![うなぎ中嶋暖簾](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/75bb52a04b3250566067e6e11f113698-1024x682.jpg)
こんにちは、鰻も大好き、すしログ(@sushilog01)です。
この度、白山にて素晴らしい鰻屋さんと出会いました。
お店の名前は「うなぎ中嶋」。
ご主人は池袋の予約困難店である「かぶと」で修行された方。
注文後に活鰻をさばき、地焼きで焼き上げるスタイルは同様で、満足度が非常に高いお店です。
![皮(串)](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/697254c445881a249132915dcbf096c0-1024x683.jpg)
鰻屋さんとしては価格が良心的で、日本酒の価格も一律1合1,000円と素晴らしい価格設定です。
![すしログ](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/bfff16286f71f92772bdffbe98056593.png)
食べログのスコアは3.3など、世間ではノーマークの状況ですが、気に入ったので再訪確定です!
![すしログライブラリー_アイキャッチ](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/910017e372204aeb3368ce8ca768f40c-160x160.png)
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「うなぎ中嶋」さんは2023年4月にオープンした鰻料理の専門店です。
修行先「かぶと」の知名度は「言わずと知れた」と言うほどですが、単に有名店出身というだけでなく、鰻職人としての技術や調理のセンスが良いと瞬時に分かりました。
串にしても見事な串打ちなので、味以外の面でも魅せてくれます。
![ひれ(串)](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/5028594fae1cb5bf857dab87de6807cb-1024x683.jpg)
お店の魅力については、やはり「かぶと」の系譜だけあり鰻の食べ比べだと思います。
天然モノが入る時期ならば養殖と天然の食べ比べが出来ますし、シーズンオフの場合には養殖モノで食べ比べをさせて頂けます。
これは確かな仕入れルートが無くては出来ないこと。
そして、お酒と同じく比較テイスティングを行うことで経験値は格段に上がります。
![白焼き](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/c08e2861d690f8cd86d697864c4ee3a0-1024x683.jpg)
天然モノは時期によっては弱い事もありますが、それは天然モノの魅力でもあります。
自然相手の話ですからね。
自らの食運が全てだと消費者は思う必要があります。
わざわざこんな事を書くのは、「天然モノなのに美味しくなかった」と言うような天然信仰を未だに見かける為です。
![鰻](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/852293e1778e29bc8b8530d4589169fc-1024x683.jpg)
鰻ならびに鰻漁師や養鰻家への敬意が必須ですね。
何はともあれ、今後も足を運び、鰻の知見を高めたいと感じました。
「うなぎ中嶋」さんのおまかせコースは、基本が10,000円となっています。
![コースメニュー](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/b75489407e39c7f1ecfa89eaebf11223-1024x682.jpg)
また、コースだけでなくアラカルトでも注文可能です。
![アラカルトメニュー1](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/f6196f64bdd328de428e7ba68938c0a5-1024x682.jpg)
![アラカルトメニュー2](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/c62fd9c82d547e37712eb2fed08d02f8-1024x683.jpg)
ドリンクについては、以下の通りで、日本酒がリーズナブルで嬉しいです。
![ドリンクメニュー](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/7b6bcff121cd03ac5d5f963069ee333c-1024x682.jpg)
![赤星](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/442f28254db89786c442f9d67533d773-1024x683.jpg)
![日本酒](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/4eaedfe2429db57747ea6ff865589242-1024x683.jpg)
2024年12月訪問時に頂いた内容です。
![骨せんべい](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/031ef08255b6b7aad0422eb5aa334cd1-1024x683.jpg)
定番の先付で、香りとガリガリ食感に食欲が高まる。
![鰻の刺身01](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/c4b4a9046ff0c306f8923d38d84441be-1024x683.jpg)
ただでさえ珍しい鰻の刺身を昆布〆にしている点が素晴らしい!
![鰻の刺身02](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/8c5f0fe33d2a082ad07fea1a7645bb78-1024x683.jpg)
むっちりした食感で、昆布の旨味と香りをしっかり乗せても鰻の香りを楽しめる点が良い調理法だと実感する。鰻は脂がノリノリで甘味が強い!
