東京屈指の【栗蒸し羊羹】!富ヶ谷の「京菓子 岬屋」

こんにちは、栗菓子に目がない、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)です。

さて、グルメ雑誌『dancyu』でも連絡を持たれている、富ヶ谷の「京菓子 岬屋」さん。

僕はこちらの【下萌】を狙っていたのですが、期せずして【栗蒸し羊羹】を先に頂く事になりました。

しかも、前もって予約しなければ入手不可能な【白小豆仕立て】です。

岬屋竹栗蒸01

和菓子通の友人から「渋谷の東急本店のイベントで入手可能」との連絡を頂き、綿密にスケジューリングして訪問しました。

休日の開店から40分後くらいのタイミングでしたが、残りが少なくなっていて驚きました。

お値段が張る羊羹ですが、価値の分かるファンの方が多いようです!

富ヶ谷「京菓子 岬屋」とは

岬屋外観

富ヶ谷にひっそりとお店を構える「京菓子 岬屋」さんは、実は創業を1934年(昭和9年)にまで遡る老舗です。

東京で「京菓子」を謳うお店は意外にも少ないため、昭和の創業であっても老舗と言えるのではないでしょうか。

 

また、前述の通り雑誌『dancyu』の「『岬屋』の和菓子ごよみ」で見かけた方も多いかと思います。

そして、数ある商品の中で最も知名度が高いお菓子が【栗蒸し羊羹】と言われます。

1年に2ヶ月ほどしか作られないお菓子ですが、1シーズンに2度購入する方も多いとか。

 

そこまで人を惹きつける「京菓子 岬屋」の【栗蒸し羊羹】の魅力とは何なのでしょうか?

「京菓子 岬屋」の【栗蒸し羊羹】の魅力とは?

ひとえに高品質な栗を用い、しかも生栗の状態から作っている点かと思います。

中に入れる蜜栗を作るだけで、丸2日かかるそうです。

岬屋竹栗蒸02

生産農家から届いてすぐの栗を時間を掛けずに下ごしらえして、予約分だけ仕込む。

栗は発酵しやすく、味と色が変わりやすいので、届いたら2時間以内に茹でることを徹底されています。

 

そして、豆の餡に小麦粉を練りこんだ生地を、蜜漬けの栗とともに竹皮で包んで蒸し上げて作ります。

羊羹は一般的に賞味期限が長めの和菓子ですが、小麦粉を用い、蒸しているため、【栗蒸し羊羹】は賞味期限が僅か数日です。

 

「京菓子 岬屋」の【栗蒸し羊羹】は2種類あります。

  • 竹栗蒸 2,916円
  • 白小豆仕立て 3,780円

高級な御菓子ですが、迷わず【白小豆仕立て】を選びました。

岬屋竹栗蒸03

白インゲン豆ではなく希少な白小豆を使っているため、折角ならばより珍しいものを頂きたいと思うのが人情ですね。

僕の次の方で売り切れになっていました。

危ない、危ない…

 

頂く時は竹皮の上から切りつけます!

岬屋竹栗蒸04

断面を見ただけでも、美味しそうです…

岬屋竹栗蒸05

絶品!栗蒸し羊羹白小豆仕立て

岬屋竹栗蒸06

もちもち、むにむにと気持ち良い弾力の生地に、芳醇な香りの栗が魅力!

ホクホクと適度に食感のある栗がゴロゴロと入っています。

岬屋竹栗蒸07

羊羹生地部分の甘みは控え目で、蜜栗とバランスが取られています。

岬屋竹栗蒸08

日を置くとしっとりするので、微妙な変化が面白い。

とは言え、一般的な羊羹よりぷにゅっとしているのが蒸し羊羹ならではです。

 

とにかく栗がゴロゴロと入っている【栗蒸し羊羹】で、手を掛けて蜜栗を作られているだけあります。

ただ、「ゴロゴロ」と言ってもこれ見よがしなところは一切なく、羊羹生地との調和があります。

 

本当に、栗の下ごしらえが徹底されていて、栗菓子の傑作の一つだと実感しました。

富ヶ谷「京菓子 岬屋」のお店情報

「京菓子 岬屋」さんのお店情報は以下のとおりです。

 

京菓子 岬屋(食べログのリンク)

店名:京菓子 岬屋(きょうがし みさきや)

予算の目安:竹栗蒸2,916円、白小豆仕立て3,780円

TEL:03-3467-8468

住所:東京都渋谷区富ケ谷2-17-7

最寄駅:駒場東大前駅から550m

営業時間:10:00~16:00

定休日:日曜、月曜、祝日(節句・彼岸を除く)

※大人気の商品なので、2日前の予約が望ましいです

 

友人が毎年リピートする理由に納得の、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)でした。

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