こんにちは、料理を愛するフードブロガーの、すしログ(@sushilog01)です。
ここ1~2年で急速に一般家庭に浸透しつつある調理器具「低温調理器」。
2019年10月に低温調理器をリリースしたアイリスオーヤマさんいわく、1年後には約5倍もの売上になったそうです。
コロナ禍の「巣ごもり需要」を受けて「お家ご飯を楽しもう」という、プラスの需要が顕在化したカタチですね。
かく言う僕も、前々から欲しかった低温調理器をコロナ下に購入しました。
購入した結論としては、全く誇張する事無く「簡単、楽しい、今までに無い!」と感じました。
そして、正直なところ「これはドラえもんの道具か!」とさえ思いました。
ハマった結果、noteに低温調理レシピを書き始め、さらに友人たちにオススメしたところ、なんと17人が購入する結果に。
そこで今回、低温調理器を検討している方向けに、製品を比較し、何を購入すべきか?をお伝えしたいと思います。
本記事を書いた理由は…
昔に比べて購入の選択肢が広くなりましたよね。
しかし、WEB上の記事は「15選」とか「20選」とか、選べていない!
本記事では、分かりやすく「6選(+後継機)」に絞り、予算別にご紹介します。
ただ、今回のアイテム選定においては、まず12個ピックアップして、そこから6個に絞り込みましたのでご安心を。
※後に後継機を追加しました
※今後もアップデートしていきます
皆さまも夢の道具で、お家ご飯を楽しんでください!
【2024年5月追加】
最新の機器であるテスコム社製「芯温スマートチェッカー」を追記しました。
【この記事が特にオススメな方】
下記のような疑問や課題を抱いている方にオススメです。
- 低温調理って何が出来るの?
- 低温調理に関心があるけど、難しくない?
- ラインナップが多くて、何を買ったら良いのか分からない
- 候補を選んだので絞り込みたい
【筆者について】
- プロから味覚調整やレシピ開発を頼まれる複業ブロガー
- 国内外6,000軒超の飲食店を食べ歩くほどの食好き
- 食べ歩きだけでなく料理も大好きで、17歳の頃から20年以上のキャリア
- 自身が使用している低温調理器は「BONIQ Pro」(明示しておきます!)
タップできる目次
さて、皆さまは「低温調理」と聞いて、どのような料理をイメージしますか?
ローストビーフ、レア焼きステーキ、コンフィ、サラダチキン…
こう言った料理をイメージされるのではないでしょうか?
確かにレシピを検索するとこれらの料理が数多く見つかりますが、実際には幅広い調理が可能です。
使い方は超簡単で、火やガスを使わないため小学生でも扱えるほどです。
- 鍋や専用容器に水を張る
- 低温調理器の温度と時間を設定して、1に入れる
- 水の温度が上がるまでの間、食材と調味料を密閉袋に入れる
- 水が設定温度に達したら3を入れて、スイッチオン
- 時間が来たら完成
拍子抜けするほど楽に使えます。
語弊なく寝て待てます。
ただ、重要なことがあり、それは「食材に適した温度と時間」を見つけること。
これが低温調理で最大のコツと言えます。
食材をムダにしないため、また、雑菌を繁殖させないために、「食材に適した温度と時間」を見つけることが最重要となります。
事前にググって、ベストの数値を見つけておきます。
そして、もう一つのコツは味付け。
通常の調理方法と異なる上、調理開始時点で味が決まる調理方法なので、味付けもレシピを参考に決めておくことが大切です。
ただ、これは逆に低温調理とは、良いレシピさえあれば誰でも容易に再現できてしまう調理法と言えます。
肉だけでなく、【鯖の味噌煮】や【イカ飯】などの魚介を用いた和食も可能で、通常とは全く異なる美味しさに仕上げられます。
【鯖の味噌煮】はトロットロで感動モノの柔らかさに、【イカ飯】はぷりっぷりでしっとりした食感になります!
