すしログ和菓子編 No. 8 志”満ん草餅(じまんくさもち)@向島

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こちらは向島で1872年(明治2年)に創業された、老舗の和菓子屋さんです。

看板メニューは店名通り【草餅】、すなわちヨモギ餅です。

丁寧に手で作られており、売り切れ次第終了なので、夕方にちょっと心配しつつ訪問しましたが、無事に入手出来ました。

なお、昔は界隈のヨモギを用いて作り、隅田川の船着場で販売していたそうですが、現在は、青森、房州、伊豆などのヨモギを用い、年間を通して販売されています。

製法は創業から変わらず、生のヨモギを茹でて、すり潰した後に上新粉に練り込んでいるそう。

 

こちらの草餅は二種類あり、【あんいり】と【あんなし】があります。

どちらでも145円で、無しの方は2個以上買うと、黄粉と蜜が付いてきます。

賞味期限は当日中なので大量に購入したり、おもたせにはし辛いものの、頂いてみると素朴さの中に印象深い味わいがあり、季節を食べる喜びがあります。

餡入り

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餅は芳醇なヨモギの香りに満ちており、青臭い嫌味は皆無。

餡は柔らかく滑らかで、しっかりした風味と食感を持つ餅とのコントラストが良いです。

 

餡無し

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先ずは黄粉と蜜を付けずに頂いてみたところ、餅の個性をダイレクトに感じ、こちらの草餅の完成度を再認識します。

餅の味わい、ヨモギの風味がハッキリと楽しめます。

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そして、黄粉と蜜を付けると味が大きく変わるので、これはまた延々と食べてしまいそうになります。

 

餡の有無でかなり違った楽しみが出来るので、是非とも両方購入される事をオススメします。

看板に偽り無く、自慢に値する味わいだと思います。

 

なお、【草餅】以外にもどら焼きなどを販売されておりますが、ほとんど常連さんしか知らないと言う【草大福】もあるそうです。

数が限られておりレアなようですが、いつか頂いてみたいものです。

ちなみに、初夏の草餅が最も香りが強く、色合いが濃いようです。

 

また、都内、千葉県の百貨店などで、曜日限定の販売を行っているようです。

限定販売店

お店にアクセスし辛い方は、こちらを狙ってみては如何でしょうか?

 

店名:志”満ん草餅(じまんくさもち)

予算の目安:1個145円

最寄駅:曳舟駅から850m、東向島駅から800m

TEL:03-3611-6831

住所:東京都墨田区堤通1-5-9

営業時間:9:00~17:00

定休日:水曜

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