すしログ日本料理編 No. 96 うなぎ淡水@三方(福井県)

ラムサール条約に登録されており、独特の景観を誇る三方五湖(みかたごこ)。

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湖から海周辺はアップダウンがある上に、地形が入り組んでいるので、ドライブが面白いです。

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湖なのか海なのか分からないような景観が個性的です。

こちらのお店は三方五湖畔にあり、天然モノの「細口青鰻」を売りにするお店です。

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母体は吉田淡水魚と言う会社なので、恐らく卸も行っておられ、ご主人自らが漁に出て獲っているそうです。

よって、天然モノの鰻を求めて来るお客さんに愛され、開店前から行列が出来る程の人気を博しております。

僕は休日の開店前20分くらいに伺い、無事に席につくことが出来ました。

こちらのメニューはシンプルで、基本的に【うなぎ重箱】となります。

【並】が3,564円で、【上】が4,428円。

天然モノは【上】で頂けます。

僕は【上】に加えて、天然モノの【白焼】4,100円も頂きました。

全体的に鰻としても高価な部類ですね。

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白焼

皮が非常にパリパリで、あたかも揚げたかのような地焼き。

サクサクした表面に対して、身はふんわり、ほろほろに仕上げている。

鰻の味わいとしては脂は軽やかで、香りも優しめ。

訪問時期(8月上旬)も影響しているのかもしれません。

白焼の焼き加減は中々良いと感じましたが、振り塩が多い点がネック。

結構しょっぱいので、「塩、少なめ」と伝えた方が良いです。

また、こちらは【うなぎ重箱】も含めて、山椒がデフォルトで掛けられる仕様なので、そちらも抜いてもらう事をオススメします。

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うなぎ重箱

こちらも皮がパリパリで、身の方もしっかりと焼きこまれております。

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タレは醤油を利かせつつ甘みも強めており、クラシカルな味わいのタレです。

焼き方、タレの味わいを鑑みると、スナック的な鰻だと感じました。

語弊を恐れずに言うと、福井の焼鳥チェーンである「秋吉」を彷彿させる、どことなくジャンキーテイストの鰻重でした。

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肝吸は肝を焼いた上で使用しており、ややとろりとした食感。

出汁は弱く、カイワレの香りが強い肝吸です。

山椒は香りが弱く、痺れも極々わずか。

総論として、細口青鰻自体はさっぱりな脂と上品な香りが特徴かと感じました。

店名:うなぎ淡水(たんすい)

食べるべき料理:三方五湖の天然・細口青鰻。

予算の目安:並3,564円〜

最寄駅:三方駅から2,600m

TEL:0770-45-1158

住所:福井県三方上中郡若狭町鳥浜127-10

営業時間:月~金11:00~14:00、土・日・祝11:00~15:30

定休日:不定休

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