低温調理発祥の国はフランスでは、「焼く」「煮る」「蒸す」に次ぐ「第四の調理法」と言われ、レストランシーンでは定着している技法です。
使いこなせば「焼く」「煮る」「蒸す」のように料理を限定すること無く、簡単にお店級の料理を作る事が可能です。
低温調理器があれば、こんな料理を簡単に作れます。
【鮪の燻製醤油漬け丼、低温調理仕立て】
【漬け鰹の低温調理コンフィ】
【鱒のミ・キュイ】
低温調理器とは、名前が示す通り低温=40℃~70℃くらいの温度で食材を加熱するための機器です。
鍋でこのような低温を維持するのは至難のワザなので、専用の機器が必要になる次第です。
食材を沸騰させたお湯に漬けて数10分置く調理を「低温調理」と表現する事も多いですが、あれは低温調理ではありません!
肉や魚介類に含まれるタンパク質は加熱すると硬くなる性質があります。
食材ごとに凝固温度が決まっていて、それを超えると食感が悪くなるとともに、水分や旨味が抜けて美味しさを失ってしまいます。
炒めものをイメージして頂くと分かりやすいかもしれません。
失敗作の炒めものって、食材の食感が悪かったり、味が薄かったりしますよね。
タンパク質が固まるギリギリの温度を維持しながら加熱して、初めて低温調理と言えるのです。
食材の旨味を逃さず閉じ込め、他の調理法では生み出せない食感に仕上げられるのが、低温調理です。
もともとはプロ用の機材がないと実現できない調理法でしたが、家庭用の低温調理器が開発された結果、人気を集めることになりました。
低温調理器と言えば、一昔前は並行輸入品の「ANOVA(アノーバ)」が低温調理の代名詞のように使われていましたが、今は他のメーカーのものが多数販売されています。
さて、いよいよ本題に入ります。
自身が購入した際、比較したポイントは以下の通りです。
- 機器のパワー
- 信頼性
- 温度調整の幅
- 使いやすさ(操作性と機器のサイズ)
低温調理器の比較においてどこのサイトでも重視されているのが、パワーです。
その理由は、パワーが高いほど温度を均一に保つことが出来るためです。
低温調理の要です。
また、低出力だと水を温めるのに時間がかかり、調理前の待機時間が長くなる上に、電気代がかかってしまうためです。
低温調理器で代表的なパワー(消費電力)は800W〜1200Wとなります。
パスタ鍋などの大きな鍋を使う場合や、一度に多めの食材を調理する場合が想定されるならば、1000W以上がベターです。
頻繁に使わない方ならば、1000Wでもデメリットが無いでしょう。
ちなみに、電気代については1時間あたり「1000W」が27円、「1200W」が32.4円です。
ただ、有名なローストビーフのように3〜4時間動かす料理の方が実は少ないので、電気代を心配する必要はありません(魚介類の場合20〜30分で出来てしまいます)。
そして、「信頼性」については情報が収集しづらいポイントです。
僕は使用している人が多い商品に絞りつつAmazonのレビューに加えて、知人の料理人コネクションから情報収集しました。
こういう時、食べ歩きをしていて良かったと実感します(笑)
他のポイントについて、理想とした条件はこちら。
- 温度調整の幅:0.5℃刻みが最低条件
- 機器のサイズ:なるべくコンパクトなもの
扱いやすさや、保管のしやすさは重要ですよね。
なお、他の比較ポイントとして「温度設定範囲」「設定時間の幅」「留め具の種類」なども挙げられますが、これらはあまり考慮しなくて問題ありません。
何故ならオススメ商品は全てクリアしているので。
低価格帯の商品にはクリアしていないものもありますが、今回は低価格帯でもクリアするものを選びました。
「温度設定範囲」は高温(~95℃とか~99.9℃とか)を意識する必要は無く、低温部分に着目すると「25℃~」になっていればオーケーです。
「設定時間の幅」についても、大半が1分刻みでオーケー。
「留め具の種類」も大半が簡単なクリップ式なのでオーケー。
最後に、「付属するレシピの数」も気にする方がいらっしゃいますが、他メーカー製品をベースにしたネットのレシピで十分転用可能です。
比較ポイントは少ない方が楽ですよね。
Amazon人気上位で表示される中国メーカーの廉価すぎる製品は破損情報を散見するので、割愛します。
また、最も有名な「ANOVA(アノーバ)」は日本市場での販売を行っていないので、割愛します。
結果的に、特にこだわりはありませんが国産メーカー中心になりました。
ずいぶんラインナップが広がったと感じます。
- 貝印低温調理器 KaiHouse The Sousvide Machine
