すしログ日本料理編 No. 98 廣川@嵐山(京都府)

京都…と言うか関西の鰻店の中でも優先度が高かったお店です。

嵐山に行く事が無かったので中々訪問できませんでしたが、この度意を決して足を運んでみました。

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行列となることは知っていたので、平日の開店40分前に伺いました。

しかし、なんと開店前で既に3順目との事!

驚愕しつつ店員さんに概算の所要時間を伺ったところ、「1時間半近く掛かるかも…」との談。

しかし、「11時10分に開ける」と言われ、更に腰を掛けるベンチがあったので、覚悟して並びました。

お客さんの大半は外国人で、中国人旅行者が6割、韓国人旅行者が3割。

海外のメディアに紹介されると影響が大きいですね。

開店時間の11時半から急激にカオス化したので、訪問は早めが良いかと思います。

結果的に12時10分に着席する事が出来ました。

メニューを眺めると、【うなぎ丼】2,100円に始まり、【うな重】2,900円、【うな重定食】3,900円など。

定食には【鯉の洗い】【うざく】が付くそうです。

折角なので、そちらを頂く事にしました。

そして、プラス100円で【肝吸い】に。

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うな重定食

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鯉の洗い

鯉は癖が無く旨味しっかり。

割と寝かせているのか、身の食感が弱く、ほろりとしていた。

薬味は何故かホースラディッシュ。

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うざく

やや強めの酢だが、良い。

鰻は少ないが名店の実力を予感させるうざく。

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うな重

身はホロホロ、トロトロ、ふわり。

皮は溶け去る。

実に完成度が高い、江戸前の仕上げです。

タレは醤油のキレがあり、甘みは低く、美味。

硬めでパラパラに炊かれたご飯も良い。

上品にまとめられた、秀逸なうな重だと感じました。

(塗り物も流石です)

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肝吸い

鰹の香りがぶわっと広がり、昆布の旨味もじんわりと。

塩分は控え目。

肝はぷるぷる、コリコリ。

多めの三ツ葉に酢橘一片をあしらいつつ、下品に主張してこない。

吸い地が秀逸であり、これは別料金なのが分かる吸いもの。

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香の物も抜かり無く美味しく、名店たる所以を心から体感しました。

ただ、ここまでの行列だと再訪はキツいかな…

 

店名:うなぎ屋 廣川(ひろかわ)

食べるべき料理:江戸前の仕事で仕上げた絶品うな重。

予算の目安:うなぎ丼2,100円、うな重2,900円、うな重定食3,900円

最寄駅:京福電鉄嵐山駅から300m

TEL:075-871-5226

住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺北造路町44-1

営業時間:11:30~14:30、17:00~20:00

定休日:月曜

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