京都で1617年に創業!東京に移り古典の和菓子を作り続ける銀座「萬年堂 本店」

萬年堂外観01

こんにちは、和菓子ファンを増やしたい、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)です。

今回ご紹介するお店、銀座の「萬年堂」さんは、創業をなんと1617年まで遡る老舗中の老舗です。

銀座の意外な一角にあり、お菓子は古典的でありながら現在頂いても美味しいです。

すしログ

渋い方向性ですが、違いが分かる方への手土産に最適です!

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銀座の老舗「萬年堂」とは?

銀座の「萬年堂」さんは冒頭の通り、元和3年(1617年)に創業をさかのぼります。

東京に移転したのは明治時代で、それまでは京都で「亀屋和泉」を名乗っていたそうです。

御所、所司代、寺社等に菓子を納める御菓子司でした。

萬年堂御目出糖

そして、元禄時代(1680~1709年)に名物の【高麗餅】を考案。

現在に至るまで家伝の「高麗餅仕様書」に基づき作り続けているそうなので、歴史好きとして頂く時は背筋が伸びます。

江戸時代には、庶民は口にする事など能わなかったはずですし…

(店頭販売はせず、得意様にのみに販売していたそうです)

 

明治5年(1872年)の東京遷都を受けて、明治天皇とともに萬年堂さんは東京に移転。

八重洲に店を構え、「亀屋和泉萬年堂本店」に改名されました。

明治中期には、赤飯様の見た目の【御目出糖】も考案され、御祝儀菓子として親しまれています。

萬年堂外観

東京大震災と東京大空襲で2度お店を焼失し、現在に至るまで銀座で営業されています。

現在の屋号は「萬年堂 本店」です。

「萬年堂」の御菓子の魅力

「萬年堂」さんの御菓子の魅力をご紹介します。

 

桜餅

萬年堂桜餅

桜の葉の香りが強い!

道明寺粉がもっちもちで、餡は非常にさらりとしている。

コントラストが魅力的な桜餅だ。

かなり美味しい。

 

薯蕷饅頭

萬年堂薯蕷饅頭

外の皮こそもっちりしているが、芋の香りは上品で、しゅわっと口どけが良い。

餡との一体感も高い。

餡の香りも良い。

 

御目出糖(右)

萬年堂御目出糖

もっちり感ともそっと感を合わせ持つ独特の食感。

さらに、さらっと消える不思議な蒸し菓子だ。

小豆餡と生地の香りが一体化し、甘みは上品。

 

高麗餅(右)

萬年堂高麗餅

白手亡の餡に挽き茶、餅粉などを混ぜて蒸した御菓子。

上に乗っているのは大福豆とのことだ。

お茶の香りが良く、これも独特な食感が魅力だ。

【御目出糖】と製法は同じだが、手亡餡が小豆餡より粘りが少ないため、よりサッパリ味で、ホロホロした食感になるそうだ。

 

決して広くはない店内には様々な商品が並び、目移りしてしまう。

萬年堂店内01

萬年堂店内02

萬年堂店内03

銀座で採れたハチミツを使用しているとは興味深い。

「萬年堂」のお店情報

「萬年堂」さんのお店情報は以下のとおりです。

 

萬年堂(食べログのリンク)

店名:萬年堂(まんねんどう)

予算の目安:高麗餅・御目出糖1個280円〜

TEL:03-3571-3777

住所:東京都中央区銀座5-8-20 銀座コア

最寄駅:銀座駅から50m

営業時間:11:00~19:00

定休日:銀座コアに準ずる

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銀座の中心街に老舗が残っていることに喜びを感じる、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)でした。

 

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