- BONIQ Pro(ボニーク プロ) + BONIQ 2.0(ボニーク2.0)
- テスコム 芯温スマートクッカー TLC70A-K
- アイリスオーヤマ低温調理器 LTC-01 + LTC-02
- THANKO(サンコー) マスタースロークッカーS
- 東京衛全貿易 Rarewell(レアウェル)
- エンペラータマリン
わかりやすく、比較ポイントを表で表します。
商品名 | 目安価格 | パワー(W) | 温度の幅 | 縦サイズ | 重量 |
貝印 KaiHouse The Sousvide Machine | ¥39,000 | 1,000 | 0.5℃ | 31cm | 2.0kg |
BONIQ Pro2(ボニーク プロ2) | ¥33,000 | 1,200 | 0.5℃ | 31cm | 1.0kg |
BONIQ 2.0(ボニーク 2.0) | ¥20,000 | 1,000 | 0.5℃ | 31cm | 1.0kg |
テスコム 芯温スマートクッカー TLC70A-K | ¥22,000 | 360 | 1℃ | 22.9cm | 1.8kg |
アイリスオーヤマ LTC-01 | ¥9,000 | 1,000 | 0.5℃ | 40cm | 1.4kg |
アイリスオーヤマ LTC-02 | ¥13,000 | 800 | 0.5℃ | 33.4cm | 0.9kg |
THANKO(サンコー) マスタースロークッカーS | ¥9,000 | 850 | 0.1℃ | 32cm | 0.8kg |
東京衛全貿易 Rarewell(レアウェル) | ¥8,700 | 1,000 | 0.1℃ | 37cm | 1.4kg |
エンペラータマリン | ¥14,980 | 1,200 | 0.5℃ | 32cm | 1.1kg |
メリットが大きい箇所について、赤字にしています。
この後の文章と合わせて、ご自身に最適なモデルを選んでください!
なお、テスコムの「芯温スマートクッカー」が個性的な数値ですが、設計コンセプトが異なるため無視して構いません。
「芯温スマートクッカー」が気になっている人は、用途で選べば問題ありません。
では、まずはハイエンドモデルを3点ご紹介します。
2024年5月にテスコム社製「芯温スマートチェッカー」を追記しました。
価格は突出していますが、悪く言う人がいないのが「KaiHouse The Sousvide Machine」です。
家庭用低温調理器の中でも調理の精度、料理の美味しさが保証されている最高級商品とされます。
最大の特徴は、食材を入れる袋の空気を抜くための「シーラー」こと真空パック器がセットになっている点です。
シーラーは別途購入するとリーズナブルなものが5,000円〜、ハイエンドモデルが15,000円〜するので、シーラーも購入したい人は迷わず当製品だと思います。
逆に、シーラーは不要でジップロック等の既製品を使えば良いと言う方(僕もそうしました)は他の製品が選択肢になります。
ただ、国産メーカーの最高峰商品である事は間違いないので、潤沢な予算があり、スペックと信頼性を重視する方ならば間違いのない一択でしょう。
コンパクトではありませんが、デザイン性もバッチリです。
価格については下降傾向にあり、2020年に46,000円だったところ、2022年には39,000円になっています(記事執筆時点)
公式サイト経由での購入には「購入者特典 プロのシェフ12名オリジナル63レシピ」が付いてきます。
BONIQ Proは僕が使っている機器ですが、色メガネは使いません。
このマシンの特徴は、上記の表の通り「コンパクトなのにハイパワー」と言う点になります。
1,200W出るマシンでは最小のボディで、保管しやすい形状なのですが、突出して高出力。
パスタ鍋(寸胴鍋)で水を温めるのもかなり速いので、待機時間が苦になりません。
そして、自身にとっての購入の決め手は、プロ料理人の所持率が高い製品だからです。
また、広く普及している商品なので、製品関連情報やレシピがWEBですぐに見つかる点も特徴と言えます。
唯一のネックとしては、価格が高いところです。
【追記】
その後、BONIQ 2.0(ボニーク 2.0)がリリースされ、低価格のままProに迫るスペックを実現しました。
上記の表のとおり、「コンパクトでハイスペックなモデル」となります。
シーラーは不要で、スペックと信頼性を重視する方にオススメのマシンがBONIQです。
予算が許す方には強くオススメできます。
楽天に公式ショップを出されたので、ポイント還元率が高いタイミングで購入するのが最安です。
