感の餅に粒あんが入っています。
素朴ながら美味しい。
うぐいす
【うぐいす】は、非常に柔らか~い餅に、うぐいす黄粉の香りが魅力的です。
サラッとしつつ、存在感のある餡も美味しい。
これは偶然頂く事になって良かったと感じました。
ご主人は、口では名物は【きみしぐれ】と【羽二重もち】と言いつつ、【うぐいす】も頭に描かれていたのでしょう。
紛れも無く名物と並ぶ美味しさだったので、ご主人のご提案を無言で頂き正解でした。
「御菓子司 東海」のお店情報
「御菓子司 東海」さんのお店情報は以下のとおりです。
店名:御菓子司 東海(おんかしつかさ とうかい)
予算の目安:1個200円ほど
TEL:03-3666-7063
住所:東京都中央区日本橋人形町1-16-12
最寄駅:人形町駅から200m
営業時間:9:00~19:00
定休日:日曜、月曜、祝日
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散歩中に良いお店と出会えるとテンションが上がる、すしログ(@sushilog01)でした。
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