こんにちは、鰻と聞くと無性にお腹が減る、すしログ(@sushilog01)です。
さて、名古屋で鰻と言えば、押しも押されぬ「うな富士」さんですね。
資本に買収されましたが、鶴舞の本店の満足度はバッチリでした。
お値段が高騰していますが、個性を有しているので訪問の価値はあります。
鰻好きであれば一度食すと名古屋の食文化ともども理解に繋がるかと!
ただ、鰻丼以外のクオリティが極めてチープである点は、訪問前に念頭に置いておいた方が賢明です。
言わずと知れた有名店の「うな富士」さん。
創業者である水野尚樹さんは2018年4月に73歳で事業継承を行い、今は「かぶらやグループ」が運営しています。
多店舗展開を行い、「炭焼うな富士」ブランドで12店舗、「鰻う おか冨士」ブランドで1店舗運営しています。
これによって「味が落ちた」と言う人も多いようですが、鶴舞本店で頂いたところ、過去の味は知らずとも美味しい鰻丼だと感じました。
良い意味で下品な味わいとボリュームの鰻丼です!
メニューは幾つかあります。
写真入りの方が分かりやすいですね。
中から選んだのは【上うなぎ丼】5,170円です。
折角なのでこちらの名物である「上」の方を食さんと。
なお、鶴舞店は【うなぎ丼】4,540円、【上うなぎ丼】5,170円のところ、東京の店舗はそれぞれ5,100円、5,650円です。
見た目から驚くほどのボリューム感!
どこからどう見ても威容を誇る鰻丼だ。
分厚い鰻が大量で、さらにご飯の間にも1枚挟まれているので、これでボリュームに満足しない人はいないだろう。
鰻は軽くカリッとしてじゅわりとタレが滲み、ふわりとほどけゆく。
そして、炙りの香ばしさとホロ苦さが広がる!
厚みがあり脂が乗った鰻で、香りは上品。
タレの甘味は最初は気にならない範疇だが、食べ進めるとパンチが高まる設計だ。
この味の濃さは如何にも名古屋の鰻らしく、満足感がある。
ここまで大きな鰻は珍しく、これを安定供給できているのは凄い。
国産ではなく中国産と思われるが、調理法や提供方法も相まって多大な魅力がある。
付け合わせの【うな粕】は酒粕で和えている鰻で、甘味と酒の香りがしっかり。
味わい的には付ける必然性を全く感じない出来栄えであった。
香の物も然り。
あまりにも低質である。
吸い物も家庭的な調味だが、蛤と手まり麩とは可愛らしい。
山椒はミルで置かれているが、クオリティが低い。
挽いた時こそ香りがふわっと漂うものの、頂くと香りは弱く、痺れも弱い。
味が濃い鰻なので、なおさら山椒には気を払って頂きたい。
全体的に鰻丼以外の細部に対する配慮は全く無いようで、チープである点が極めて残念だ。
「炭焼うな富士」さんは、WEB予約が可能です。
下記の食べログ経由で予約できます。
店名:うな富士(うなふじ)
予算の目安:【うなぎ丼】4,540円、【上うなぎ丼】5,170円
TEL:052-881-0067
住所:愛知県名古屋市昭和区白金1-1-4 プレザアント白金
最寄駅:鶴舞駅から700m
営業時間:11:00 – 14:00、17:00 – 21:00(L.O. 20:00)
定休日:不定休
名古屋でかつて印象深かったひつまぶしの名店「鰻木屋」
すしログ日本料理編 No. 165 鰻木屋@名古屋市(愛知県)
鰻の完全養殖の実現を期待する、すしログ(@sushilog01)でした。
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