京都…と言うか関西の鰻店の中でも優先度が高かったお店です。
嵐山に行く事が無かったので中々訪問できませんでしたが、この度意を決して足を運んでみました。
行列となることは知っていたので、平日の開店40分前に伺いました。
しかし、なんと開店前で既に3順目との事!
驚愕しつつ店員さんに概算の所要時間を伺ったところ、「1時間半近く掛かるかも…」との談。
しかし、「11時10分に開ける」と言われ、更に腰を掛けるベンチがあったので、覚悟して並びました。
お客さんの大半は外国人で、中国人旅行者が6割、韓国人旅行者が3割。
海外のメディアに紹介されると影響が大きいですね。
開店時間の11時半から急激にカオス化したので、訪問は早めが良いかと思います。
結果的に12時10分に着席する事が出来ました。
メニューを眺めると、【うなぎ丼】2,100円に始まり、【うな重】2,900円、【うな重定食】3,900円など。
定食には【鯉の洗い】【うざく】が付くそうです。
折角なので、そちらを頂く事にしました。
そして、プラス100円で【肝吸い】に。
うな重定食
鯉の洗い
鯉は癖が無く旨味しっかり。
割と寝かせているのか、身の食感が弱く、ほろりとしていた。
薬味は何故かホースラディッシュ。
うざく
やや強めの酢だが、良い。
鰻は少ないが名店の実力を予感させるうざく。
うな重
身はホロホロ、トロトロ、ふわり。
皮は溶け去る。
実に完成度が高い、江戸前の仕上げです。
タレは醤油のキレがあり、甘みは低く、美味。
硬めでパラパラに炊かれたご飯も良い。
上品にまとめられた、秀逸なうな重だと感じました。
(塗り物も流石です)
肝吸い
鰹の香りがぶわっと広がり、昆布の旨味もじんわりと。
塩分は控え目。
肝はぷるぷる、コリコリ。
多めの三ツ葉に酢橘一片をあしらいつつ、下品に主張してこない。
吸い地が秀逸であり、これは別料金なのが分かる吸いもの。
香の物も抜かり無く美味しく、名店たる所以を心から体感しました。
ただ、ここまでの行列だと再訪はキツいかな…
店名:うなぎ屋 廣川(ひろかわ)
食べるべき料理:江戸前の仕事で仕上げた絶品うな重。
予算の目安:うなぎ丼2,100円、うな重2,900円、うな重定食3,900円
最寄駅:京福電鉄嵐山駅から300m
TEL:075-871-5226
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺北造路町44-1
営業時間:11:30~14:30、17:00~20:00
定休日:月曜
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