こんにちは、鮨ブロガーのすしログ(@sushilog01)です。
鯖の棒寿司が好きな人ならば一度は行ってみたい(?)鯖街道。
京都と若狭(小浜)を繋ぎ、滋賀の朽木を通る鯖の道です。
若狭で獲れた鯖は浜でさばかれて、塩を振られた後、すぐに京都に人力で搬送されました。
これは、塩を振る事で鯖の鮮度を保つとともに、京都に着く頃には美味しく〆られていると言う算段です。
理に適ってますよね。
鯖街道があるからこそ、京都で鯖の棒寿司が名物になったわけです。
今回ご紹介する鯖街道花折さんは、物流が発展した現在でも「一汐のサバ」にこだわり、産地で塩を振るスタイルで鯖の棒寿司を作られています。
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鯖街道花折さんの鯖の棒寿司の魅力とは?
お店が掲げている特徴は下記の通りです。
- 鯖:国産の真鯖のみを使用、伝統的な「一汐のサバ」を使用
- お米:滋賀県産(近江米)日本晴とコシヒカリをブレンド
- 昆布:礼文島利尻昆布と真昆布を使用
関西寿司らしく昆布を用いてお米を炊いていて、昆布の旨味を巧みに使用している点も特徴です。
鯖街道花折さんの鯖の棒寿司を実食!
商品ラインナップは豊富です。
- 【飛巴巻】1.5人前4,860円
- 【吟撰龍飛巻】3~4人前8,640円
- 【吟撰鯖寿し】3~4人前6,480円
- 【鯖あぶり寿し】3,780円
- 【鯖街道】2人前3,510円
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僕は「良質でやや小ぶりの真鯖を少なめの寿し飯と合わせました」と言う【鯖街道】をチョイスしましたが、個人的に脂の乗り加減が丁度良く、上品かつ美味しい鯖寿司だと感じました。
【鯖街道】
脂が乗った中型の鯖を巧みに〆ているので、一口目から好印象。
みしっと〆られた繊維は噛みしめるとぷりっと反発し、脂をじゅわっと滲ませる。
しっとり感が強い〆加減で、これはモダンな仕事だと言える。
酢飯は甘みが強めだが、甘ったるくはない。
お酢の酸味もそれなりに強めで、お酢の香りがあるので、甘みとのバランスが取れている印象。
お米の炊き加減はベストで、硬さが良い。
白板昆布には甘みを付けられているが、ごく弱めなのが上品で、酸味も鯖に合う。
食感と香りが良い昆布で、これは確かに良質なものを使用しているように感じる。
また、一度白板昆布を外して、皮目を炙ってみたところ、これも美味であった。
炙り鯖寿司は頂く直前に炙るからこそ、香りが良く、脂が活性化して美味しいと思う。
鯖街道花折さんのお店の情報
旅行者の方は事前にお取り置きをお願いすると安心かもしれません。
店名:鯖街道 花折 下鴨店(さばかいどう はなおれ しもがもてん)
予算の目安:文中に記載の通り3,510円〜8,640円ほど
TEL:075-712-5245
最寄駅:出町柳駅から400m
住所:京都府京都市左京区下鴨宮崎町121
営業時間:販売9:00~18:00、お食事10:00~16:00
定休日:水曜
【京都の鯖寿司のリンク】
屈指の老舗、いづう
いづう出身のいづ重(訪問時は残念な結果に…)
隠れた名店、さか井
鯖の棒寿司も蒸し寿司も美味しい、末廣
一人で一本でも楽勝な、すしログ(@sushilog01)でした。
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