また、BONIQについて詳しく知りたい方は、個別記事もご参照ください。
テスコムの「芯温スマートクッカー」も僕が使用している機器です。
「なぜ、BONIQ Proと2台持ち!?」と思われるかもしれませんが、設計コンセプトと得意とする食材が異なるためです。
一般家庭なら1台で十分ですが、マニアなら併用する価値があります。
最大の特徴としては、以下の2点です。
- 既存の低温調理器に必須の水が不要(省スペース)
- 食材の芯温を図れるため、調理の確実性と安全性が高い
特に後者については、他の本記事の全てのアイテムと異なる特徴です。
食材の芯温を計りながら低温調理を行うので、食中毒のリスクを排除することが可能です。
つまり、豚肉や鶏肉との相性が良いということになります。
レビューを見ると牛肉とは相性がイマイチという意見もあるので、豚肉・鶏肉がメインの人ならば選択肢になるでしょう。
また、詳しく知りたい方は、個別記事もご参照ください。
続いて、1.5万円以下のリーズナブルなモデルをご紹介します。
「エンペラータマリン」は、2022年に発売された話題を集める低温調理器です。
「BONIQ Pro(ボニーク プロ)」の半額以下で、同等のパワーを誇るコスパ抜群のマシンです。
特徴としては、1,200Wのハイパワーと、リーズナブルな価格です。
上記リストの通り、この後に説明するモデルよりは高めですが、BONIQよりは格段に安い設定。
スペックと価格帯を研究して投入してきた後発モデル、だと感じます。
課題としては、ケーブルが短めな点と水量が必要な点が挙げられます。
これらについては購入前に確認される必要がありますので、以下の記事もご参照ください。
知名度は低いものの、課題さえクリアすればコスパ抜群のハイパワーモデルです。
アイリスオーヤマの「LTC-01」は、1万円を切るモデルでありながら、必要十分なパワーと設定機能を持っています。
コストパフォーマンスが非常に高いので、冒頭に記載した通り半年で5倍も売上が増えたのだと思います。
特徴としては、温度と時間が別々に表示される点と、表示版が斜めになっていて見えやすい設計である点です。
(BONIQは温度と時間が別々ではなく、切り替え表示です)
「ユーザーフレンドリー」を追求したモデルと言えるでしょう。
後発製品だからこそ、機能、設計、価格が考え抜かれており、他社製品との競争力があるように感じます。
ただ、ネックとしてはサイズが大きい点。
全長が40cmあるので、使用する鍋のサイズをよく考える必要があります。
深さ30cm以上の鍋を用意して使用しましょう。
【追記】
2021年9月にサイズの大きさを改善した、「LTC-02」が発売されました。
パワーは800Wにダウンしましたが、0.9kgと非常に軽いコンパクトモデルです。
信頼性の高いアイリスオーヤマ製品をコンパクトに使いたいならば、エントリーモデルとして有効な選択肢になるかと思います。
THANKO製「マスタースロークッカーS」の最大の特徴は、底の浅い鍋でも使える点です。
廉価モデルの中でトップクラスのコンパクトさを誇り、深さ7cm以上の鍋で使用出来る点は凄い。
さらに、温度と時間が別々に表示されるので、分かりやすいです。
手軽に、省スペースで低温調理を行いたい方には最適かもしれません。
ただ、パワーは850Wで他のモデルに負けるので、別途お湯を沸かして使用するなど、立ち上がりを早くする必要はあります。
ゆったり待てる人には問題ありませんし、性能的にも家庭用としては十分と言う意見が圧倒的多数です。
ハイパワーを求めなければコストパフォーマンスが高いモデルと言えます。
▶メーカー公式サイト:THANKO(サンコー) マスタースロークッカーS
東京衛全貿易の「Rarewell」は、廉価モデルの中では最も精確に温度設定を行えるモデルです。
出力パワーは1,000Wで、温度設定は0.1℃刻み。
メーカー側も温度計(センサー)の性能には自信を持っていて、レビューを見ても高評価されています。
また、1,000Wあるので立ち上がりも十分速いと言われるので、こちらもコストパフォーマンスに優れたモデルでしょう。
マシンのパワーと精密な温度設定能力を兼ね揃えるモデルだと言えます。
同じ価格帯である前述の「THANKO(サンコー) マスタースロークッカーS」との比較においては下記の通りです。
パワー:Rarewell>THANKO
コンパクトさ:Rarewell<THANKO
ご自身の使い方に合わせて両製品を比較すると良いかと思います。
以上で、各製品のご紹介を終了します。
予算と用途をイメージしてから、上述の表をご参照頂ければ、決めやすいかと思います!
