こんにちは、和菓子大好き、すしログ(@sushilog01)です。
初めて桂離宮を訪問することが出来たので、もれなく「中村軒」さんにも立ち寄りました!
すると、2階を大幅に改修されていてビックリ!
和菓子好きな方ならば、ほぼ確実にヒットする今の時代に貴重な茶店です!
「中村軒」さんは、桂離宮のそばにある老舗です。
1883年(明治16年)より饅頭を作り続けています。
こだわりは自家製の餡で、粒餡は現在もおくどさん(竈)で炊いているとの談。
そして、使用する釜は銅製で、熱伝導率を意識した餡作りを行っておられます。
かつてお伺いした時も安らぎの時を過ごさせて頂きましたが、時を経て再訪問したところ、変わらぬ魅力があり、これぞ老舗の魅力…と実感しました。
「中村軒」さんの名物は【麦代餅(むぎてもち)】です。
麦代餅は、昔、田植え中のおやつとして食されていたそうです。
そして、農家の方と餅と麦を物々交換していたため、このような名前となったとの事です。
老舗ではありますが、何とも牧歌的なエピソードに親しみを覚えます。
下記の写真については、昔訪問したものと直近のものを両方使用しています。
餅の歯応えがしっかりしており、自慢の粒餡は小豆の存在感がある。
小豆の香りも十分で、甘みは軽やか。
餡の風味の後は黄粉の風味が包み込む。
※写真はミニサイズ
ヨモギは手摘みとの事で香りが抜群だ!
しかも炭火で焼いており、香ばしさが堪らない。
もてなしの心を感じる秀逸な御菓子。
餡が白味噌と言う点が京都らしくて魅力的。
さらに山椒が香るので爽やか。
白味噌と山椒で、冬から春に変わる時期の変遷を感じさせる。
まず、このフォルムが堪らない…
茶店!と言った風情で、テンションが上がる。
黒蜜味と抹茶味。
歯応えはねっちり、みっちりしており、噛み応えがある。
黒蜜は力強い黒糖のフレイバーが魅力で、抹茶は上品な甘みと抹茶の香り、ほの苦味が良い。
三色だんごは素朴な事が多いが、これは個性を感じさせる美味しい団子。
織部らしい渋めの緑色に惹かれて購入。
薯蕷の衣はねっちりした反発と芋の風味が強い。
強めの生地だが、こちらの粒餡との相性は良好。
存在感のある粒餡は力強い生地を引き立てる。
こちらの薯蕷饅頭は記憶に焼き付いたので、再訪時にも頂いた。
持ち帰りのみだったので、テイクアウェイで頂き、桂離宮の手前で頂いた。
記憶に残る味わいであった。
「中村軒」さんのお店情報は下記のとおりです。
店名:中村軒(なかむらけん)
予算の目安:麦代餅320円など
TEL:075-381-2650
住所:京都府京都市西京区桂浅原町61
最寄駅:桂駅から900m
営業時間:10:00〜17:00
定休日:水曜(祝日の場合は営業)
各地に茶店が増えて欲しいなあと願う、すしログ(@sushilog01)でした。
※和菓子編 No. 25に最新情報を追記しました。
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