熊本と福岡の県境に近い山奥にありながら、多くの人を惹き付ける鶏料理のお店。
地図で見ると行きにくそうですが、実際に行ってみるとそこまで大変ではありません。
とは言え、よくぞこの土地で…!と驚く事は間違い無いです。
ただ、注意すべきは訪問時間。
早い時間帯に伺わなければ、次々とメニューから消えていくので、出来る事なら11時過ぎの訪問がベターです!
こちらは朝に鶏を〆、1人前に数羽分の鶏を使用される。
よって、ハツやせせりなどは5人前ほどしか用意が出来ない次第です。
訪問した際はその日に捌いた鶏は30羽との事で、休日はもう少し多いそう。
使用されている鶏は菊池産ブランド地鶏の「紅(あこ)うどり」。
メニューには鶏以外にも【だご汁】や【卵掛けご飯】など、魅力的な料理が躍りますが、僕は出来る限り鶏を満喫すべく、鶏肉だけ頼みました(笑)
【笹身刺し】と【地鶏塩焼き】だけで500gくらいとの事でしたので、下記をトータルすると2人分強の量(850gほど)を頂いたのかと思います。
そう考えると、非常にリーズナブルで驚きます。
頂いたメニュー。
【笹身刺し】432円
【地鶏の皮】918円
【地鶏レバー】702円
【地鶏塩焼き】1,188円
【地鶏せせり】411 円
合計3,651円
笹身刺し
鮮度の高さを感じさせる刺身!
旨味は圧倒的ではないものの、フレッシュな食感が魅力的。
本山葵を用いると更に良いかと思います。
→後年お伺いしたところ、本山葵に変えられたそうです!
地鶏の皮
これは素晴らしい味わい。
コリッコリ、ぷりっぷりな皮は脂たっぷり。
脂が旨いんですよね〜
食感が強いが、歯切れ良い。
脂が濃厚だが、クドくない。
丁寧に育てられた事が分かる鶏皮だ。
地鶏レバー
これも秀逸。
圧倒的な旨味に満ちており、食感はトロトロ。
粒子のキメが細かく、口腔に張り付く。
そして、サラリと消え去る。
もの凄いとろけ加減を楽しむためには、火入れをコントロールすべし。
地鶏塩焼き
力強い食感の繊維質だが、噛みしめるとじゅわわっと肉汁が迸り自然にほどけゆく。
旨味と酸味と香りが良いバランスで、そこに皮の脂が混ざる。
皮はタレ味で、中々良いタレだが、個人的には塩がやはり旨いと思う。
なお、付け合せの柚子胡椒は絶品。
フルーティな風味を残した柚子胡椒で稀有な味わいだった。
伺ったところ近所の方が作られているそうで、非売品との事…
地鶏せせり
上記を頂き、まだお腹に余裕があったため追加(笑)
せせりは首肉で一羽から僅かしか取れないため稀少部位となる。
そして、地鶏のせせりは、ブロイラーのせせりとは全く以て別物の旨さ。
期待して焼き上がるのを待つ。
頂いてみると、ぷるんぷるんな食感で、ファーストバイトから笑顔になる。
噛み締めるとシャクシャクと気持ち良くほどけ、 極めて甘みが強い。
爽快な食感と強いコクを併せ持つ、素晴らしいせせりだった。
個人的に、皮、レバー、せせりが圧感の美味しさだと感じました。
フレンドリーなサービスも素晴らしく、人気の理由に心から納得です。
店名:ろばたやき山ろく(ろばたやき さんろく)
食べるべき逸品:朝〆の紅うどりの炭火焼き。
予算の目安:2,000円〜4,000円
最寄駅:なし
TEL:0968-32-2245
住所:熊本県山鹿市鹿北町椎持3264
営業時間:平日11:30~19:00、土・日・祝日11:00~19:00
定休日:水曜
※人気店で遠隔地なので、事前予約必須!
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