こんにちは、和菓子ファンを増やしたい、すしログ(@sushilog01)です。
今回ご紹介するお店、銀座の「萬年堂」さんは、創業をなんと1617年まで遡る老舗中の老舗です。
銀座の意外な一角にあり、お菓子は古典的でありながら現在頂いても美味しいです。
すしログ
渋い方向性ですが、違いが分かる方への手土産に最適です!
銀座の老舗「萬年堂」とは?
銀座の「萬年堂」さんは冒頭の通り、元和3年(1617年)に創業をさかのぼります。
東京に移転したのは明治時代で、それまでは京都で「亀屋和泉」を名乗っていたそうです。
御所、所司代、寺社等に菓子を納める御菓子司でした。
そして、元禄時代(1680~1709年)に名物の【高麗餅】を考案。
現在に至るまで家伝の「高麗餅仕様書」に基づき作り続けているそうなので、歴史好きとして頂く時は背筋が伸びます。
江戸時代には、庶民は口にする事など能わなかったはずですし…
(店頭販売はせず、得意様にのみに販売していたそうです)
明治5年(1872年)の東京遷都を受けて、明治天皇とともに萬年堂さんは東京に移転。
八重洲に店を構え、「亀屋和泉萬年堂本店」に改名されました。
明治中期には、赤飯様の見た目の【御目出糖】も考案され、御祝儀菓子として親しまれています。
東京大震災と東京大空襲で2度お店を焼失し、現在に至るまで銀座で営業されています。
現在の屋号は「萬年堂 本店」です。
「萬年堂」の御菓子の魅力
「萬年堂」さんの御菓子の魅力をご紹介します。
桜餅
桜の葉の香りが強い!
道明寺粉がもっちもちで、餡は非常にさらりとしている。
コントラストが魅力的な桜餅だ。
かなり美味しい。
薯蕷饅頭
外の皮こそもっちりしているが、芋の香りは上品で、しゅわっと口どけが良い。
餡との一体感も高い。
餡の香りも良い。
御目出糖(右)
もっちり感ともそっと感を合わせ持つ独特の食感。
さらに、さらっと消える不思議な蒸し菓子だ。
小豆餡と生地の香りが一体化し、甘みは上品。
高麗餅(右)
白手亡の餡に挽き茶、餅粉などを混ぜて蒸した御菓子。
上に乗っているのは大福豆とのことだ。
お茶の香りが良く、これも独特な食感が魅力だ。
【御目出糖】と製法は同じだが、手亡餡が小豆餡より粘りが少ないため、よりサッパリ味で、ホロホロした食感になるそうだ。
決して広くはない店内には様々な商品が並び、目移りしてしまう。
銀座で採れたハチミツを使用しているとは興味深い。
「萬年堂」のお店情報
「萬年堂」さんのお店情報は以下のとおりです。
店名:萬年堂(まんねんどう)
予算の目安:高麗餅・御目出糖1個280円〜
TEL:03-3571-3777
住所:東京都中央区銀座5-8-20 銀座コア
最寄駅:銀座駅から50m
営業時間:11:00~19:00
定休日:銀座コアに準ずる
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