![かぶと(串)](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/98bc8c551894e458b02c78c6aef3c133-1024x683.jpg)
蒸して柔らかくしてから焼いているので、ふわっとした身から、じゅわっとエキスが溢れ出る。同時に鰻らしい脂も楽しめる。タレは軽やかなつけ具合。
![かぶと塩焼き(串)](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/d30ab63c57daa083e4a136f595c669d3-1024x683.jpg)
カリカリ且つジューシィ。こちらは脂と香りをストレートに楽しめる。
![くりから(串)](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/1b7ae4987c254ebe3ee15ed159422b11-1024x683.jpg)
サクサクした食感から、焼きによって凝縮された脂が滲み、舌にねっちりと絡む。濃密な味わいを舌に残す。
![ひれ(串)](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/5028594fae1cb5bf857dab87de6807cb-1024x683.jpg)
ふわふわ、とろ~り。香りの野趣がアクセントにある。とにかく、とろんとろん。濃厚な香りと味わいだ。
![ばらみ(串)](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/399f86308b1150915ce06fb0f81b655c-1024x683.jpg)
「マグロで言う中落ち」とのご説明。みっちりしつつホロホロとほどける。香りは鰻としてはアッサリ寄りの部位。
![皮(串)](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/697254c445881a249132915dcbf096c0-1024x683.jpg)
とろんとろんで脂とゼラチン質がもの凄い。
![血合い(串)](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/9b9590fd1729aa8e705a00ba31ef3a5e-1024x683.jpg)
鉄分と血の香りが力強く広がる。しかし、獣肉のレバーよりも遥かに軽い。
![肝(串)](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/ff8b322a1de21b4f5af328ed0b7e7492-1024x683.jpg)
ぷりっぷりな部位とコリコリな部位により食感が多層的。そして、甘味が強く、ホロ苦さと香りが調和していく。
![茹でた肝](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/39531365fb545ff83bfaefa39409946b-1024x683.jpg)
温度帯と調理法で表情をガラリと変える肝。香りが穏やかで肝の甘味がじんわりと伝わる。
まず配膳される調味料セットに気概を感じる。
![調味料](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/d248996cc9b783130a030e7953d06657-1024x683.jpg)
塩は炭塩と、ヒマラヤ岩塩だ。ヒマラヤ岩塩の方は硫黄による温玉的な香りがあるもの。山葵は当たり前のように本山葵であるのが嬉しく、長次郎(鮫皮)でおろして頂くスタイルで好感を持つ。白焼きに混ぜ山葵を出す「名店」も多いが、画竜点睛を欠いている。
![白焼き](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/c08e2861d690f8cd86d697864c4ee3a0-1024x683.jpg)
左が天然で三重県の五十鈴川産。五十鈴川産の天然モノは、ぷりんとした身質と濃密な脂が持ち味。ただ、香りは穏やか。養殖モノは皮下脂肪が強めで、泥を思わせる鰻特有の香りも少し強め。そして、天然モノよりも脂が強いので揚げられた状態になっている。天然の方が皮の厚みがある。
![酒肴の盛り合わせ](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/a9889ff12deff53a06720eda5d7ef28d-1024x683.jpg)
八幡巻き、鰻のハム、鰻の糠漬け、唐墨大根。【鰻のハム】は新感覚の味わい!脂の甘味と黒胡椒が個性的な「ハム」だ。【鰻の糠漬け】は傑作!ちょっとナレズシ的な酸味と香りがあり、脂と香りの野趣が活きる。【八幡巻き】は牛蒡の野趣ある香り鰻の香りが調和し、鉄板の取り合わせ!
![うざく](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/e0c73f072bd77ec1527fa53e4a447602-1024x683.jpg)
一般的なうざくの超上位互換。キュウリの種を除いて、厚みを揃えている点が素晴らしい。
![蒲焼き:天然と養殖の食べ比べ01](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/171d3ca692bb5878a4a84b809adc916b-1024x683.jpg)
今度は右が天然モノ。
![山椒味噌](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/7b8ae918105f7e6bfef324b1e6fd10a6-1024x683.jpg)
付け合わせの調味料が山椒味噌とは面白い。生の山椒から作られているようだ。
![ご飯](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/623d3da31d2ad6507d03077aaf35cf52-1024x683.jpg)
ご飯については、加水量が多く、少々柔らかめ。浸漬と炊飯のブレを無くせば、鰻により合うぱらりとしてもっちりしたお米になると感じる。しかしながら、鰻が美味なので全体を通しての満足度を下げることはなかった。
![蒲焼き:天然と養殖の食べ比べ02](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/d04669a43460dbb13c7d84f505424b86-1024x683.jpg)
![ご飯02](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/149cbdb8ec5cfbc57930bd306887f556-1024x683.jpg)
蒲焼は定食スタイルと鰻重で完全に別物と言うべき料理なので、いつか蒲焼も頂いてみたいと感じた。
![香の物、吸い物](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/74c5851d0de6d7efa928cc7d65847b28-1024x683.jpg)
吸い物は鰹出汁をキリッと効かせているので、コースの最後に癒やしとなる。
![水菓子](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/d9dfce768288fafe170ef52c8b5fb9be-1024x683.jpg)
柿。甘味と香りが良い。
![うなぎ中嶋外観](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/42c2978d0672b886d1baffb19c78fa10-1024x682.jpg)
「うなぎ中嶋」さんは白山と春日の間あたりにあります。
近場にはイタリア料理の優良店「シチリア屋」さんがあります。
なかなか渋い立地ですが、落ち着いているので食べるのが好きな人間にとっては好都合な立地です。
お店自体にわざわざ食べに行く価値がありますしね。
「うなぎ中嶋」さんは、下記の食べログ経由でWEB予約が可能です。
店名:うなぎ中嶋(うなぎなかしま)
予算の目安:白焼蒲焼コース10,000円、蒲焼鰻(単品)3,500円など
TEL:03-3830-0144
住所:東京都文京区白山1-18-6
最寄駅:白山駅から400m
営業時間:11:00~15:00(L.O.14:00)、17:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:不定休
文京区でオススメの鰻店。
![鰻重(特上)04](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/f852fadd40ec8116526c7327d5672d77-160x160.jpg)
![](https://sushi-blog.com/wp-content/uploads/2020/10/20180109205316-1-160x160.jpg)
鰻に感謝しつつ鰻職人を応援していきたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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