元祖であり決定版!個性的で美味しいウスターソース【リーペリン・ソース】

リーペリンウスターソース
こんにちは、ウスターソースを謎に2〜3種類常備している、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)です。

いきなりですが、ウスターソースの「ウスター」って何かご存知ですか?

中濃ソースに比べて薄口なので「ウスター」?

 

いやいや、実はイギリスの都市の名前で、アルファベット表記するとWorcesterです。

この街で生まれたので、ウスターソースなんですね。

 

そして、元祖のウスターソースである【リーペリン・ソース】はとっても美味しい

使ったことがない人!掛けるだけでなく料理に使える調味料なので、オススメです。

僕自身、使ってみて驚いたので、この度ご紹介します。

 

ウスターソースの生みの親、リーペリン社とは?

ウスターソースの誕生は日本の江戸時代後期まで遡ります。

なので、誕生秘話は複数あるようですが、よく引用されているのは下記のストーリーです。

 

…誕生の発端となった人は、インドのベンガル州総督であったマーカス・サンディー卿。

インドからイングランドに戻った際、インド風味のソースを懐かしみ、持ち帰ったレシピで開発を依頼しました。

依頼されたのは、ドラッグストアを経営していたジョン・リーとウィリアム・ペリンズの二人。

レシピ通りにインド原産のスパイスやアンチョビを用いてソースを作ったそうですが、臭いがひどくて、地下室に放置してしまったそうです。

 

そして、時を経ること数年。

思い出して樽を空けてみたところ、得も言われぬ味のソースになっていてビックリ!

期せずして完成したウスターソースを引っ提げて創業されたのが、リーペリン社(Lea & Perrins)となります。

1837年に正式に発売され、瞬く間にヨーロッパでヒットしたそうです。

 

日本でも「忘れていたら美味しくなった」説の豚骨ラーメンなどがありますが、数年とは桁が違いますね。

現在も「製法は秘伝」との事ですが、最初に再現できたのかが一番気になるところです。

ちなみに、現在はリーペリン社は無く、ブランドをハインツ社が所有しています。

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元祖リーペリンソースと日本のウスターソースの比較

リーペリンソースが日本に輸入されたのは1900年(明治33年)との事です。

横浜の明治屋が「醤油に似ていて、塩辛くて酸っぱいのは日本人に受けるだろう」と感じて輸入したそうです。

 

しかし、実は日本のメーカーが独自に開発したのはそれよりも先。

最初に開発したのは大阪の越後屋産業で、1894年(明治27年)に三ツ矢ウスターソースを完成させました(現在はハグルマ株式会社が製造販売)。

日本のウスターソースと元祖ウスターソースの違い

日本のウスターソースは当初から元祖ウスターソースとは原材料が異なり、大きな違いは3点あります。

  • アンチョビを使用しないところ
  • 果物を使用するところ
  • お酢よりも野菜と果物が多いところ

下記にリーペリンソースと他の代表的なソースの原材料を明記しますが、日本が独自の発展を遂げた事が分かります。

原材料表示は含有量の順なので、一目で違いが分かるかと思います。

リーペリンソース

  • 原材料:醸造酢、糖類(砂糖、糖みつ)、野菜・果実(タマリンド、たまねぎ、にんにく)、アンチョビー、食塩、香辛料、香料

三ツ矢ウスターソース

  • 原材料:野菜・果実(りんご、トマト、たまねぎ、その他)、醸造酢(国内製造)、砂糖、食塩、たん白加水分解物、香辛料/カラメル色素、調味料(アミノ酸)、香辛料抽出物

ブルドックウスターソース

  • 原材料:野菜、果実(りんご、トマト、たまねぎ、レモン、プルーン、にんじん)、醸造酢、砂糖、食塩、酵母エキス、香辛料、煮干エキス

カゴメウスター醸熟

  • 原材料:野菜・果実(トマト、たまねぎ、にんじん、その他)、醸造酢、糖類(砂糖、ぶどう糖)、食塩、アミノ酸液、発酵調味料、香辛料/カラメル色素、甘味料(甘草)、香辛料抽出物、(一部に大豆・りんごを含む)