購入後にすぐに調理できるよう、僕が参考にしているサイトや書籍をピックアップします。
購入前であっても、こういう情報を知っておいた方が安心しますよね。
購入前の場合、作れる料理・作りたい料理の確認になるかと思います。
不要な方は「まとめ」をご覧ください。
現状、国内最大規模の低温調理レシピサイトではないでしょうか。
もちろんBONIQユーザーでなくても参考になります。
理系エンジニアの方が、実験的に色々な食材を低温調理されています(面白いです)。
データが非常に細かく記されていま。
低温調理を行う人なら度々お世話になるはず(Google自動翻訳で意味は十分つかめます)。
手前味噌で恐縮ですが、僕のnoteもご参考にして頂けるかと思います!
・すしログのnote:低温調理に役立つ、魚のタンパク質マニアックマニュアル
・すしログのnote:知っていて損はない!魚の感染対策・食中毒予防の話
続いて、低温調理に関する書籍のオススメです。
国内の書籍は海外発の書籍に比べて刊行点数が圧倒的に少ない状況です。
国内における低温調理は、まだまだこれからかもしれません。
日本人著者だと、ほぼ一択です。
特徴としては、「簡単」「親しみやすい」点となります。
低温調理をじっくりやる人間にとっては設定温度がざっくりしすぎている(キリが良い55℃、66℃、77℃で設定している)ため、食材の魅力を引き出せないレシピもあると感じるかもしれません。
ただ、一般的にはそこまで温度を研究しないと思いますので、最初の一冊には最適であるのは間違いないでしょう。
既に低温調理や調理科学の知識がある方は、以下の書籍がベターです。
網羅的にレシピが紹介されていて、参考・刺激になる一冊。
肉以外のレシピが豊富な点が魅力で、日本のWEBサイトでは拾えないレシピも入手できます。
卵料理だけで14ページあるのは圧巻(笑)
ただ、海外の料理なので、人によって向き不向きはあるかもしれません。
日本語訳もこなれていないので、読解力が必要です(笑)
こちらは低温調理に限らず、調理科学全般についての一冊ですが、低温調理部分の情報だけでも買い!
菌を繁殖させないためのセオリーが書かれていて、レシピを超えた参考書として名著です。
日本のレシピは「食の安全性」を考慮していないものが多く、素人のレシピサイトを見ていると、危険だなと思うこともしばしば。
把握しておくと、低温調理以外の料理の参考になります。
英語が分かる方ならば、是非ともこちら、Thomas Kellerの “Under Pressure: Cooking Sous Vide”を。
かなり専門性の高いレシピが主体ですが、とても刺激になる一冊です。
著者はアメリカでミシュラン三ツ星を維持する低温調理の大家であるので、いわば、世界レベルの低温調理法を学べる書籍と言えます。
そんな本を電子書籍(Kindle)で日本でも簡単に入手出来るなんて、便利な世の中になったなあと痛感します。
ちなみに、タイトルにある”Sous Vide”は「真空低温調理」の意味です。
さて、ご自身にとってベストな低温調理器は見つかりましたでしょうか?
料理が好きな人、ガジェット好きであれば、低温調理器は買って損の無いアイテムだと確信しています。
簡単に美味しい料理が出来てしまうので、初めて使った時は笑っちゃうかと思います。
低温調理器は間違いなく、「料理する楽しみ」と「所有する満足感」を十分に満たしてくれる調理器具です。
皆さまの低温調理ライフに貢献できたなら幸いです!
BONIQの個別記事
エンペラータマリンの個別記事
【商品ページのリンク】
ご紹介した商品の各種ネットショップへのリンクは、下記のとおりです。
貝印 KaiHouse The Sousvide Machine
▶メーカー公式サイト:貝印公式オンラインストア
BONIQ Pro(ボニーク プロ)、BONIQ 2.0(ボニーク 2.0)
エンペラータマリン
アイリスオーヤマ LTC-01、LTC-02
THANKO(サンコー) マスタースロークッカーS
東京衛全貿易 Rarewell(レアウェル)
もはや低温調理器を手放せない、すしログ(@sushilog01)でした。