リーペリンソースの美味しさと調理例

頂いて驚いた点は3つあります。

  • 酸味がシャープでスッキリ
  • 香辛料の辛味が利いている
  • シンプルながら旨味が強い
日本のウスターソースはサラッとしていても日本のソース的な味だったり(果物由来でしょうか)、出汁っぽさがあったりしますが、リーペリンソースは日本のウスターソースに比べると「渋い」存在感を放ちます。

 

流石、カクテルのブラッディ・メアリーに使用されるだけあります。

(ウォッカ、トマトジュース、レモン、リーペリンソース)

 

調理例としては、瓶に付いているレシピをそのまんま作ってみました。

料理はハッシュドビーフとビーフハンバーグです。

リーペリンソースのハッシュドビーフ

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リーペリンソースを100ccも使うだけあり、リーペリンソースの持ち味を十分に楽しめます。

味のコクが強く、酸味や香りのキレがあるハッシュドビーフです。

缶詰のハッシュドビーフソースもありますが、それよりも美味しいと感じました。

使うだけでこの味を出せるならば、ハッシュドビーフを食べたい時はリーペリンソースを買う事になるな…と感じました。

ビーフハンバーグ

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ハッシュドビーフとほぼ同じ材料で作れるところが嬉しい(楽ちん)。

レシピを考案されたフードコーディネーターの方に感謝!

面白い点は、ウスターソースを後掛けのソースとして使うのではなく、肉と混ぜ込んで使うところ。

リーペリンの香りと味が効いていて、独特のハンバーグに仕上がります。

 

使ったことがない方、是非とも一度使ってみてください。

日本のウスターソースとは異なる魅力があり、意外な組み合わせや使い方が思い浮かぶかもしれませんよ。

 

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おまけ:レシピ集のメモ書き

レシピ集が付いていない場合もあるかもしれませんので、念の為、下記にレシピを転記致します。

【ハッシュドビーフ】調理時間10分

(材料4人分)牛肉もも肉薄切り240g、塩・こしょう各少々、小麦粉適量、玉ねぎ1/2個、人参1/3本、マッシュルーム8〜10個、バター大さじ3、赤ワイン1カップ、ウスターソース大さじ5〜6、トマトケチャップ大さじ5〜6、パセリ適量

  1. 牛肉は一口大に切って塩、こしょうをふり、小麦粉をまぶす。玉ねぎは薄切り、にんじんは縦に薄切りにし、マッシュルームは二つ切りにする。
  2. フライバンにバターを溶かし、牛肉、玉ねぎ、にんじん、マッシュルームの順に加えて妙める。
  3. 水または赤ワインを加えてひと煮立ちさせ、ウスターソースとトマトケチャップを加えて味をなじませる。
  4. 皿に盛り、バセリを散らす。

【ハンバーグステーキ】調理時間15分

(材料4人分)牛ひき肉400g、パン粉大さじ4、 a [牛乳大さじ4、ウスターソース大さじ2、溶き卵1個分】、玉ねぎ1/2個、オリーブオイル小さじ1、ウスターソース大さじ2

  1. ボウルにaを合わせて入れ、5分ほど置く。
  2. 玉ねぎはみじん切りにして、耐熱ボウルに入れてオリーブオイル小さじ1をふり、ラップをして電子レンジで3分ほど加熱する。
  3. 1に牛ひき肉と2の玉ねぎ、塩、こしょうを加えて粘りが出るまでよく練り混ぜ、4等分して小判形にまとめる。
  4. フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、3を並べて強火で焼く。こんがりと焼き色がついたら裏返して弱火にしてふたをし、中まで火を通して皿に盛る。

明治時代の人たちは衝撃を覚えただろうな…と思いを馳せる、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)でした。

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